切れ味のいい包丁なら子どもの好き嫌いがなくなる!? 包丁とぎに挑戦!
スッキリ片付いた部屋、規則正しい生活、いつも笑顔のお母さんに憧れ続けて10年近く……。ていねいな暮らしを送りたいと思い続けているライターの木村です。
皆さんは包丁を研いだことがあるでしょうか。多くのママが毎日使う包丁ですが、砥石を使って研いだことがあるママは少ないかもしれません。どんなに高級な包丁でも手入れを行わなければ切れ味は悪くなっていきます。今回は、切れ味を復活させるために必要な「包丁研ぎ」に初挑戦しました!
好き嫌い解消、ストレスフリー、時短……いいことづくめ?
うかがったのは、貝印が開催する「包丁研ぎ体験セミナー」。知識ゼロの状態から、包丁研ぎについて教えていただきました。
まず、包丁を研ぐ目的は、切れ味をよくするためですが、実はそこで生まれるメリットがたくさんありました。
・スパスパ切れることで調理作業のストレスから解放される。
・スムーズに作業が進むので時短になる。
・食材の細胞を壊さないことで、苦みや雑味を出さない。
・食材本来のうまみを逃がさずシャキシャキ感や鮮度が保たれる。
・切れ味がいいので料理の見栄えがよくなる
……などなど。
細胞を壊してしまうことで出てしまうピーマンの苦みや玉ねぎの辛みは、よく切れる包丁を使えば抑えることができる、というのは初耳! もしかしたら子どもの好き嫌いが減るかもしれませんね。では実際に研いでいきましょう!
4つの手順で、包丁を研いでみる
両刃の包丁を研ぐ手順は全部で4つ。ポイントを押さえながら、切れ味よい包丁を目指します。
【4つの手順】
1.砥石の準備
2.両刃とも、包丁を研ぐ
3.まくれを取る
4.砥石を平らにする
手順1:砥石の準備
砥石には自然の石を用いる天然砥石もありますが、今回は、お値段もお手頃で初心者におススメの人造砥石を使います。市販の砥石は粒の粗さによって「荒砥石」「中砥石」「仕上げ砥石」などに分かれています。「荒砥石」は刃こぼれを直すときに使用し、刃こぼれなどがなく切れ味が落ちただけの包丁を研ぐときは「中砥石」がベターです。そして後半で説明をしますが、砥石のメンテナンス用に「面直し砥石」を準備するのを忘れずに!
研ぐ前の準備として、砥石と面直し用砥石を15分ほど水の中に浸します。
水に浸すとしばらくして泡がブクブク出てきます。この泡が出なくなれば砥石の準備は完了! (砥石により、一晩浸しておくものやお水をかけるだけでいいものもあるため、説明書を確認してください)
砥石をストッパーや受け皿、濡れた布巾などに置き、滑らないようにセッティングし、いよいよ包丁研ぎのスタートです!