連載第3回「感動コロッケ」
みなさま、こんにちはー! 奥山佳恵です。
今回の「たのしむこそだて」は、
私が今まで「1度も作ったことのないおかず」作りに挑戦です!
キャー! なんてチャレンジャーなんでしょう!! 勇気だけはたたえて!
作るおかずは「コロッケ」!
(私の中で)難易度の高い、揚げ物ですっ。
はっきり言って、実は私は、からあげデビューもここ最近です! エッヘン!
子どもができるまで、揚げ物はお外で食べるもの、と思っていました。
まあ、今でもちょっとそう思っていますが(笑)、
先日、お友達ママが我が家で揚げたてのからあげを作ってくれて、
それがすごくおいしくて子どももとーっても嬉しそうでおいしそうだったので・・・
親子で「揚げたて」を求めて、日々がんばっていますっ!
だがしかーし! コロッケは揚げ物界の王様です!(私の中で)
おそれおおくて、素人の私ひとりでは手を出せませんー!
と、いうことで、こういう時に頼りになるのが
お料理がとってもじょうずなお友達ママたち、子どもたち!
大量のじゃがいもを持参して我が家にやってきてくれました! ありがとう!!!泣
そこで教えてもらった「コロッケ」。
これ、お友達のおうちのオリジナルなのですがめっっっちゃめちゃおいしいの!
今までにないコロッケ。かなり別格なの!
「揚げたてだから」以上に、中にはヒミツがかくされていましたっ!
教えてくれたお友達をヨソに勝手に名付けて、「感動コロッケ」です!!
コロッケを作り慣れていらっしゃる方も、ぜひ読んで、作っていただきたい!
はじめての方は、どうぞ私とごいっしょに。勇気を出して、挑戦してみてくださいっ!
がんばっただけの価値がある、感動が待っていますから!! ほんとに!
とにかく、私はまるではじめてなので、作り方を教えてもらいながら、
子どもといっしょに、というか、子ども以上にオロオロしながら(笑)
クッキング・スタート! (ж>▽<)y
★その1★
じゃがいもの皮をむき、同じぐらいの大きさに切って、
お鍋にじゃがいもがかぶるぐらいのお水を入れ、お塩少々を加えてゆでます。
新じゃがなら、皮がやわらか~なのでゆでてから皮をむきます。ラクです!
コロッケって、ほぼこの「じゃがいも」で出来ているんだねーっ! (´∀`)
知っているようで改めて見て知って、理解。つまり、この「ゆで」が大事ね!
私はいつもじゃがいもを調理するとき、たとえばカレーに入れるとき、
たいてい「固い」の。かむと中央で「ガリッ」と言う。「ほっこり」させたことがない。
なのでじゃがいもを食卓に出すと毎回、家族からはクレームが。。。ゆで下手なんです。
そんな思いで、お友達がゆでている様子を見ていたら、私の時とぜんぜんちがうので驚いた!
お友達はお鍋のじゃがいもを、これでもかという長い時間、
ずーっとゴンゴンゆで続けているの! こんなに時間をかけるんだー!
もうこの「1」の段階で、目からポロポロのウロコです。(ノ´▽`)ノ
★その2★
じゃがいもをゆでている間に、他の具材をカットします!
にんにくはみじん切り。玉ねぎを半月形からスライス。
お友達が、♪タカタカターーーンと玉ねぎをカット。
♪タッタカタンタンターン
「豚バラ」は一口サイズにカットします。この「豚バラ」使用がポイント!
このコロッケの特徴は「ひき肉」ではなく「豚バラ」であるというところ!
これが、感動を呼ぶコロッケの「感動」部分だと思うー!! (〃∇〃)ノ
★その3★
具材を調理します。
サラダ油でにんにく、玉ねぎの順に炒め、
玉ねぎが透明になったら豚肉を加え、
火が通るまで炒めます!
