連載第30回「雪見のようなだいふく」
みなさま、こんにちは! (・∀・)
いつも、御覧いただいてありがとうございます!
今回も「再現レシピ」にチャレンジ!
前回の「パイのあの実風」に続き、こちらのお菓子もロングセラー!
「雪見だいふく」風、「雪見のようなだいふく」作りに挑戦します!
ひんやりモチモチ、おいしいよね~♪暑いまいにちにもピッタリ♪
今回は空良と、空良のお友達の男子ペアがお手伝いしてくれます。
さて、じょうずに作れるでしょうか?
それは、私にもわかりませんっ!
材料はコチラー! (ж>▽<)y
材料(約6個ぶん)
★白玉粉 60g
★おさとう 100g
★お水 60ml
★牛乳 60ml
★バター 大さじ 1/2
★コーンスターチ(なければ片栗粉)
★お好みのアイスクリーム
私が用意したアイスは、バニラと抹茶、チョコ、いちご練乳氷!
「雪見のようなだいふく」に入ってたら、おいしそーだなー!
と、思うものをいろいろとチョイスしてみましたっ。
だってね、つい最近、本物「雪見だいふく」のこんなバージョンを発見。
期間限定「ストロベリーショコラ」だってー!
「期間限定」の品があるのだから、きょうはおもいっきり
「おうち限定」の雪見のようなだいふく作りをたのしもうー!
的確な再現が出来るように、まずは「本物」を食べるところからはじめました。
「おモチがうすくて、よく伸びておいしーい!」
「おモチにチョコやイチゴって、合うね!」
あまりのおいしさにいっしゅんで完食。
この味を目指して、がんばろう!!
まずは、アイスクリーム1個分の量をスプーンなどですくって
ラップで包んで、溶けすぎないようにしながら丸く形作って、
冷凍庫で凍らせておく作業から♪
アイスをラップで丸めるのかー。だいじょうぶかな、子どもたち。
時間がかかって溶けてしまいそう。元気で体温も高めだし。。。
あ! いいこと思いついた! (°∀°)b
アイスをスプーンですくって、タッパーに入れて凍らせよう!
よしよし! この方がすばやいですー!
さあさあ、溶けないうちに早く冷凍庫へ・・・
って
冷凍庫の中身がパンッパンで、タッパー入らなーい!!! (iДi)
みるみる溶けていく、アイスクリーム・・・
「んもうー!! なにしてんの、早くー!」子どもたちから急かされる私。
第1行程からこんなです。みなさん、作られる際は、
まず冷凍庫の空きスペースを確保してくださいっ! 泣
どうにかこうにか、アイスを冷凍庫に入れましたー。はあ、汗だく。
続いては、おモチの生地作り! (°∀°)b
耐熱のボウルに白玉粉を入れ、お水をすこーしずつ加えながらまぜ、よくこねます。
だまがなくなったら牛乳を少しずつ加えて溶きのばし、お砂糖を加えて、まぜまぜ。
「ぼく、こういうの作ったことがあるよ。だいふくをママと作ったの!」とお友達。
そうかー。キミはエラいなー! ちゃんとおうちのお手伝いをしているんだね。
「すこしずつ入れて、まぜるんだよね。」しかも、ちゃんと覚えている!
そうだよ、きょうも、だいふくのようなものを作るんだよー♪
だまにならないように、ていねいにまぜまぜ。
経験しているお友達が中心になってまぜ、
空良はそっとお皿をおさえて、サポート。
いいコンビ!空良、ナイスアシスト。
「いい奥さんになるねー!」と言ったら
・・・思いっきり、いやな顔されました。
もー。じょうだんだってばー! (ж>▽<)y
続いては、生地の加熱!
ふんわりとラップをかけて、レンジで2分加熱します。
いったん取り出して、ゴムベラでよくまぜ、なめらかにします。
ちょっとチンしただけなのに、生地はおどろくほどの弾力に!
またしても、ステキな奥さま空良がお友達をそっとサポート。
ちからを合わせて、クッキングー!
