どうする?子どものすり傷・切り傷、頭痛【症状から見る子どもの救急ガイド・3】
2019年9月12日

どうする?子どものすり傷・切り傷、頭痛【症状から見る子どもの救急ガイド・3】

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暑さがやわらぎ過ごしやすくなるこれからの季節は、お出かけが楽しいシーズンでもありますね。
そんなときに気を付けたいのが出先での急なケガやトラブルです。
【症状から見る子どもの救急ガイド・3】では、転んでできたすり傷や切り傷、注意したい頭痛の対処法をお届けします。

ケガや痛みがあるとき

すり傷・切り傷

子どものケガ、頭痛【症状から見る子どもの救急ガイド・3】の画像1

転んだりぶつかったりしてできる傷は、日常茶飯事ですが、出血や骨折をともなうことも。
傷口から雑菌が入らないように注意して。

ここをcheck!

□傷の部位は?
手、足、顔、頭。出血や打撲、骨折をともなっている

□傷の深さ、大きさは?
傷口がぱっくり開いている、湧き出るように出血し止まらないなど

□どこで、何でケガした?
転んだ(屋内・屋外)、人や物にぶつかった、刃物を使っていた

すぐにやるべき手当て

止血する

傷口が小さい場合、清潔なガーゼなどでおおって傷を押さえ、圧迫。止血方法は以下を参考に。

子どものケガ、頭痛【症状から見る子どもの救急ガイド・3】の画像2まず、手で患部をギュッとつかむなどして圧迫を。

子どものケガ、頭痛【症状から見る子どもの救急ガイド・3】の画像3ある程度出血が止まったら、包帯などを巻いておく。

子どものケガ、頭痛【症状から見る子どもの救急ガイド・3】の画像4部位によるが、できるだけ患部を心臓より高い位置に持ち上げておく。

傷口を流水で洗う

子どものケガ、頭痛【症状から見る子どもの救急ガイド・3】の画像5

出血の少ない小さな傷は、流水で砂や汚れを洗い流します。ガラス片など異物が残っていたら、ピンセットで除去して。

こんなときはすぐ病院へ

●傷口が大きく開いている
●傷に異物が刺さっている・入っている
●出血量が多い

 

頭が痛い

子どものケガ、頭痛【症状から見る子どもの救急ガイド・3】の画像6

風邪の症状が大半ですが、中耳炎などの耳のトラブルや、歯、鼻の病気からくることも。
頭の打撲や睡眠不足などの原因も考えられます。

ここをcheck!

□熱は何度?
転んだり、ぶつかったりして傷や内出血、こぶがある

□切り傷や打撲などはない?
長時間痛みが続いている、元気がなくぐったりしている

□他の症状は?
発熱やおう吐、けいれんがある。せきや鼻水が出る

すぐにやるべき手当て

頭痛をやわらげる

子どものケガ、頭痛【症状から見る子どもの救急ガイド・3】の画像7

静かに寝かせます。こめかみを冷却シートなどで冷やしたり、後頭部を温めたりすると、痛みが軽くなることも。

打撲の場合は……

腫れがあるときは、冷却シートで患部を冷やします。

安静にする

他に症状がなく比較的元気なときは、室内でゆっくり過ごさせて様子を見ます。なるべくそばに付き添って、症状が急変しないか見守りましょう。

空気を入れ替え経過観察

子どものケガ、頭痛【症状から見る子どもの救急ガイド・3】の画像8

換気の悪い部屋や臭いのこもった部屋にいると、頭痛を起こす場合も。窓を開けて新鮮な空気を取り込みましょう。化学薬品の臭いをかいだときは、病院で診察を。

こんなときはすぐ病院へ

●頭を打った後に激しい頭痛
●意識がもうろうとしている、ぐったりしている
●吐き気やおう吐がある
●手足がしびれている
●けいれん
●目が見えにくい

 

子どものケガ、頭痛【症状から見る子どもの救急ガイド・3】の画像9教えてくれたのは
伊藤隆一先生
いとうりゅういち/的場医院院長。日本小児科医会常任理事。小児救急医療の専門家として、家庭でできる救急処置を啓蒙している。

次回は、困った! 腕・脚、お腹、口の痛み【症状から見る子どもの救急ガイド・4】です。

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子どものおう吐や皮膚トラブル【症状から見る子どもの救急ガイド・2】

イラスト/ホリナルミ 取材・文/田所佐月

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