いい感じになってきたら、調味料を加えます。
だしの素とおしょうゆ、各小さじ2
塩・こしょう 適宜
火を使い続けるので、ここまでは子どもは、しばしお休み~。
★その4★
じゃがいもに竹串が「すっ」と通るぐらいまで柔らかくなったら、
水を切って、塩少々を加えて粉ふきにし、皮がある場合は熱いうちに皮をむきます!
この「すっ」がポイントでした!
ゆで下手の私は今までずっと「ぶすっ」でした。(笑)
力にモノを言わせて竹串を通していた。ここがちがっていたのかー!
ちなみに、「粉ふき」とは! (°∀°)b
「じゃがいもを入れたまま、水を切った鍋を弱火にかけて粉を吹かせながら水分をとばす」こと。
ザックザクゴロンと、カンタンだったよ!
熱ーくなったじゃがいもの皮をむくのは、ちょっとひと苦労でした!
だがしかーし! この熱さの先には感動が待っています! だからがんばるー!
★その5★
じゃがいもを熱いうちにマッシュします。このあたりから、子どもたちも参加!
★その6★
いよいよコロッケを「形」にします。「子どもとたのしむ」コロッケ作りのハイライト!
マッシュしたじゃがいも、調理をした具材をよく混ぜて、コロッケ形に成形します。
それを小麦粉、溶き卵の順にくぐらせ、最後にパン粉をつけます!
この「コロッケ」作りの作業を、お子とオトナでいっしょになって
美しき「連携プレー」で作っていくよー! (ж>▽<)y ☆
「ひとりの力では困難なことも、
みんなが力を合わせることで簡単となるだろう。(奥山佳恵)」
今回は空良が成形、私が小麦粉&溶き卵、お友達のお子がパン粉担当でした! (・∀・)
これ、たったひとりで作るには時間がかかっちゃうよね?
間で手を洗わなくてはならないから。混ざっちゃうし!
けれどみんなでやれば早い上、とーっても楽しい!
やってみて思ったよ。コロッケ作りは、「子どもとたのしめる」!
★その7★
中火の油で揚げます!
さあさあ、揚げ物のはじまり。危ないので、子どもたちはどいたどいた!
でもこの「揚げ」。コロッケの場合は、それほどおそれることはないらしい!
もともとぜんぶに火が通っているから、色づくぐらいまで揚げれば良いんだって♪
それを聞いたとたん、ホッとしたー。慣れていないから、ただでさえキンチョーして!
完成まで、感動まで、もうすぐ! 早いとこ色づいて~!
はやる気持ちを抑えつつ、油の取り扱いを注意しつつ
できたー! (´∀`)ノ
カリッカリ、サックサクの「揚げたて」コロッケだよー!!
それだけではないよ、このコロッケの感動は、食べてみてわかる!
中に使った「豚バラ」で、お肉が「ちゅるんっ」と入っているの!
中は「ほこほこ、ちゅるんっ」外は「カリッカリ、サックサク」
こんなに美しいメロディーを奏でるコロッケは、他にはありませーん!!
味がしっかり付いているから、ソースいらず。そのまま、ハグハグ召し上がれ♪
手間ひまも時間もかかるけれど、子どもといっしょに力を合わせながら
あつーいコロッケをハグハグ食べるのは、ほんとうにしあわせ!!
達成感あり、連帯感あり、しかも食べると「感動コロッケ」。
おいしい食べ物は、ひとをいっぱい笑顔にするね♪
教えてくれたお友達に、心から感謝。ありがとう!!
おくやまよしえ(女優・タレント)/東京都生まれ。1992年、映画「喜多郎の十五少女漂流記」でデビュー。2001年に結婚。翌年、長男を出産。現在は2児の母。NHK「すくすく子育て」、TBS系ドラマ「キッパリ!」主演を経て、テレビ、ドラマ、雑誌などで活躍中。特技はイラストを描くこと、手芸。
ブログ 奥山佳恵のてきとう絵日記