高度な「運動の記憶」をインプット!【ヒラガコージの育脳体操遊び・5】
キャッチボールやじゃんけんぽん……何気ない遊びが、実は子どもの能力を育むのにとってもいい効果があるんです!
二児のパパであるパーソナルトレーナー、ヒラガコージさんによる「おうちの中でも楽しめて、親子でできる脳を育てる遊び」、連載第5回は「手づかみブランコ」です。
第5回 高いジャンプで運動神経がよくなる
こんにちは! ヒラガコージです。
子どもの手をにぎり、ジャンプに合わせて体を高く引き上げてあげる遊びが「手づかみブランコ」。体に羽根が生えたように高~く跳べるので、子どもはとても喜びますよね。
こうした高いジャンプは、バランス感覚(前庭覚)をやしなうのにとても有効です。
人の脳は、過去の体の使い方などを脳内にプログラミングし、これをもとに姿勢の維持や体の動きを再現します。この記憶と実際の動きのギャップが少ないほど「運動神経がいい」ということになります。
手づかみブランコは子どもが自分自身のジャンプ力以上の高さを経験できるため、より高度な情報を脳に覚えさせてあげることができます。つまり、よりすぐれた情報をインプットしてあげることで、あらゆる動作やスポーツの基礎になる「前庭覚」を効果的に鍛えられるのです。
同じ効果が見込める遊びとして、トランポリンもおすすめです。
子どもの腕や肩に負担をかけないつかませ方
ママ・パパが子どもの腕を引く際にフワッと浮く瞬間を作ってあげると、子どもは“無重力感”に大喜び! ただし、ママパパだけが腕を強く引くと子どもの腕や肩の関節に負担をかける可能性大。子どもにママ・パパの親指を持たせると、力を強く入れすぎるのを防ぐことができます。
【まとめ】
手づかみブランコは、浮遊感が楽しく子どもが喜ぶ体操遊びのひとつ。
ケガに注意しながら普段自分では跳べないような高さを経験させて、よりよい感覚に触れさせてあげましょう!
撮影/渋谷和江
ヒラガコージ
パーソナルトレーナー/柔道整復師。スポーツクラブのインストラクターを経て、フリーランスのパーソナルトレーナーに。お年寄りからアスリート、幼児まで幅広い年齢層を対象に、ダイエット、健康増進、身体機能回復を指導。4歳男の子、1歳女の子のパパとして育児もがんばり中。
Instagram: @hiragakoji0916
https://ameblo.jp/ichiza-konryu/