意地悪されてもその友達と遊びたい息子。見守るべき?距離を取らせるべき?【最新号からちょっと見せ】
乱暴した・された、仲間はずれにした・された……。子どもの人間関係が広がるにつれ、友達トラブルも増えるもの。kodomoe6月号では、「親はどう関わる? どうケアする? 友達トラブルSOS」を特集しています。
kodomoe webではその中から、kodomoe読者から寄せられた実際のトラブルやお悩みに、上町しぜんの国保育園(東京都世田谷区)園長の青山 誠さんが、豊富な経験からアドバイス&アンサーしてくれるコーナーをちょっと見せします!
友達トラブル
CASE STUDY 4~5歳 編
Q. 意見の強い子に依存しがちな娘。自分の意見も強く持って欲しいと思うのですが。(チョコ大豆さん/6歳女の子ママ)
A. 本人的に何かしらメリットが。そのまま見守って
「リーダー的な子についていく方が楽しい、自分では思いつかない遊びのアイディアで楽しめる、などその子なりのメリットがあるのだと思います。本人が今の状態がいいと思っているなら、親が『もっと自分を出して!』などと言わなくても大丈夫です」
Q. 意地悪をされてもその友達と遊びたい息子。見守るべきか距離を取らせるべきか。(なさみさん/6歳男の子ママ)
A. 無理に引き離すことはせず気持ちを確認して見守って
「その友達に魅力を感じているのですね。『ママは気になるけど、あなたは大丈夫?』と、自分の思いを伝えつつ本人の気持ちを聞いてあげることが第一。本人にも分からない場合は、すぐ介入しようとせず、しばらく見守りましょう」
教えてくれたのは
青山誠さん
あおやままこと/上町しぜんの国保育園(東京都世田谷区)園長。「りんごの木」の柴田愛子さんとの共著をはじめとする執筆や、講演の他、大学講師としても活躍。子どもを主体にした保育を実践中。
イラスト/藤田マサトシ(kodomoe2022年6月号掲載)