2023年8月1日

お絵かきがもっと好きになる画材の選び方を教えてください「サクラクレパス」【だいすけお兄さんのパパシュギョー!・本誌編】

だいすけお兄さんが、パパやママの代わりにさまざまなジャンルの専門家からお話を聞く「だいすけお兄さんのパパシュギョー!」。kodomoe本誌で人気の連載を、webでもご紹介します。
小さい頃に絵を習っていた思い出から、大好きな「色」にまつわるシュギョーを希望していただいすけさん。今回は念願かなって、サクラクレパス東京支社を会社訪問。驚きと興奮が止まらない一日となりました。

さらに、本誌だけでは伝えられなかったお話をkodomoe webでご紹介しています。
「ママ社員が開発! 『紙おむつ専用』名前ペンって、何が違うの? だいすけお兄さんがサクラクレパスを訪問」

お絵かきがもっと好きになる
画材の選び方を教えてください

お絵かきがもっと好きになる画材の選び方を教えてください「サクラクレパス」【だいすけお兄さんのパパシュギョー!・本誌編】の画像1

ママパパ、先生方の声から新たな商品が生まれます

思いっきり絵を描くことが
想像力を広げる刺激に!

サクラクレパスは2021年で100周年、クーピーペンシルは今年で50周年。他にもずらりと並んだカラフルな画材に、だいすけさんは早くもワクワクです。

だいすけお兄さん(以下だいすけ) いろいろなラインナップの中でも、これが気になります、「※水でおとせるクレヨン」。これは保護者の声から生まれたものですか?
※表面のつるっとしたところであれば、水拭きで落とせます(一部材質を除く)。

岡田さん(以下岡田) そうです。おうちで使う場合、やはり汚れはみなさん気にされるようで。

田淵さん(以下田淵) よかったら試してみますか。テーブルに描いても大丈夫ですよ。

だいすけ え~、描いちゃうぞ~(笑)。家でこんなことしたら、「何やってんの!」ってなりますよね。(描いた絵をウェットティッシュで拭くと)……わぁ、本当に落ちる! めちゃくちゃ気持ちいい!

岡田 子どもが描いていて床やテーブルにはみ出すと、「あっ!」って思わず止めちゃいますけど、これだと気にせず描けますよね。

だいすけ 小さいうちに思いっきり絵を描くことって、想像力を広げていくのにすごくいい刺激になると思うんです。それが安心してできる道具って、うれしいですよね。

岡田 はい。「ガラスに描いていいよ」ってこともできますしね。

だいすけ くもった窓やお風呂の鏡に指で描いた絵、あれがクレヨンでできて、さらに怒られないって最高ですね! 他にも「さんかくクーピーペンシル」に「サクラクレヨン ハニーBee(ミツバチの巣から採ったミツロウが原料)」、いろんな種類があるんですね。

田淵 園児の手にはクーピーは細くて持ちづらいので、「やっぱり太いクーピーがいるよね」という話になり、どうせ太くするなら、最初から鉛筆持ちが自然に身につく三角の形状にと開発しました。

岡田 絵を描く道具に一番大切なのは、色がしっかりついて、なめらかに描けることだと思うんですが、保護者の方からは「汚れないもの」「なめても大丈夫なもの」、先生方からは「乱暴に扱っても大丈夫なもの」と、それぞれの立場からのいろいろなご意見に応じる形で、シリーズが増えていきました。

田淵 水彩絵具も「ペットボトルや牛乳パックにも描けるものがほしい」という学校からの要望が多かったので、「マット水彩マルチ」というシリーズを出したんですね。ビニールやガラスにも描ける水彩絵具なんですよ。

だいすけ すごいなあ、画材も今はどんどん進化してるんですね。

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たくさんの色に触れる経験が「描きたい!」につながります

サクラクレパス90周年で
700色を作ったことも!

