うちの子大丈夫? 食欲にムラがあり、朝は汁物がやっと。子どもの食のお悩みQ&A【最新号からちょっと見せ】
好き嫌い、量を食べない、遊び食べ……子どものごはんには悩みが尽きません。kodomoe4月号では、管理栄養士として、長年子どもの食をサポートしてきた料理家の小山浩子さんが、ママパパのお悩みに答えます。ウェブではその中から一部をご紹介します。
kodomoeママパパの
子どもの食のお悩みQ&A
Q:葉物野菜をまったく食べません。
どうにかして
食べさせるいい方法は?
A:苦手な理由を聞いてみて!
どうしてもダメなら
ミニトマトと枝豆でOK。
「モサモサする食感、におい、苦みなど野菜が嫌いな理由を具体的に聞いてみましょう。ハンバーグなど好きなものがあればそこに入れたり挟んだりしてみては? 葉物野菜がダメなら、ひとまずミニトマトと枝豆を食べていれば、栄養素はある程度補完できますよ」
Q:朝からおかわりを要求します。
食べすぎもよくないの
でしょうか?
「これから成長する部分」の
栄養素を欲しがるのが子どもの特徴です。
「子どもの食事は、生命活動を維持するほかに『これから成長する部分の栄養素』が必要。これが大人との大きな違いです。おかわりは本能的にその部分を欲しているのでしょう。ただし肥満の場合は控えたほうがいい場合もあるので、体格と相談しながらがいいでしょう」
Q:食欲にムラがあって、特に朝は
汁物を食べるのがやっとです。
まずは汁物を食べたことだけでもほめてあげて。
少しずつ変化を見守ろう。
「幼児期の食は本当に個人差が大きい。まずは汁物だけでも食べたことをほめてあげましょう。汁物も具材を変えればいろいろな栄養素を摂れますよ。『明日の朝何が食べたい?』と子どもの意見を聞くのもおすすめ。そのうち食べる種類も量も増えていくでしょう」
教えてくれたのは
小山浩子さん
こやまひろこ/料理家、管理栄養士。大手食品メーカー勤務後、独立。メニュー開発やレシピ提案など幅広く活躍。著書に『やる気と集中力を養う3~6歳児の育脳ごはん』(成田奈緒子/共著 池田書房)ほか。
撮影/鈴木泰介 スタイリング/西森萌 イラスト/オガワナホ(kodomoe2024年4月号掲載)