なめらかになったら、再びラップをかけ、
今度は1分加熱します。取り出して、さらにまぜまぜ。
だんだん、やわらかーいおモチのようになってきました。
ビロローーーン
ツヤが出てきたらバターを入れて、全体がなじむまで、よーくまぜ合わせます♪
それでは、いよいよ「雪見のようなだいふく」作りのメインへ!
生地を「伸ばす」行程ですっ!
バッドに、コーンスターチをザザザッと広げ、
生地の1/6量をのせます。上からもコーンスターチをかけて
手にもまぶして、くっつかないよーにしながら広げていきます!
やわらかい生地を手で、直接さわらないようにするのがコツなのだそう。
粉の上で、粉ごしに生地をさわる感じ。
がんばれー! 子どもたち!!
力を入れると生地にふれちゃう。
生地にふれると、あっといまに手がベタベタに!
ちょっとーーー! いったいなぜそんなことに???
悪戦苦闘の子どもたち。がんばれ、負けるなー!
作る前に食べた、あの本物の味を思い出すんだ!
なんとかどうにか、生地を広げたら
それを小さめの容器などに敷きます。
ちなみに、この時の容器を「本物の雪見だいふくの空き容器」にすると
さらにそっくり&つつみやすくて便利です♪(ж>▽<)y
凍らせておいたアイスを入れて、包みます!
いよいよきたよ、クライマックスー!
空良は、抹茶&バニラというアイスの組み合わせ。
早くしないと、アイスが溶けちゃう、溶けちゃうー!
タッパーのアイスだと、いっぺんに溶けていってしまう!
そうか・・・最初からアイスを1個ずつラップで包んでおけば
こんな風に焦ることもなかったのか・・・! 今さらながら反省。
「なんとか、がんばれー!」応援しながら、バットや子どもたちの手に粉を足す私。
次回はラップで包もう、と心の中で誓いのような反省をしながら、はげましながら・・・
なんとか、完成っ!
よくがんばってくれましたー!!
見た目、バッチリ雪見のようなだいふく!!
この状態で、1時間くらい凍らせます。わくわく!
ではでは、「作り方」の要領がわかったところで
今度は、生地の味を変えて作ってみようっ♪(°∀°)b
もう1度材料をそろえます。白玉粉、お水、おさと・・・
ガーーーン!!
おさとう、すっからかーーーん!!!(((( ;°Д°))))
「30gしかないよー! さっきの半分だね。」とお友達。
そうだね、少ないね・・・って、いやまてまて。
いま、なんて言ったかな?「さっきの半分」?
分量はたしか「おさとう100g」だったはず・・・
はっ!!! しまった!!!
白玉粉、お水、牛乳が「60」という分量だから
「おさとう」もつられて、勝手に「60g」にしていましたっ!!
完全に作っちゃってから、分量を間違えていたことに気が付いたよ・・・。
お友達に、ボツリと言われました。
「空良んちって、こんなに刺激のある失敗があってうらやましい。
それにくらべて、うちは平和で・・・」
キミ、マジで言っているのか?
じゃあ私も言わせてもらうが、
「平和」であることがいちばんなんだぞー!! (ノДT)
まあ、でもなんにせよ。作ってしまったものはしかたがない。
あとで食べてみたとき、どんな風になったかのおたのしみにするとして
問題は。目の前の「30g」しかない、おさとう・・・。
えーーーい! 思いきって、この量のままで作ってみよー!
カロリーおさえめの「ダイエットだいふく」として♪テヘ★
白玉粉、お水、牛乳の量は「60」のままで
おさとうは、実験的に「30g」で作ってみます!
チョコ風味の生地にしようと思うので
白玉粉に「ココア」を小さじ 1/2くらいをまぜました。
抹茶もおいしいんだって! 抹茶の量も、同じ「小さじ 1/2」ね♪
色違いのだいふくで、中身をそれぞれ変えて作るのもたのしそー!
