「麺屋502☆502特製ラーメン」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第七十八回】

みなさまこんにちは!
御覧いただいてありがとうございます♪

私の中で「幻」とされていたお店があります。
見つけて、気になっていて
行ける機会ができて行くと

そのたびに閉まっている。
↑こんなにハッキリと定休日が書いてあるんだからそこを避けたらいいのに

そういう学習ができないからこそ
人生は面白かったりする♪

何事もタイミング!

定休日を確認しないまま
行き当たりばったり方式で訪ねた3回目。(懲りないね)

けっこう前の出来事ですが、昨年の11月の半ば。
これまでとは景色が違った!まずは看板が

オモテに出てるー! 
それだけでもテンションあがる。
もしや今日は、お店はやってる?!

コチラは、大船駅からほど近い場所の
商店街の端っこにある建物の中の一角。

パッと見は入りにくそうでも、一歩入ると

ラーメン屋さんが現れます♪ヤッター!
一生懸命営業してくださっていたー!

窓の内側からはお店の屋号が

デニムにワッペンされているー!
もう、この時点でお店が持つ
「丁寧さ」がうかがえる♪

「いらっしゃーい♪」の元気な声まで
聞こえてきそうな入口!

そして私はひとり・・
開いてることに感激。

念願かなって、おじゃましまーす!

大船の東口商店街は主婦パラダイス。
連なっているんです! 誰もが心トキめくほどの
激安八百屋さんがー! 手ぶらじゃ出られなーい!

なので私の背中には「これでもかー」な
戦利品の野菜でいっぱいなため。
お店の入口の荷物置き場に

ドンッ、と置かせていただきました。
こんな配慮までありがたい♪

ウチのネギがスミマセン♪

店内はカウンター席のみで
ピカピカに磨かれた厨房をくるっと囲っているカタチ。
オーナーを含め、制作されている3名は全員女性!

グラスのデザインがかわいかったり
お水がさりげなくレモン水だったり

紙エプロンが用意されていたり!

「お願いします」が
貴族の女性イラストで表現されていたり♪

細やかかわいい。女性目線がいっぱい!

メニューも豊富だ! 
悩むところですが・・
初めてなので、特製ラーメンで!

いっしょに行けたお友達3人と横並びで待っていたら
「お待たせしました」と3人の女性スタッフさんが
そろって、美しいほど同時に私たちにラーメンを
カウンターから出してくださいました!

「せーの」の掛け声もなく、だよ?
言ってもらえたら動画ものでした!

イキがピッタリなんだねぇ、
静かに、丁寧にエレガント。
スープまでもが美しく

澄み渡ってるー!
塩と醤油の中間のような味。スッキリで飲みやすい♪
レンゲの中にうっすら写っているのはフライドオニオン。
あっさりスープといっしょに口に含むと、コクうまー!

ネギかと思っていたグリーンはニラ。
具材による、コクと香りと食感が楽しい♪

麺は上品な細麺。こちらの麺も

フライドオニオンと食すと
ウマみがグッと増します!

「ココ」にしかない、
独創的な一杯だと思った。
お店の名前は「502」。「ココに」しかない、
という意味でつけましたと言われても納得しちゃう。
(あ、それだと552になるのか)

気になったので伺うと、
女性オーナーは以前
「號(ごう)」という、かつて藤沢本町にあったラーメン屋さんにお勤めされていて
そのお店は残念ながら閉店してしまったのだけど、
そちらでの大切な味を受け継がれたんだって!
「ごう」の「2号店」だから「502」だそう!
受け継いでもらえた號のオーナーは
さぞ喜んでいることでしょうねー!

今、かつての「號」というお店の
レビューを軽く調べてみたら

「スープに浮かんだ刻み玉ねぎをすくっているうちに
どんどんスープを飲んでしまう、計算された一杯」
なんて書いてある。
さすが502。私も
まったく同じよーに

浮かんだニラやフライドオニオンを追い「回収」している間に
スルスルとスープを飲み続けてた。
これ、計算だったのか笑

私の横で、お友達で料理研究家のYOMEちゃんも

同じ術中にハマってる。笑

そして回収作業を終え、目の前には

改めて、澄み渡るスープと
おいしそうな具材トップ2!

トロトロチャーシューを
しっかりいただいてから

煮卵でシメ♪

・・と思ったけど

やだー! まだ、
フライドオニオンが
こんなに残ってるー♪

夢中の回収作業再び、あわや

スープを飲みきる直前でした。
ダイエットのため踏みとどまりましたが

ほぼ「飲みきった」に近い残量です。笑

恐るべし淡麗系スープ!

また来ます! 
定休日のある火水を
できるだけ避けて、確実に♪

ごちそうサマでした!