2026年9月5日

おやつのキュウリは、リュックにそのままさして登校。ラフで気楽なドイツの新学期の始まりです!【タベコト in Berlin・132】

 ベルリン在住で6人の子どものお母さん。モデルとして活躍する傍ら「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトに、オンライン講座とウェブサイトを主宰している日登美さんによる、「食」からはじまるエッセイです。

ベルリンはもう秋です

子どものおやつは切った野菜と果物、ナッツでいい。ドイツに帰って、そうだったと思い出しました(笑)。

ドイツでは夏休みが州ごとに毎年違います。早い時は6月下旬から始まるのですが、今年のベルリンは7月初旬から8月中旬過ぎまで。始まりが遅い州では9月中旬まで休み、ということもあります。

夏休みが終わる頃街のアイスやさんも閉まる。寂しいような。

すでに新学年のはじまったベルリン。夏休み明けにすぐにすることは、空っぽの冷蔵庫を満たすべく、まず買い出しです。ベルリンはドイツの中でも特にオーガニック食品の需要が高く、道を歩けばオーガニックスーパーに当たる、と言っていいほどそこらじゅうにあります。

そしてそれに付随するように自然保護やサステイナブル意識が高い人が多いのも特徴。買い物袋を持って出かけるのは当たり前ですし、プラスチックをできるだけ使わない暮らしを目指す人も多いので、ペットボトルの飲料を買わず水筒を持っている率も高いです。

スーパーで野菜買う時は布の袋か土にかえる素材の袋を持参していきます。

そのせいか、特にオーガニックスーパーでは野菜は紙袋か梱包なしで販売され、自分で袋に詰めて重さで値段を支払うシステム。ちょっとやそっと虫が混入していようが、バナナが萎れていようが誰も苦情を言いません。ベルリンで激減しているというミツバチは殺してはいけないという法律もあるらしく、ベーカリーで売ってる甘そうな菓子パンの上にハチやアブが何匹も飛び交っていても無礼講。誰もびっくりしません(私は最初びっくりしましたよ!)。

ケーキを買っても箱にはいれてくれず、紙皿を大きな紙で包み込んで手渡されます。もう全てにおいて、ラフ! おおざっぱ! これがドイツ暮らしの醍醐味です。

見えます? クロワッサンにとまった蜂さん。こんなの全くお咎めなし! それがドイツ式!

そんなわけですから、新学期が始まって子どものお弁当に戦々恐々とする必要もありません。おやつは切った野菜と丸齧りのりんごでいい(とはいえ、我が子はりんごを切って弁当箱に入れてくれというのですが。それすら手間! と思ってしまうのがドイツライフ!)。なんならリュックサックにきゅうりを1本さして持っていけばいい(本当にそうやっておやつに持ってくる子もいるのです!)。

見かけより、中身で勝負。エコでオーガニックで気楽でラフ! それでいいのだ子どものおやつ。……と、新学期早々ほっと安心したのでありました。

とりあえず買い出し。パックされてるのはチーズくらい。肉も紙で包む。ソースは瓶詰め。徹底してるオーガニックスーパー。

 

日登美/ひとみ
3男3女6児の母。10代よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後自身の子育てから学んだ、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなどを取り入れた自然な暮らしと子育てを提案した書籍、レシピ本など多数出版。現在はモデルとして活躍する傍ら、オーガニック、ナチュラル、ヘルシーをモットーに、食、暮らしと子育てのワークショップ、オンライン講座などを行う。 

台所から子育て、暮らしを豊かに。「Mitte(ミッテ)
※「Mitte(ミッテ)」で新たに、食と暮らしを育む講座「 Wachsen ヴァクセン」がスタート致します。
https://mit-te.com/products/wachsen

instagram / @hitomihigashi_b
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