「手遊び歌」で脳と体の連携をスムーズに!【ヒラガコージの育脳体操遊び・9】
キャッチボールやじゃんけんぽん……何気ない遊びが、実は子どもの能力を育むのにとってもいい効果があるんです!
二児のパパであるパーソナルトレーナー、ヒラガコージさんによる「おうちの中でも楽しめて、親子でできる脳を育てる遊び」。連載第9回は「手遊び歌」です。
脳と体にとって
マルチタスクになる手遊び
「せっせっせーのヨイヨイヨイ」「あたま、かた、ひざ、ポン!」などなど、歌いながら体を動かす手遊び。もちろんただ親子で楽しむだけでいいのですが、実は手遊びをしている最中、子どもの脳はかなりたくさんの刺激を受けています。
脳には、体からの触覚情報を受け取る部分(体性感覚野)と、体を動かすための指令を出す部分(運動野)があり、それぞれ手、足、口など体のパーツごとに分業しています(脳科学では「ペンフィールドマップ」と言います)。
手遊びをすると、体性感覚野と運動野の広い範囲が働きます。つまり、脳にとって刺激の多い遊びなんですね。
また、手や顔の表情を動かしながら歌も歌って……というように複数のタスクを同時で行うため、器用さも培われます。ママパパがリードを取りながらお子さんがより多くの動きができるように心がけてください。
足を使って全身で遊んでみよう!
簡単な手遊び歌ができたら、ステップアップとして立った状態で脚や背中などの動きも入れてみましょう。動かす場所が増えることで、脳と手足の情報交換がより盛んになり、脳の活性化が期待できます。お子さんの可能な限りで動きやリズムを徐々に複雑化してあげてください。
【まとめ】
たくさんの効果が期待できる手遊び歌。運動や音楽など、これから様々な才能が開花していくお子さんの可能性を広げる上でとても有効なトレーニングです。遊びを楽しみながら、お子さんが将来の活躍する姿に期待を膨らませましょう!
撮影/渋谷和江
ヒラガコージ
パーソナルトレーナー/柔道整復師。スポーツクラブのインストラクターを経て、フリーランスのパーソナルトレーナーに。お年寄りからアスリート、幼児まで幅広い年齢層を対象に、ダイエット、健康増進、身体機能回復を指導。4歳男の子、1歳女の子のパパとして育児もがんばり中。
Instagram: @hiragakoji0916
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