予約の取れない家政婦seaさん直伝! 年末の掃除・片づけは「10分で!」【最新号からちょっと見せ】
しっかり大掃除して新しい年を迎えたいけど、そんな時間も気力もナシ……そんなママパパは、1日10分の積み重ねでキレイを目指しましょう! kodomoe12月号では、効率のいい掃除や片づけを、家事代行のプロフェッショナルseaさんがレクチャー! kodomoe webでは、seaさんのコラムと、子どもスペース、リビング&ダイニングの10分でできる掃除・片づけをちょっと見せします!
物足りないくらいでOK!
翌日もできる気力を残そう
「私自身、掃除は1日のうちほんの短時間と決めています」というseaさん。まとめてやろうとするほうが、むしろ大変なのだそう。
「私もかつてはそうだったのですが、まとめてやろうと考える人は、掃除や片づけを0か100で捉えてしまう。100という大きな塊を目の前にすると、一気にめんどくささが増して先送りにしがち。だから0か100かじゃなく、5とか10とか自分の負担にならない程度の小さな単位に分けて考えるのがいいと思います。
週末に『今日はリビングを徹底的にやろう』だと時間もかかってしまう上に、燃え尽きてしまうことも。でも『モップだけ』『照明器具だけ』など10分以内でできることに限定して『え、これだけ?』という、やや物足りないくらいにしておけば、明日もやろうと思える気力が残ります。この積み重ねでちょこっとずつ、かつ目につきやすいところだけやっていければ、年末年始を気持ちよく迎えられるくらいにはスッキリできます。
そして10分の枠内で収めるには、できるだけ『同じ動作』で完結させることもカギ。拭く、モップをかけるなど1つの動作に絞ることで、効率よく掃除・片づけができますよ」
子どもスペース
子どもが「自分で」戻せる環境を作ってあげることで、「片づけても片づけても……」な状況から、脱出できます。
遊び場を家事の
動線上からずらす
「家事の動線上に子どもの遊び場があると、作業の妨げになりストレスフルに。場所をちょっとずらすだけで『ま、いっか』という気持ちになれる場合も多いので、ぜひ試してみて」
リビング&ダイニング
いちばん過ごす時間が長く、お客様の目にも入る場所。目立つ部分からきれいにしていけば、最小限でスッキリ!
同じ高さのところ”を
ぐる~っとほこり取り
ハンディワイパーを使ったほこり取りは、お部屋をぐるっと1周する“一筆書き”で。目線から上/膝から目線の間/膝から下、の3つの高さに分けてやるのがおすすめ。伸びあがったりしゃがんだりせず、同じ態勢で動けるのでラクにできます」
教えてくれたのは
タスカジ seaさん
しー/家事代行マッチングサービス「タスカジ」の大人気家政婦。キャリアは20年、受け持ったお宅は6000軒以上。著書に『家じゅうの「めんどくさい」をなくす。いちばんシンプルな「片づけ」のルール』(ダイヤモンド社)ほか。
イラスト/ふるえるとり(kodomoe2023年12月号掲載)