第111回「チョコバナナのロールケーキ」
みなさまこんにちは♪(・∀・)ノ
いつも御覧いただいてありがとうございます!
早いもので12月。今年も残すところ、実は数日ー!
さっきまで夏だったような気がしているくらい、早いです。
来週なんて、クリスマス! 日焼けした足がまだ白くなっていないのに!!
時の早さにおどろいてばかりもいられない。
いつも、「時すでにおそし」なタイミングのレシピばかりを
連載し続けている私ですが
(バレンタインが終わったころのチョコ、
ハロウィンが過ぎたあとのカボチャ料理など)
今回は、ちがうわ!
時代にのったわ!!
来週のクリスマスにむかって
「チョコバナナのロールケーキ」を作ります!!
はじめてかも・・
ちゃんと、「旬」に間に合ったの!
連載を100回も越えていながらーーー! (ノДT)
なんだか、私らしからずでちょっとキンチョーするほどです。
このメニュー、パン教室の先生からまたまた教えていただいた「特別メニュー」です!
先生から教えてもらったのは「キルシュ」というお酒を使った
「キルシュロールケーキ」でした。おいしかったー!
でも、子どもが食べるにはちょっとオトナ味かな?というのと
近所のスーパーで「キルシュ」を見つけられなかったのでー
今回は「キルシュ」省略バージョンで!
ちなみに、「キルシュロールケーキ」の中に入れる果物は「ダークチェリー」
ケーキの周りに装飾するチョコレートは「コポー(クーベル黒)」がおすすめだそう♪
本格的な、オトナの「キルシュロールケーキ」を目指す方は、ぜひこの材料で!
「キルシュ」省略の私が用意した果物は「バナナ」で
装飾するチョコは「ビター味の板チョコ」にしました♪
生地にはココアがたっぷり入ります。ココア、バナナ、チョコ。うん、最強☆
「ロールケーキ」の中身がバッチリ想定できたところで、スタート! ヽ(*´∀`)ノ
まずは、「薄力粉 40g」と「ココア 26g」を合わせて、2回ふるいにかけます!
この行程は、パン教室で教えていただいたときに私が担当したの。
なので記憶も鮮明! 2回ふるうことで、サラサラになるんだよねー!
ダマもなくなり、まんべんなく混ざりました!
次に、卵 180g(L玉3つくらい)の全卵+グラニュー糖(80g)を合わせます。
ボウルに卵を入れた状態で量りを「0g」にして、お砂糖を入れると計量しやすい♪
で、たしか
70度くらいの湯せんにかけて混ぜ合わせるのです! (・∀・)
このあたりの行程はお友達が担当していたからよく見ていないの。
そうだ、お砂糖をキチンと溶かすための行程です!
生地を焼くための準備もしておきます!
本来は「マリオパン」という、平たくて少し深みのある鉄板に
生地を流し込んでオーブンで焼くのですが、持っていないのでっ
今回は、揚げ物の油をきるための道具「バット」を使用することにしましたー!
バットにクッキングシートを敷きます♪(・∀・)
ヘェー! バットって、オーブンに対応OKなのね!! いいコト知ったー!
実は私、この歳(42ちゃい)になっても、コレはオーブンに入れてアリかナシか
というジャッジがいまだによくわかりませんの・・おはずかしながら。(;´▽`A
お砂糖が溶けた卵液に、薄力粉+ココアを加え
空いたボウルで「牛乳 30g」を計量し、生地に牛乳を加えます☆
そしてあわだてーーー! ソレーーー!
出よ文明の利器、ハンドミキサーよ!
ガーーーーッ
・・・アレ?
ちっっっともふくらまない。
「湯せん」か?
温度の問題なのか?
心臓がドキドキしてきました。。
湯せんにかけながらあわだててみる空良。
不安が胸いっぱい広がるなか、祈る気持ちで・・
しーーーーん。
祈る気持ちもむなしく
いくら文明の利器を使っても!
ちらっっっとも生地がふくらまない!!!
と。
ここまできてよーやく気がついた。
「生地がふくらむのは、卵を泡立てるからではないか!!!」
シフォンケーキの時もそうだったじゃないかーーー!! ((( ロ)~゚ ゚
ぜんぶ、材料を合わせてから泡立てたって
ふくらむことはないんだ、卵は、もう・・!
いくら、このハンドミキサー作業はお友達が担当していたからとはいえ
「なぜ生地がふくらむのか」を、まったく念頭になく理解していなかった私がニクい!
卵を3つも使ったのに、このまま生地をダメにしてしまってはもったいない。
こうなったらダメもとで・・!
「しっかりと泡立てた卵、あとから追加で混ぜ」にチャレンジです。(つД`)ノ
そーでした。今頃になって、思い出しました・・!
先生は教えてくれていました。
「つまようじが立つくらいに泡立てるのよ」と・・!
お友達に改めて確認しました。以下が本来の正しい行程!
