2020年6月3日

息子と一緒にニョッキ作り。日常のお手伝いをアトラクションに【我が家のごはん日記/田中知彩都さんちの食卓・1】

 忙しいママにとって、日々の家事の中で悩ましいのがごはんのこと。適度に手を抜きたいけれど、家族には栄養のあるものをバランスよく食べてもらいたい。では、食にかかわるお仕事をしているママたちは、家族のごはんをどうしているの? 

今月の「我が家のごはん日記」をご担当いただくのは、モデル業とともに、フードスタイリストとしてお菓子のケータリングやお菓子教室、コラム執筆まで広く手がける田中知彩都さん。2歳の男の子のママですが、8月にもう1人家族が増える予定なのだそう♪

田中知彩都さんちの食卓 #week1

はじめまして。田中知彩都です。広告、雑誌を中心にモデル業、フードスタイリストとしてお菓子のケータリングやコラムの執筆、テーブルまわりのスタイリングの仕事などをしています。

現在、夫、2歳の息子と3人暮らし。8月にもう1人家族が増える予定です。まだまだ「STAY HOME」ということで、毎日3食分家族のご飯を作る日々。今は安定期で体調は良いのですが、つわりで体重が4kg痩せた反動か、食欲が止まらないのが悩みです。食べたいものもスパイス系やがっつり系など、毎日変わるので、その日の気分で冷蔵庫とにらめっこしながらメニューを決めています。

<火曜日・昼>

息子と一緒にニョッキ作り。おうち遊びもネタが尽きてきたので、日常のお手伝いをアトラクションに。

レンジで加熱したじゃがいも、強力粉、塩をボウルに入れてざっくり混ぜてひとまとめにして、打ち粉をしながら棒状にし、食べやすい大きさにカット。

息子と一緒にニョッキ作り。日常のお手伝いをアトラクションに【我が家のごはん日記/田中知彩都さんちの食卓・1】の画像1

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カットしたニョッキは、息子と一緒にまるめます。

先月、「一緒にこねこねしようよー!」と誘った時は、手でバシバシ潰してカッティングボードをひっくり返して立ち去って行ったのに、今回は3つだけ、手をベトベトにしながらまるめてくれました。

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茹でる時も、「ぼくが入れるー!」と一緒に茹でてくれました。何でも「ぜーんぶ、ぼくがやるのー!」。そんなお年頃。たまに疲れる時もあるけど、今は時間があるので付き合えます。数年後、戦力になると信じて。

レモン果汁と牛乳、塩胡椒、粉チーズで作ったレモンクリームソースにからめて夏らしく。本当は生クリームで濃厚に作りたかったなー。でも、我慢。子どもはチーズ少なめ、大人はチーズたっぷりが美味しい。

サラダは野菜のストックがもうなかったので、いちごとブルーベリーとバジルにしました。

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夜は野菜たっぷりのスープを作ろう。

<水曜日・昼>

スパイスの気分だったので、昨年、旅行で行ったトルコのカッパドキアで、現地のマダムに教えてもらったトルコ家庭料理を作りました。色々教えてもらいましたが、カルニヤルク(karniyarik)という、ナスと挽肉と野菜のオーブン焼きの、ナスなしを一番良く作ってます。簡単ですし、これを作っておくとアレンジが利くので翌日がラクなのです。

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たっぷりの玉ねぎをニンニクと一緒にじっくり炒めて(約10分)、牛挽肉、ピーマン、トマトなど好きな野菜、トマト缶、塩胡椒とクミンパウダーで味を整えて、約20分煮込みます(お好みでレッドペッパー入れても◎)。現地ではサルシャというトマトペーストを使うのですが、日本ではなかなか手に入らないのでトマト缶で代用。

ご飯やパンとの相性も良いですが、とことんトルコっぽくしたかったのでクスクスにしました。現地では、このカルニカヤクを煮込んでいる最中にマダムの息子さんが「お腹空いたー!」と帰宅し、パンにこれをのせて、おやつに食べていました! 「何にでも合うのよー!」とマダム。

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サラダはトマトとチーズに、オリーブオイルとブラックパッパー。

妊娠中はむくみが気になるので塩分はなるべく摂りたくないところ。スパイスを上手に使うと、塩分を控えめにしても味が決まるのです。

<木曜日・昼>

昨日のソースに、トマトケチャップと中濃ソースを加え、火にかけ、茹でたパスタとからめたら、あっという間にボロネーゼのできあがり。本当は赤ワインで作ったら美味しいのだろうけど、妊婦だし、子どもも食べるので甘口がちょうど良いのです。

お菓子作りが大好きでどうしても小麦を多く摂りがちなので、グルテンフリーパスタにしました。

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今回は、このボロネーゼでソースが終わってしまいましたが、まだ余っている時は、ナスを丸揚げしたものに、切り込みを入れてこのソースを詰めてオーブンで30~40分焼いたら、カルニカヤクのできあがり。(時間と手間がかかるので、特別な時しか作りませんが。笑)

<金曜日 おやつ>

レアチーズケーキが食べたくて、息子と作りました。いつものレシピで作ると、生クリームやクリームチーズをがっつり使ってカロリー高めなので、子どもも安心して食べられるように、大幅にアレンジ。あくまで、レアチーズケーキ風。

【下準備】
グラスに細かく砕いたクッキーを敷き詰めておく。

【材料】
・裏ごしタイプのカッテージチーズ200g….A
・ヨーグルト 200g….A
・砂糖 30g….A
・レモン汁 大さじ2…A
・ゼラチン 4g

【作り方】
Aの材料を、なめらかになるまで混ぜて、お湯で溶かした粉ゼラチン4gを入れて混ぜます。
砕いたクッキーを敷いたグラスに入れ、冷蔵庫で1時間以上冷やして完成です。
裏ごしタイプのカッテージチーズがなければ、通常のカッテージチーズをブレンダーにかけてもいいですし、もちろんクリームチーズに代用も可能です。

今の時期が旬のカモミールのエディブルフラワーがあったので、散らしてみました。花言葉は、「逆境に耐える」。

フルーツをのせてもいいですね。

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「Buono!!!!」

<土曜日・朝>

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朝から頑張りたくないので、ほぼ毎日同じようなメニューです。2~3種類の季節のフルーツ、ヨーグルト、パン(もしくはパン代わりになるもの)が定番。

この日は2日前に仕込んたバナナケーキ(同じ生地でマフィンも作りました)。もうすぐ苺が終わってしまうので、今のうちに食べ納め。飲み物はコーヒー、紅茶、カフェラテ、ハーブティーetc.. 特に決まっていなくて、その日の気分で選ぶイメージです。

今はデカフェのドリンクが充実しているので、妊娠中、授乳中でもお茶選びが楽しくて便利な時代です◎

息子と一緒にニョッキ作り。日常のお手伝いをアトラクションに【我が家のごはん日記/田中知彩都さんちの食卓・1】の画像12田中知彩都
モデル/フードスタイリスト  フォリオマネジメント所属
モデルとして企業CMや広告、雑誌に出演。 さらに、食に関わる仕事を長年続けており、現在、おやつユニット「Onaka」を主宰。 お菓子のケータリングやお菓子教室、コラム執筆などでも活動中。 1児のママ。
Instagram :  @tanakachisatoo


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