2019年5月27日

家計にもやさしいリサイクル野菜の育て方【今日からはじめる、おうち菜園・2】

とうみょう(Pea Sprouts)

とうみょうは、グリーンピースの若芽でカロテンが豊富。いつも捨てている、とうみょうの根の部分を水で育てると簡単に再収穫できます。

育てる環境窓辺などの、風通しのよい明るい場所で。
発根までの日数約14日
必要なものとうみょうの根


1. いつも捨ててしまうこの部分を水につけます。豆が水につかると腐ってしまうので気を付けてください。水は1日1回交換します。

2. 水をよく吸うので切らさないように。14日ほどで再収穫できます。収穫後、同じようにしてもう1回収穫できます。

大根(Japanese Radish)

にんじん(Carrot)

かぶ(Turnip)

大根やにんじん、かぶの葉が食べられることは皆さんもご存じですよね。葉を切り落とした後の根元の部分を水につけておくと葉が再生し、もう一度食べることができます。まず、根元を1.5cmくらい残して切り落とし、切った面を水に浸しておきます。真ん中から新しい葉が育ち、根元の部分がしぼむまで何度か収穫できます。

 

キャベツ(Cabbage)

キャベツは芯を切り取って保存すると長持ちしますが、その切り取った芯から新しい葉を収穫できます。しっかりとしたキャベツの葉が再生してきますよ。

育てる環境窓辺などの、風通しのよい明るい場所で。
発根までの日数3週間~
必要なものキャベツの芯 


1. 斜めに包丁を入れて芯を切り落とします。市販の1/2、1/4カットのキャベツでもできます。

2. 底の部分5mmほどを水につけます。数日して芯の底が茶色くなってきても大丈夫です。水は1日1回交換します。

3. 2週間ほどで葉っぱが成長。大きな葉から収穫し、小さな葉を残しておくと次々育ちます。
土に植えると長く収穫できます。

 

にんにく(Garlic)

芽が出てしまったにんにくは風味が落ちてしまうため、栽培するのがおすすめ。長く育った芽も根もまるごとおいしく食べられます。

育てる環境窓辺などの、風通しのよい明るい場所で。
暑さ・寒さに強い。
発根までの日数約7日
必要なもの芽が出たにんにく


1. 芽が出たにんにくの皮を傷がつかないように注意して剥きます。底に穴のあいた容器を用意します。

2. 芽が出ている方が上になるように土に埋め、植えたらすぐに水をたっぷりとやります。その後は2日に1回程度。芽が15cmほどに成長したら収穫します。

 

ブロッコリースプラウト(Broccoli Sprout)

かいわれ大根(Radish sprout)

植物の若芽(スプラウト)などは、野菜が育っていくためのエネルギーが詰まっていて栄養満点。種も園芸店などで簡単に入手できますよ。次々と収穫できるのでチャレンジしやすい野菜です。

育てる環境20〜25℃の室内で、光を遮って育てる。収穫直前に日光に当てる。
発根までの日数10~14日
必要なもの下記参照

用意するもの

1. 種まきの準備をします。雑菌が繁殖しないように容器に熱湯をかけて消毒します。ペーパータオルを5枚ほど重ね、底の大きさにあわせてカット。底に敷きます。

2. ペーパータオルの上から水を注ぎます。水の量は指で押すと染み出てくる程度。その上に種を重ならないようにパラパラとまきます。

3. 暗いところに置くか、アルミホイルや新聞紙などをかぶせて光を遮って育てます。1日1回霧吹きで種を湿らせます。

4. 1~2日で発芽します。芽が出て根が張ってきたら水を毎日取り換えます。収穫の前に日当たりのよい窓辺などに数時間置き、葉が緑になったら収穫します。

 

監修:ベターホーム協会
食分野を通して、心の豊かな生活をサポートすることをモットーにしているベターホーム協会。全国各地でのお料理教室や、食育、さまざまなレシピ本も多数出版。 最新刊『かあさんの味 家族のために作りたい 季節の和食』発売中。
http://www.betterhome.jp/index.php

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ベターホーム協会/編
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イラスト/加奈子 編集協力/田中ミホ(kodomoe2015年6月号掲載)

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