原宿・竹下通りはJS(女子小学生)天国。JSファッションは「しまむら」で!【杉浦さやか「おやこ プチプラごっこ+ plus」vol.23】
安く、楽しく!をモットーに9歳の娘・ふきちゃんとプチプラ生活を楽しむ、イラストレーター杉浦さやかさんの生活のあれこれweb版。今回はいまどきJSファッションについて。
9歳の娘が憧れていたことーーなかよしの友達と、原宿・竹下通りを散歩すること。私の時代はプチプラの服屋さんがメインで、中学生が集まる通りだったけど、キャラクターグッズやアクセサリー、雑貨を売るお店が並び、今は女子小学生の母娘連れのメッカ。こんなふうに都会のおしゃれ通りを闊歩したがるようになったのかぁ、と感慨深い母(私)なのでした。今もおしゃれするのは大好きですが、ファッションへの目覚めは、さかのぼること7年前。
それまではさっぱり中性的な服を素直に着てくれたのに、2歳になりたてのころから熱いこだわりを見せはじめた娘。ピンク、フリフリ、スカートが大好きで、ズボンは大嫌い。イヤイヤ期で一番激しかったのが、ズボンの拒否だったほど。通いはじめた保育室にスカートをはいて行き、園のホールでレギンスやズボンに履き替えるのが毎朝の儀式(園内ではスカートNG)。ズボンで通そうとしたこともあったけど、ずっと怒りながら泣き叫ぶ始末。全身花柄、全身ピンク、嫌いな服は絶対に着ない。まぁ、こだわりがすごかった。将来アパレル関係の仕事にでもつかない限り納得できないほどだったけど、私もだんだんおもしろくなってきて、思う存分ラブリーな服を着せて楽しむようになりました。
買っていたのはバザーやフリマ、ネットショップ、プチプラショップ、帰省時のショッピングモールなど。安くかわいい子ども服はわんさかあって、探すのがそれは楽しかった。
時は流れて小学校入学。スカートや飾りゴムNGの制約がなくなり、徐々に小学生らしいファッションに変わっていきました。年長あたりから少しずつピンク離れが始まって、1年生は完全に「水色期」に突入。夏頃からすっかり脱スカートで、”ショートパンツ=一番イケてるアイテム”になったようで、とにかく半ズボン。10月になっても11月になっても半袖半ズボンで学校に行きたがり、困ったものでした。
2年生以降はギャルっぽいテイストを好むようになり、またまた私の好みとの攻防戦がはじまりました。娘の趣味は、ある程度尊重してあげたい。私だって洋服は大好きで、好きな服を着ているだけで気分がアガるもんね。幼児期のラブリー路線と同様、自分が決して着ない系統の服を選ぶのが楽しくなってきて、かわいいギャル服探しに精を出しています。
まだ私の好きな”ナチュラルかわいい”系も着てくれるけど、必ず伺いを立てなきゃいけないのが面倒。でも気に入らないと本当に一切着てくれないので、慎重を期したいところ。
現在身長ほぼ130cmジャスト、いよいよジュニアサイズに入った娘。周りには早くもブラジャーをつけ始めるような子もいて、成長のスピードに親がとまどってしまう4年生。今はラベンダーやペールグリーンなどパステルカラーを好んでいますが、もう少しでセオリー通り、黒を好むようになるのかな。この先も娘のファッション遍歴を、一緒に楽しむ気満々です。
※紹介している商品は、現在取り扱いがなく、価格も変更されている場合があります。ご了承ください。
杉浦さやか「さやかとふきの親子デート+ plus」 はプチプラおでかけのヒントがいっぱい。
杉浦さやか Sayaka Sugiura
1971年生まれ。日本大学芸術学部卒業。在学中よりイラストレーターとして仕事を始める。 著書に『えほんとさんぽ』『おきにいりと暮らすABC』『おやこデート』(白泉社)、『おたのしみ歳時記』(ワニブックス)、『ニュー東京ホリデイ』『たのしみノートのつくりかた』(祥伝社)他多数。現在、10歳の娘・蕗と夫と3人で東京に暮らす。
杉浦さやか新刊プロジェクト(祥伝社)
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