だいすけ サクラクレパスさんの商品には、誰でもお世話になっていますよね。僕も番組で絵を描くときはクーピーを使っていて、最近You Tubeで絵を描くときはクレパスで色塗りをしています。

小さいときに絵の教室に通ってたんですけど、そこはプロ仕様の画材がたくさんあって、すごく色にあふれていた場所だったんですね。それが楽しくてしょうがなくて。自分の好きな色を探すのが、なんだか宝探しのようで、色の変化を自分で絵の中に入れこんでいくっていう作業も楽しくて。

大人になってから絵を描くのが好きなお子さんにインタビューをしたときに、たくさんの色を繊細に使い分けたり、直感的に自由に混ぜたりしているのを見て、やっぱり小さい頃からいろんな色に触れておくのはすごく大切なんだなって改めて実感したんですよね。

岡田 そうですね。色と言えば、サクラクレパス創業90周年の際に作ったクレパスの色数が最大なんですが、何色だと思われますか?

だいすけ う〜ん、150ぐらい?

岡田 700色です。研究所では2000色ぐらい作ったんですけど、もうグラデーションがよくわからなくなってきて(笑)、最終的には700色に。

田淵 学芸員が700全部の色名をつけるのも、大変そうでした。

だいすけ すごい! 700色!

田淵 700色まで行くと特別ですけれど。お子さんには何色ぐらいのセットがおすすめかよく聞かれますが、やっぱり商売抜きで多色もの、クーピーなら60色セットをおすすめするんですね。それを最初にパッと開けたときのお子さんの顔が、すごくうれしそうで。その経験から絵が好きになることも実際に多いので。自然と「描きたい」という気持ちになりますよね。

だいすけ なるほど、僕もめちゃくちゃ気になります。ちょっと漠然とした質問になりますが、子どもの絵への関わり方で、保護者にとって大切なことはありますか?

岡田 やっぱり、コミュニケーションというんでしょうか。子どもが「見て見て」って言ったときはちょっと手を止めて「わあ、すごい」と応えてあげるのが大事なのかなと思います。小さい子の描く絵ほど、顔がとても大きかったり、右手だけ大きいとかいうことがあるんですけど、それには子どもの中で理由があるんですね。そういったことを聞いてあげて、一緒に話すのが大事かなと思います。

だいすけ 確かに、描いた絵から始めるコミュニケーションっていうのは大切かもしれないですね。小さい頃の絵って本当にどんどん変わりますよね。最初、丸も描けないところから丸になって、丸の中に点が入って、それが目になって。1色だけだったのが、だんだん色が増えてきたりとか。その変化を大人がキャッチして会話につなげると、またその子の絵の意欲につながっていくのかなって、今、お話を聞いていて改めて思いました。

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シュギョーのまとめ

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本誌だけでは伝えられなかったお話をkodomoe webでご紹介しています。
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横山だいすけ
よこやまだいすけ/千葉県出身。NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」の歌のお兄さんを2017年3月まで最長9年務める。「子どもに良質の音楽を届けたい」という目標のもと、舞台、ラジオ、TVなど幅広く活躍。YouTubeチャンネル「横山だいすけチャンネル」も配信中。

最新情報はこちらをチェック!
Web:yokoyamadaisuke.com/
Blog:ameblo.jp/daisuke-yokoyama/
Twitter:@daisuke_minna

Today’s Master

株式会社サクラクレパス
田淵大佐さん(写真左)
マーケティング部 商品企画二課長
岡田健吾さん(写真右)
マーケティング部広報

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1921年創業の老舗文具メーカー。1925年に「クレパス」を商標登録・発売。全国教育美術展への全面協力をはじめ、長年にわたり文化教育活動支援も行っている。

インタビュー/原 陽子 撮影/大森忠明 スタイリング/吉岡ちさと(だいすけさん) ヘアメイク/安藤千浪(だいすけさん)(kodomoe2023年6月号掲載)

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