湯せんで少し温めながら「全卵+お砂糖」を泡立て器で混ぜます。
理由は卵が温かくなると、その後の泡立ちが早くなるから☆
熱くしすぎて、卵が固まらないように注意しつつ♪
そして湯せんから外して「つまようじが立つまで」
しっかりと泡立てる!! でございます!
つまようじが立つまでしっかりと泡立てた全卵さま、どうか、
こまった生地にチカラをーーーーー!
すこーーーし、弾力が出た気がします。。
「卵1個分」なので、か弱いですが。(ノ_-。)
170度にしっかりと予熱をかけたオーブンで「14分」焼きます!
よかった! 焼けたっ!
なんとかなった! (気がする)
焼いた生地は、かわいたふきんを上からフワッとかけて冷まします。
生地の表面を手でさわって、ペタッとくっつかない程度になったらOK!
生地の、手前側に「2 本」切り目を入れます。
ここでもしキルシュがあれば「キルシュ入りシロップ」を全体に塗ります♪
「キルシュ入りシロップ」
お水 20g
グラニュー糖 20g
キルシュ 4g
次に「クリーム」を塗ります。
やはり「キルシュ」がもしあれば「キルシュ入りクリーム」で♪
「キルシュ入りクリーム」
生クリーム(42%) 150g
グラニュー糖 10g
キルシュ 小さじ1
キルシュなしバージョンの今回のロールケーキは
「生クリーム」に「グラニュー糖 10g」を足し
しっかりと「固め」に泡立てます!
底を冷やしながらだと「泡立つのが早い」と聞き
保冷剤を下に敷いていますっ。たしかに早かったー。
「ハンドミキサー使用時の冷&温」のおさらいっ(@°▽°@)ノ
「全卵(スポンジ)」の時は「温めながら」
「卵白(メレンゲ)」の時は「冷やしながら」
そして「生クリーム」を泡立てるときは「冷やしながら」!
温度を正しく味方につけることで、グーンと作業がはかどるとのこと☆学んだ!!!
泡立てた味付き生クリームを、生地の上に塗っていきます。「2/3」の量で!
登校前に作業をお手伝いしてくれて、
ホントにありがとう、息子よ・・!
クリームの上全体にパラパラと具材のバナナを散らしたら
奥、1cmのスペースをあけ、手前側にコンモリとクリームを塗り
あとは「ひといき」に!
「巻き寿司」感覚で!
エーーーイ! と男気!
一気に、ドン! と巻く!
奥の空きスペース「1cm」にむかって!
そして生地をキュッと軽く巻きしめながら
巻き終わりをさりげなく、底の方にクルン!
うまくいかなくたってだいじょーぶ!
残しておいた「1/3」の味付き生クリームで
ケーキの周りをペタペタ、塗っちゃうからね♪( ´艸`)
ここで、登校直前中学生のタイムアウト!
「せめて味見がしたい!」とのことなので
キッチンにて、ドタバタの「ケーキひとくち食べ」!
ザツなハハの元で生まれた息子よ・・・! (ノДT)
どうかこれからも元気にすくすく、育ってほしい。
本来なら「コボー」というチョコを刻むのですが
今回は、手軽に入手できる板チョコ(ビター)を刻んで
生クリームを塗ったケーキ周りにつけて冷ましたら
かんせーーーい!!! (〃∇〃)
メリークリスマス!!
いただきものの、とってもステキな
カラフル・ポインセチアとともに♪
ワクワク、ナイフにゅーとーーー!
カタッッッ。(((( ;°Д°))))
カタくてビックリ!
ノーふわふわ!! なんていうか
断面を見てみると「二層」になっている。
あーーーやっぱり、「卵1個」だけのホイップでは
太刀打ちすることができなかったかぁーーー! (/TДT)/
こんなにカッタイ、ロールケーキを食べたの
生まれてはじめてです・・(−_−#)
人生イロイロ、ケーキもイロイロ
とはいえやっぱり!!
クリスマスには、ちゃんとおいしい
「ふわふわ」ケーキをーーー! (ノДT)
ケーキだいすき次男ライちゃんもあまり口にせず中身の「バナナ」だけを食べ
なんでも食べる長男空良は「やっぱり、座って食べると落ち着くね!」と
ひとりだけ、違う観点からのケーキを食べた感想を述べていました。笑
私はといえば。まあ、、カタくても、食べられないことはないですが
いちばんおいしいなと思ったのは
「42%の生クリーム」でした!!!
クリスマスもこのケーキを作ろうと思っています。
せっかくなら「キルシェ」も探して買ってきて!
中身はバナナでね。
我が家にどうか
まともなクリスマスが
やってきますように。アーメン!
おくやまよしえ(女優・タレント)/東京都生まれ。1992年、映画「喜多郎の十五少女漂流記」でデビュー。2001年に結婚。翌年、長男を出産。現在は2児の母。NHK「すくすく子育て」、TBS系ドラマ「キッパリ!」主演を経て、テレビ、ドラマ、雑誌などで活躍中。特技はイラストを描くこと、手芸。
ブログ 奥山佳恵のてきとう絵日記