もっと楽しく! 絵本の読み聞かせQ&A 0〜3歳 前編
Question.4
赤ちゃんへの絵本選びのポイントは?
「低月齢の場合、何を重視して絵本を選んだらいいのかで悩んでいます」
さぁちゃんさん/0歳男の子ママ
Answer.
リズムのいい言葉、はっきりと見やすい絵
ファーストブックにはリズムのいい言葉とはっきりと見やすい絵のものが適していると言われています。初めは興味がないように見えても、何度か繰り返して読むうちに意外な反応を見せてくれるようになります。あせらず読んであげてください。赤ちゃんの機嫌がいいときに、一緒に遊ぶつもりで読んであげましょう。
おすすめ!
『だるまさんと』『だるまさんの』『だるまさんが』
かがくいひろし/作
ブロンズ新社 本体各850円+税
「だ・る・ま・さ・ん・が」……、めくると「どてっ」。赤ちゃんが笑うと評判のシリーズ。
『がたんごとん がたんごとん』
安西水丸/作
福音館書店 本体700円+税
がたんごとんと走る汽車に、コップやスプーン、ねずみやねこが順番に「のせてくださーい」。
Question.5
絵本を大事にしてくれません
「絵本を大事に扱ってくれません。乗ったり投げたりします。言い聞かせる以外の方法はありませんか?」
あいなさん/1歳女の子ママ
Answer.
絵本のお医者さんになってあげて
破れたり壊れてしまった絵本もあるのでしょうか? もしあるのでしたら、絵本のお医者さんになってお子さんと一緒に治してあげましょう。「痛いところはどこですか?」「もう大丈夫ですよ、お大事に」と、自分で治した絵本には優しくなれると思います。
Question.7
難しい言葉はどうしたら?
「絵本に出てくる子どもがまだ知らない言葉を、子どもがわかる言葉に読みかえてしまっているのですが、そのまま読んだ方がよいのでしょうか?」
u&twinsさん/3歳女の子、1歳双子男の子ママ
Answer.
「未知に出会う」ことの楽しさも
わからない言葉が気になるとお話を楽しむことが難しくなることもありますので、説明を簡単にしてあげるのはいいと思います。説明した上で絵本の言葉通りに読んであげてください。絵本を読んでもらう楽しみのひとつは「未知に出会う」ことです。きちんとした再話の昔話などは、普段聞くことのない美しい日本語に出会うことができます。ただし、一冊の絵本にあまりたくさんの知らない言葉が出てくるのであれば、その絵本はまだ早いということです。楽しめる年齢になるのを待って、読んであげてください。