2023年7月31日

お出かけシーズン到来!子連れ旅を楽しむための、乗りもの酔い対策あれこれ【杉浦さやか「おやこ プチプラごっこ+plus」vol.30】

安く、楽しく!をモットーに10歳の娘・ふきちゃんとプチプラ生活を楽しむ、イラストレーター杉浦さやかさんの生活のあれこれweb版。最終回では、子連れでの遠出が増えるシーズンにあるあるなお悩み、子どもの乗りもの酔い対策について紹介します!

お出かけシーズン到来!子連れ旅を楽しむための、乗りもの酔い対策あれこれ【杉浦さやか「おやこ プチプラごっこ+plus」vol.30】の画像1

お出かけする機会が増える夏、悩まされるのが子どもの乗りもの酔い。小さいころは平気だったのが、3~4歳から徐々になってしまうことも。
次々に目から入ってくる刺激、不規則な速度変換や揺れ、体調不良などが要因で起き、自律神経が未発達な子どもは特に反応しやすいよう。
うちの娘は3歳から、車が大の苦手。普段は電車移動ばかりでそんなに車に乗る機会はないけれど、遠出や帰省のたびに苦心しています。夫や義父の荒めの運転はもちろん、1番の原因は独特の匂い。よかれと思って義父が置いた芳香剤と、車の匂いが混ざった日にはもう最悪。
ぐったりと動かず一言も発さず、ひたすらタオルで鼻を覆っておりました(芳香剤はすぐ撤去してもらった)。

お出かけシーズン到来!子連れ旅を楽しむための、乗りもの酔い対策あれこれ【杉浦さやか「おやこ プチプラごっこ+plus」vol.30】の画像2

高速道路以外では窓を大きく開けたがり、冬場や雨の日は同乗者は修行のよう。新幹線ならお弁当、在来線なら香水や整髪料など、やはり匂いで気持ち悪くなることが多いみたい。
対策としては、長距離移動なら早めに酔い止めを飲む。近場移動で気持ち悪くなったら、あめをなめさせる。実家の車やレンタカーは出発1時間ほど前から、窓もドアも開けて換気。
本格的に酔ってしまったら無理をせず、長めの休憩をして気分転換をします。しばらく日陰で膝枕をして横になり、回復してきたところで公園などで少し遊ぶと、気分が切り替わります。

お出かけシーズン到来!子連れ旅を楽しむための、乗りもの酔い対策あれこれ【杉浦さやか「おやこ プチプラごっこ+plus」vol.30】の画像3

車内の時間を楽しくするのも大事。学校の遠足や、お友達と一緒のときはおしゃべりしたり歌ったり、夢中で過ごすので、酔わないことが多いみたい。
家族だけの場合は娘の好きな曲をひたすらかけ続ける。しりとり、連想ゲーム(マジカルバナナ的な)、名前を挙げていくゲーム(果物の名前、好きなお菓子の名前)などで気を紛らわせる。休憩はこまめにとって、サービスエリアでかき氷のおやつや、普段はできないガチャガチャなどのお楽しみも設けて、「車旅行も楽しいこと、たくさんあるよね!」と思ってもらおうと必死。
なんとか車嫌いを乗り越えて、この夏もあちこちに出かけたいものです。

さて、お金をかけずに子どもとの暮らしを楽しむ提案をしてきたこの連載。今回で最終回を迎えます。本誌10月号から、「機嫌のいいママになりたい!」という永遠のテーマを引っさげて、新しい連載をはじめます。お楽しみに!

杉浦さやか「さやかとふきの親子デート+ plus」 はプチプラおでかけのヒントがいっぱい。

杉浦さやか Sayaka Sugiura
1971年生まれ。日本大学芸術学部卒業。在学中よりイラストレーターとして仕事を始める。 著書に『えほんとさんぽ』『おきにいりと暮らすABC』『おやこデート』(白泉社)、『おたのしみ歳時記』(ワニブックス)、『ニュー東京ホリデイ』『たのしみノートのつくりかた』(祥伝社)他多数。現在、10歳の娘・蕗と夫と3人で東京に暮らす。

杉浦さやか新刊プロジェクト(祥伝社)
http://www.shodensha.co.jp/ssp/

杉浦さやかTwitter
https://twitter.com/saa_aya


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