さあ、生地はこれまでと同じ行程で作り、問題は「生地のばし」です。
子どもたちは「粉ごしに生地をさわる」ことがメンドーになったらしく
「ぼく、直接、手でまるめてみるよ!」
お友達が言い出し、とめる間もなく・・・
こんなことに。
ギャーーー!!
「たすけてー! 手がモチになっちゃったー!」
だから、「なるべく手で生地をさわらないこと」って
アドバイスをしたじゃないかあー! (/TДT)/
しかも、あえて「雪見だいふくの容器」を使わずに
この状態のまま、「手」でアイスをつつむ、なんて言い出す。
いいよ、いいよ。これも経験。いろいろやって学んでいこう!
すでにベタベタの生地にアイスをのせる、という荒業。
案の定、1回目以上にもんのすごく苦戦。。。
そうしたら、「だいふく作り」の経験があるお友達が
「アイスを入れるの、大変すぎる! ねえ、あんこないの?あんこいれない?」
うん。すごくいいアイデアだけれど、それじゃあゴールがちがっちゃうから。
フツーの「だいふくモチ」になっちゃうから!
だから今回はアイスで、がんばってー!
「いろいろやってみて学ぶ」ということで、
凍らせるのも、いろんな容器に入れてみたよ!
ちいさな器、赤ちゃんライライのほにゅうびんのフタ。
それぞれ凍らせて、完成したのが・・・
コチラ!!
やったー! できたぁーーー!!
ちなみに、「本物雪見だいふくの容器」で作ったモノは
こんなにクオリティーが高かった。見た目、ぜんぜん違うよね!
完成品は、総勢5人の男子たちに食べてもらいました。「さあ、お食べー!」
奪い合うよーになくなる、雪見のようなだいふく。
気になる中身は?そしてお味は?・・・
「ママ、これおもしろい!」
「96パーセント、おモチだよ!」と空良。
ほんとだぁー。中身のアイスがちいさくて、
ほぼ「おモチ」です! 笑
「でも、おいしい。おもしろい!」
男子たちのウケはとってもいいようです!
私もひとくちもらってみたよ。
たしかに「モチモチ」具合いがだいぶ違うけれど・・・
これはこれで、おいしい。凍らせても固まらない、この食感は
「雪見だいふく」に近いと思う!
・・・アイス、ほぼないけれど。笑
それからおさとう、ひかえめでしたが気にならなかった!
少量でもアイスが入っているからかなー?よかったぁー!
そうだ、味の組み合わせも気になる!
空良が作っていた「ココア×抹茶アイス」という
斬新な雪見のようなだいふくを食べたお友達に、感想を聞いてみました!
「おいしいです。でも、こんなにドギキする雪見だいふくは、はじめて。」
それを聞いて安心したー♪(〃∇〃)ノ
子どもたちのおかげで、成功したよー!
が、しかし。今回も、前回に引き続き反省ポイントがいくつも。。。
ポイント1★作る前に、冷凍庫の空き容量を確保することーっ!
ポイント2★アイスは事前にラップで1個ずつ包むと、のちのちラク。
ポイント3★生地をのばす時は粉ごしで。包んで凍らせるのは、本物の容器で!
本物の容器は、とり出すのもラクでした。凍らせたまま、ポン! と出て来る!
やっぱり、本物ってすごいんだなあ~!!と、あらためて感心しましたーっ。
というわけで我が家では、この「本物の容器」が捨てられなくなりました。笑
雪見のようなだいふくを作るための「調理道具」として
これからもたいせつに、使い続けたいと思いまーす!
おくやまよしえ(女優・タレント)/東京都生まれ。1992年、映画「喜多郎の十五少女漂流記」でデビュー。2001年に結婚。翌年、長男を出産。現在は2児の母。NHK「すくすく子育て」、TBS系ドラマ「キッパリ!」主演を経て、テレビ、ドラマ、雑誌などで活躍中。特技はイラストを描くこと、手芸。
ブログ 奥山佳恵のてきとう絵日記