新連載!ママのための「子育てをラクにする体の使い方」。第1回目は「抱き上げる」【ヒラガコージの子育てフォーム・1】
2児のパパであるパーソナルトレーナー、ヒラガコージさんが、日々の育児のさまざまなシーンで、よりラクに、体の負担を少なくする動き方や動作のコツをレクチャーする新連載が始まります!
第1回 「抱き上げる」フォーム
子育てシーンは全てが体力勝負! 無理な体勢で力を入れたり、長時間同じ姿勢をしていなければならないなど身体を痛める危険が潜んでいます。パーソナルトレーナーで2児の父である私、ヒラガコージが正しい子育ての動き、名付けて『子育てフォーム』をご紹介します!
第1回目は低い姿勢から子どもを持ち上げる『抱き上げ』の動作です。
スクワットをイメージすると腰に負担がかからない!?
みなさんは、スクワットをしたことがありますか?
スクワットは、身体に負担をかけずに最大限のパワーでしゃがむ・立つという動作を行うため、足の付け根、股関節を上手に使います。子どもを抱き上げる際のフォームは、スクワットの動きをイメージすると腰に負担をかけずに抱き上げることができます。
正しい抱き上げ方
1.足幅を広く取り、左右の爪先は外側45度の方向に向ける(①)。
子どもを自分の体に近い場所に寄せ、お尻を突き出すように足の付け根を曲げて腰を落とす。このとき、背骨を真っ直ぐにする(②)。
2.抱き上げるときは、お尻を上に上げるよう、体を真上に引き上げる。
子どもと目を合わせてにっこりスマイル!
これはNGです!
背中を丸めて下半身を動かさずに子どもを持ち上げようとすると、背骨、特に腰に負担が集中し、ギックリ腰や慢性的な腰痛になってしまいます。
【最後に】
子どもは日々成長し、体重もどんどん増えていきます。重くなっても子どもを軽々と安全に抱き上げられるように、下半身を上手に使っていきましょう!
柔道整復師/パーソナルトレーナー。スポーツクラブのインストラクターを経て、フリーランスのパーソナルトレーナーに。お年寄りからアスリートまで幅広い層の人に、ダイエット、健康増進、身体機能回復を指導。3歳男の子、0歳女の子のパパとして育児も奮闘中!
Instagram: @hiragakoji0916
https://ameblo.jp/ichiza-konryu/
次回は「ベビーカーを押す」フォームです。お楽しみに!
撮影/渋谷和江
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