第112回「たいめいけん直伝☆タンポポオムライス」
みなさまこんにちは! (・∀・)ノ
いつも御覧いただいてありがとうー!
先日「有吉反省会」という番組に出させていただきました。
この、コドモエさんでの連載が「ホラーすぎる」という反省で!笑
コドモエ編集部の森さんにも、声でのご出演のご協力もいただき!
おかげさまで「おもしろかった!」と好評のオンエアとなりましたー。
・・・ホラーな案件はきっと今後も、ホラーなままだと思いますが!
番組では最後に反省の「禊(みそぎ)」をするコーナーがあって、
私は日本橋「たいめいけん」の茂出木シェフの元に出向き
「ふわふわ」で有名な「タンポポオムライス」の
修行をすることになったんだよー!
ただ、番組を通じて修行するだけじゃモッタイナイ☆
せっかくならバッチリしっかり教えていただいて
この「コドモエ」さんでレシピをお伝えしようー!
転んでもタダじゃ起きない精神な感じで。笑
茂出木さんにもご承諾をいただきました! ありがとうございます!
「たいめいけん、直伝って書いてね」だそうです。モチロンです!
ロケの間、茂出木さんが発したお言葉の端々のメモを見ながら
みなさまに、お伝えしていきますねー! (・∀・)ノ
材料は2人分で
☆フツウに炊いたご飯・お茶碗2人分
☆鶏モモ肉(1cm角切り)・120g
☆玉ねぎ(みじん切り)・1/4個
☆マッシュルーム(薄切り)・4個
☆グリーンピース(冷凍)・30g
☆トマトケチャップ・大さじ3
☆卵・6個
☆バター・大さじ6
☆塩・ホワイトペッパー・適宜
卵とバターの量が脅威です・・さすがです!!
でもでも、「ひとり3個&バター大さじ3」を食すよーな
そんなゼイタク体質ではないのでーっ、(°Д°;≡°Д°;)
茂出木さんゴメンナサイ。ちょいと減量させてくださいっ。
それからグリーンピースも・・あまり好みではなく・・生意気にゴメンナサイ!
我が家は勝手に「ひとりたまご2個&バター大さじ2と1/2」にしちゃいました。
「自宅では卵とバターは減らすかもー」と言ったら、優しい茂出木さん。
「そしたら、卵に牛乳を少し加えて増量するといいよ♪」ですって!
教えていただきながら勝手に減量しよーとする私へのアドバイスまで、感謝!!!
そんな「オムライス」の命とも言える「卵」。大切なのは、「焼き方」!
なんと、茂出木さんがご考案されたという
「オムライスの卵を焼く専用フライパン」を!
プレゼントしてくださったのーーー! なんてこと!
卵を「クルリン」と巻くために、トントンと柄を叩く作業をするのですが
柄の角度が少しナナめに付いていることで、巻きやすくなるんだってー!
手前のフライパンと見比べて見てください。(・∀・)
奥が「たいめいけん」さんの卵専用フライパン!
柄の角度が違うの。伝わるかなーーー?
ありがとう! 家宝にします! 最強アイテムのお力をお借りして、レッツクッキング!!
材料を切り分けていきまーす。鶏肉は、皮目を上にした方が切りやすいとのこと☆
切り分ける鶏肉の大きさも「1cm角」にすることで早く火が通るのだそう!
細かなアドバイスをちゃんとくれる。ただモーレツに肌が黒い人ではないのです。
でも、取ったメモの内容がまた、ナゾだらけなんだけどね。
エーーー、解説します。笑
☆タンポポオムライスは材料がシンプルゆえ、ごまかしが効かない。
☆2人前を作るフライパンは、27cmくらいの大きさがオススメです。
☆まずはフライパンに「ターバー」を大さじ 1、入れます。・・バターね。
☆フライパンは強火で、でもバ・・ターバーを焦がさないように
フライパンを火から離して、調整します。しないとターバーが
「日焼けする」!
シェフ、いちいち表現がおもしろいです。( ´艸`)
「日焼け」しないようにターバーが溶けたら中〜弱火にし、
玉ねぎが透き通るまで、そして甘みが出るようにゆっくりと炒めます。
鶏モモ肉を加えたら、火を少し強めて
フライパンを振る! 上下に、上げて下げて!
空良、がんばってーーー! やってみてーーー!
「エイッ!」うまーーーい!!! (≧▽≦)
思い切りの良さがいいのか?とっても上手でした!!
白ワインを少々!
「おいしいにおいがしてきたらOKーーー!」とのこと☆
このあたりでマッシュルームを入れます!
鶏モモ肉にある程度火が通ったら、ここで「TMK」!
「トマトケチャップ」を「大さじ3」加えます。ドボトボドボーーー♪
ケチャ・・TMKを入れて、しばしクツクツと煮込むことで
TMKがソースのようになり、甘くなるんですって!
「とにかく焦がさないように」。
ここでメモの続きを見てみましょう!
「焦げていいのは顔だけ」
名言いただきました! ヽ(*´∀`)ノ
グリーンピース、
普通に炊いたご飯をここに足します。足し・・
ヤダーーー! ご飯がまだ炊けていないっっっ(°Д°;≡°Д°;)
私の「よくあるある」です・・カレーのルーが完成した後に
「白米がないことに気がつく」的な、ボーゼン系の失敗。( °д°)
うーーーん。まだまだ炊けそうもない・・腹ペコ少年、しばしお待ちを!
