児童書の「目利き」である書店員さんに、新刊絵本の中から、親子で一緒に楽しめて、読み聞かせにもぴったりなイチ押しの7冊を紹介してもらいました！
今回、絵本を選んでくれた書店員さんは、石川県・TSUTAYA BOOKSTORE イオンモール白山店　山本峰子さんです。
（絵本は、2022年11月～12月刊行分よりセレクトしています）

すうじのかくれんぼ

0歳～
カラフルな数字をめくって遊ぼう
『すうじのかくれんぼ』
いしかわこうじ／作・絵
偕成社　1210円
 
「1から順番にページをめくっていくと、数字の後ろに何かが隠れています。これが、数字の頭文字と合っているので、何回も読んでいるうちに当てっこ遊びもできる絵本です」

まよなかのゆうえんち

2歳～
光あふれる夜の遊園地 動物たちの歓声が聞こえてきそう
『まよなかのゆうえんち』
ギデオン・ステラー／作
マリアキアラ・ディ・ジョルジョ／絵　BL出版　1760円
 
「こんなことが本当にあったらビックリ！　文字がなく、絵のみで描かれているので、見る子によってそれぞれの感じ方があるかも。最後の動物たちの行動は、人間へのメッセージ」

ねずみくん だーれだ？

3歳～
「だーれだ？」今度はぼくの番！
『ねずみくん だーれだ？』
なかえよしを／作　上野紀子／絵
ポプラ社　1430円
 
「とにかく“ねずみくんワールド”は、いつもかわいい!!　でも今回の絵本は、お友達の大切さもより伝わってきて、ほんわか、じんわりと大人の心も温かくなります」

すてきないちにち

3歳～
小さく愛らしいドールハウスのような世界
『すてきないちにち』
かさいまり／作・絵
ひさかたチャイルド　1650円
 
「色彩豊かで、絵も細かいところまで描かれていて、ジーッと見入ってしまう絵本。ちょこちょこと、絵探しのなぞなぞも書かれているから、さらにまた見入ってしまいます」

きみだけの夜のともだち

3歳～
夜がちょっぴり怖い子どもは読んでみて
『きみだけの夜のともだち』
セング・ソウン・ラタナヴァン／作
西加奈子／訳　ポプラ社　1980円
 
「夜が舞台のおはなしということを忘れるくらいカラフルな絵本です。友達を思いやる優しいおはなしなので、最後はみんな明るくて優しい気持ちに。西加奈子さん訳です」

ノラネコぐんだん うみのたび

4歳～
ニャー、いってみたいね うみのたび
『ノラネコぐんだん うみのたび』
工藤ノリコ／作
白泉社　1320円
 
「ノラネコシリーズも10周年！　今や知らない子はいないくらいのノラネコたち。今度は、青い海にレッツゴー。彼らを見るとほっこり、安心するんですよね。国民的な人気者！」

はじめての なぜなに ふしぎえほん
みのまわりのぎもん

4歳～
身の回りへの好奇心を刺激します
『はじめての なぜなに ふしぎえほん みのまわりのぎもん』
てづかあけみ／絵・文　パイ インターナショナル　1980円
 
「『はじめての』シリーズの新刊。しぜん・いきもの・からだ・せいかつ、4つのジャンルの『なぜ？』に答えてくれます。1冊読み終わったら、ちょっとした博士気分！」

（kodomoe2023年4月号掲載）※価格は全て税込価格です（2023年3月7日現在）。

書店員さんおすすめの絵本は、kodomoe4月号でもお楽しみいただけます♪

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