もっと楽しく! 絵本の読み聞かせQ&A 0〜3歳 前編
2019年3月7日

もっと楽しく! 絵本の読み聞かせQ&A 0〜3歳 前編

子どもへの絵本の読み聞かせ、「これでいいのかな?」と、あれこれ気になっていませんか?
そんな悩みも、今日から解消! 先輩ママのアドバイスで、ハッピー&リラックス。(kodomoe2015年2月号掲載)
編集協力/原陽子

答えてくれた人
JPIC読書アドバイザー 鈴木清美さん
すずききよみ/JPIC読書アドバイザーとして千葉県を中心に読み聞かせ活動を展開。千葉県船橋市を中心に民間図書館設立事業を行う「情報ステーション」(http://www.infosta.org)子どもの本担当としても活動中。

 

Question.1

0歳でも読み聞かせするほうがいいの?

「0歳児でも読み聞かせをして意味があるのかわからない」
チャンマンさん/0歳女の子ママ

「子どもが5か月なので、読み聞かせてもまだあまり反応が少なくそっぽをむかれることも……。楽しくないのかな?と心配になってしまいます。気にせず読めればいいとは思うのですが、そっぽをむかれても読みつづけたほうがいいのでしょうか?」
ティアラさん/0歳女の子ママ

Answer.
絵本は赤ちゃんとのコミュニケーションツール!

泣いて嫌がるようでなければ、耳は必ずお母さんの声を楽しんでいます。子どものためだけに「読み聞かせる」のではなく、お母さん自身が絵本を楽しんでいる声は赤ちゃんの耳により一層心地いいはずです。大好きなお母さんやお父さんの楽しそうな声を聞いて、嫌がる赤ちゃんはいません。絵本は赤ちゃんとのコミュニケーションツールでもあります。ぜひ読み聞かせをしてみてください。

 

Question.2

絵本をかじってしまいます

「絵本を読みと喜んではいるのですが、かじってボロボロにしてしまいます。できれば子どもが興味を持ったときすぐ見られるように手の届くところに置いておきたいのですが、口に入れてしまう時期は難しいのでしょうか?」
こがめさん/1歳男の子ママ 他多数

Answer.
食べちゃいたいくらい好きなんですね

絵本に興味があればこそです! 赤ちゃんの肌に角がぶつかったり、破れて誤飲する心配の少ないボードブック(角の丸い厚紙の絵本)を、この子のものとして買ってあげてください。「食べちゃいたいくらい好きなんだなあ」くらいの大らかな気持ちで見守ってあげる時期も必要です。ボロボロにしてしまっても、「お気に入りの絵本」は親子の思い出の一冊になります。かじって遊んでいる赤ちゃんの隣で、お母さんが本を読む姿勢を見せてあげていれば、まねっこ遊びから「絵本は開いてめくって読むもの」と認識してくれる時期がきっときます。

おすすめ!

『ボードブック はらぺこあおむし』
エリック・カール/作
もりひさし/訳
偕成社 本体900円+税
 
小さなあおむしは、おなかがぺこぺこ。おいしいものを次々食べて、大きくなって……。

 

『じゃあじゃあびりびり』
まついのりこ/作・絵
偕成社 本体600円+税
 
「みず じゃあじゃあじゃあ」「にわとり こけこっこー」、明快な絵と言葉に赤ちゃんも夢中。

 

 

Question.3

すぐに別の絵本を持ってきます

「一冊読みはじめると、すぐに別の絵本を持ってきてしまいます。次から次へとなので、なかなか最後まで聞いてくれません。それでもいいのでしょうか?」
ともままさん/1歳男の子ママ

Answer.
お気に入りを探しているのかも?

絵本を読んでもらうのが大好きなんですね。自分のお気に入りの絵本を探しているのかもしれません。どの絵本も最後までと無理強いするのではなく、持ってきた絵本の中で一冊、「お母さん、この絵本大好きだから、全部読んでもいい?」と、お子さんは聞いていなくても最後まで読んで楽しむ姿を見せることもいいのではないかと思います。

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