みなさまはくれぐれも、こんなミスを避けてスマートに進めてくださいね!!
しばらく待って、ようやく炊飯っ。お茶碗2人分のご飯を投入「そーれっ」!
上からお塩を2回ほど、パラパラーーーッとふりかけ
茂出木さんのオススメは「ホワイトペッパー」を使うこと☆
「顔は黒、塩は白、コショウは白、TMKは赤」なんの確認なんでしょう。笑
ご飯を入れたら、一気に強火に!
強火にすることで素材が混ざるんですって☆
そして「脇をしめ、フライパンを上下に振る!」
シェフらしいこともちゃんと言ってくれます!
今度は私が挑戦して見ました。ソレーーー!
・・勢いありすぎて、だいぶ火から離して炒めているけれど
ホントだ! こうすることで、わりとすぐに全体が混ざった!
ご飯は「セルクル」という、丸くて大きなワッカを使って成型・・
するのがレストラン仕様ですが、ここは一般家庭ですので!
手動でご飯の形を整えます。笑
まあるく平らに、厚みを持たせたご飯の形が「タンポポ」風☆
ご飯の用意はできました。ここからが「オムライス」の命!
「何に命をかけるの! これがすべてです!」シェフも熱くなっていました。
「熱いハートと熱いファイヤー。心も熱します!」とのことです! ファイヤー!
ここで私のナゾのメモ。
「2つのターバーを入れ」
あとは強火のままで、フライパンを火から遠ざけたり(シェフいわく遠赤外線効果)
フライパンを前後にゆすって動かしながら、火を通す! (シェフいわく空中殺法)
このとき「さいばし」は常に「立て」、激しく動かすのがポイント!
うまくできたら「MAXキャッホー」声を張りあげ喜びをあらわに♪
最終的に失敗しちゃったら「ふわふわは、ふわふわで隠す」のが奥義とのこと!
ターバーを大さじ1と1/2入れ(スミマセン、控えめで)
熱したフライパンに、卵を一気に入れる! キンチョー!
フライパンを浮かせながら、
立てたさいばしを常に、グルグルと円を描いて動かしながら☆
グルグルグルーーー
すると! 周りのフチが固まってくるので、すかさずっ
さいばしで、奥の角を目指して、卵全体を寄せていきますっ。
こんな風に。さあさあ急いでーーー!
ここから「柄」の根本をトントンと叩いて
奥に寄せた卵を、クルリッと回転させていきますよーーー!
トン! トン! のコツもお聞きしました☆
フライパンを持つ左手は「上」に上げようとするけれど
コブシの右手がガンとしてその場を動かず、結果、
固定された右手によって柄の根本が叩かれる、という感じ!
ついつい、叩く「右手」に意識がいってしまうけれど、
左手の「フライパンを上げる」力加減が大切なのね!
・・頭では理解していても、やっぱり難しいーーー!
トントン、
そーれトン!
あ。向こうに行っちゃった!
若干少なくなったけれど、巻けた風の形になったので、ご飯の上に!
空良にもチャレンジしてもらったよ!
トントン、トーン!
空良は左利きなので、逆ね☆
卵の位置まで逆じゃなくて、いいんだけど。(^▽^;)
なんとか、できましたーーー!
(それにしたって、器が小さすぎた。)
ドキドキ、ナイフの先で卵にソーッと切り込みを入れ
ご飯をおおうように、卵を左右に、夢のように広げていきます!
結果、手前の私のは「グーチャグチャ!」 (ノДT)
奥の、空良のは・・・
形が崩れたけれど、若干「ふわ」!
こんなときは! シェフから教えていただいた
「ふわふわは、ふわふわで隠す」の奥義でー!
出来上がりーーー! ヾ(@°▽°@)ノ
「ふわふわ」とまではならなかったけれど
味付けはとってもおいしいオムライスです!
ご飯にしっかり味がついているので、
このままケチャッ・・
TMKを足さなくても、バッチリおいしい!
私が今まで作っていたオムライスは、ずいぶん
いろんな調味料に頼っていたんだなーと思いました!
シンプルな材料で、調味料を多用しなくとも
「火加減」と「フライパンの使い方」によって
こんなに際立つ味のオムライスになるんだなあー!
茂出木シェフ、勉強になりました。ありがとうございました!!!
黒く優しくおもしろい方
だけではなかったー!
また、空良といっしょに挑戦しよう。
「またやってみたい!」と言ってくれている♪
そしていつかは「ふわふわ」作って叫ぶぞー、
「MAXキャッホー! 」(@°▽°@)ノ
その声、茂出木さんにもどうか届きますように☆
みなさま、今年もお付き合いをいただいてどうもありがとうー!
来年こそ、お料理上手になれるよう
日々精進していきます!
ってこれ、
毎年言っている気がするよーーー!!! (ノ´▽`)ノ
おくやまよしえ(女優・タレント)/東京都生まれ。1992年、映画「喜多郎の十五少女漂流記」でデビュー。2001年に結婚。翌年、長男を出産。現在は2児の母。NHK「すくすく子育て」、TBS系ドラマ「キッパリ!」主演を経て、テレビ、ドラマ、雑誌などで活躍中。特技はイラストを描くこと、手芸。
ブログ 奥山佳恵のてきとう絵日記