「子どもの権利」って? 多様性に迷ったときこそ子どもの権利の視点を【最新号からちょっと見せ】
「子どもの権利」の考え方は、子どもたちが、そして私たちが自分らしく生きるためにどうしたらいいのか、そのヒントになってくれます。kodomoe10月号では、『ようこそ こどものけんりのほん』をご紹介しつつ、子どもの権利について特集しています。ウェブでは特集から冒頭部分をご紹介します。
多様性に迷ったときこそ
子どもの権利の視点を
あなたには 「じぶんの きもちを いう けんり」と「いけんを きいてもらえる けんり」が ある。
(『ようこそ こどものけんりのほん』より)

©えがしらみちこ『ようこそ こどものけんりのほん』より
すべての子どもは、自分らしく生き、自分の意見や気持ちを表現する権利がある――これが、「子どもの権利」の基本です。「子どもの権利」とは、「子どものことをひとりの人として見る」という考え方のことを言います。
せっかちさんだって、のんびり屋さんだっていい。あるいは、女の子が戦隊ものを好きでも、男の子がおままごとを好きでも、みんな違っていいし、自分らしく生きる権利があるのです。
この子どもの権利は、1989年の国連総会で採択された「子どもの権利条約」によって世界中の子どもたちに約束されたものです。子どもの権利の考え方は、保護者にとって多様性について迷ったり、戸惑うことがあったとき、道しるべとなってくれます。
INFORMATION

もっと知りたい方はこの絵本
『ようこそ こどものけんりのほん』
えがしらみちこ/絵 子どもの権利・きもち
プロジェクト/文 白泉社 1430円
「子どもの権利」について、大人も子どもも一緒にやさしく学べる絵本です。カバー裏面は、知っておきたい「子どもの権利条約」のポスターになっています。
イラスト/えがしらみちこ 編集協力/山縣彩(kodomoe2025年10月号掲載)
kodomoe10月号、巻頭大特集は「自分も相手も、大事にしたい。せいのはなしは、いつするの?」好評発売中です!





































