ビー玉すくい&ボタンつなぎ【「ゆびさき育」で脳の働きを高めよう・1】
2019年8月5日

ビー玉すくい&ボタンつなぎ【「ゆびさき育」で脳の働きを高めよう・1】

毎朝5分の手や指を動かす遊びで、子どもの手先を器用に、脳にも刺激を! お絵描き・工作指導のカリスマ、あきやまかぜさぶろう先生が、100円グッズでそろう道具とともに、「ゆびさき遊び」をご紹介。

指を動かせば、脳も動きだす

「長く子どもの絵画や工作の指導をしていますが、『最近の子どもたちは、細かい作業が苦手だな』と感じることが、多々あります。それは、未就学児だけでなく、小学生も同様です。その原因は、スイッチを押すだけで動き出すような、手先・指先を使わずに遊べるおもちゃが増えてきたからではないかと思います。今の子どもたちにとって、幼少期に手や指をきちんと動かすという経験が、圧倒的に不足しているんですね。
 日頃から手先を動かすことは、脳の発達にも大きな影響があるそうです。京都大学名誉教授・久保田競先生の著書『手と脳』(紀伊國屋書店)では、『手は外部の脳である。手を創造的に使うことによって、脳の働きを高められる』と説かれています。
 手や指を動かす遊びは、これから社会の一員として成長していく子どもたちにとって、たくさんのいい効果があると考えられます。今回ご提案している遊びは、知育教材でありながらも、子どもがストーリーを感じられるようなタイトルを付けてみました。ぜひ、親子で実戦してみてください」

 

ビー玉すくい&ボタンつなぎ【「ゆびさき育」で脳の働きを高めよう・1】の画像1『1日10分でちずをおぼえる絵本』
あきやまかぜさぶろう/作
白泉社 本体1800円+税
 
47都道府県の形に、動物などの形をあてはめて、声に出して読んでいると……あれれ、都道府県の形、場所、名前を、自然に覚えちゃう! 革命的に役に立つ、新しい日本地図絵本です。

 

スプーンでビー玉をすくって運ぼう
空飛ぶビー玉

ビー玉すくい&ボタンつなぎ【「ゆびさき育」で脳の働きを高めよう・1】の画像2

Uビー玉すくい&ボタンつなぎ【「ゆびさき育」で脳の働きを高めよう・1】の画像3se Item

◆器2個
◆スプーン
◆ビー玉10個〜

How to make(mama)

ふたつの器の片方に、ビー玉を全部入れる。

How to play(kids)

スプーンでビー玉を1個ずつすくって、もう片方の器に入れる。
※上手くなってきたら、ビー玉から、大豆、あずき……と、すくうものをだんだん小さくしていくとよい。

ビー玉すくい&ボタンつなぎ【「ゆびさき育」で脳の働きを高めよう・1】の画像4

 

ボタンでつなげよう
くじらさんの行列

ビー玉すくい&ボタンつなぎ【「ゆびさき育」で脳の働きを高めよう・1】の画像5

ビー玉すくい&ボタンつなぎ【「ゆびさき育」で脳の働きを高めよう・1】の画像6Use Item

◆フェルト
◆ボタン
◆糸

How to make(mama)

1. フェルトでくじらを作る。紙で型紙を作ると、切りやすい。
2. 目の部分にボタンを縫い付け、しっぽの部分にボタンホールを作る。

How to play(kids)

ボタンをボタンホールにはめて、つないでいく。

ビー玉すくい&ボタンつなぎ【「ゆびさき育」で脳の働きを高めよう・1】の画像7

大きなくじら約17cm 小さなくじら約13.5cm

型紙のダウンロードはこちら。
※A4用紙に印刷してご使用ください)

 

ビー玉すくい&ボタンつなぎ【「ゆびさき育」で脳の働きを高めよう・1】の画像8教えてくれたのは
あきやま かぜさぶろう先生
1948年長崎県生まれ。画家・作家。伸芽会の受験指導、幼稚園・保育園の絵画教室などで、長年に渡り幼児にお絵描き・工作を指導。著書に『1日10分でちずをおぼえる絵本』(白泉社)など。
 
白泉社のあきやまかぜさぶろうの本はこちら

撮影/岡森大輔 スタイリング/石井あすか  (kodomoe2015年8月号掲載)

 

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