こどもの日をお祝いするおやつ「こいのぼりクッキー」を手づくり!【我が家のごはん日記/いづいさちこさんちの食卓】
料理教室「くにたちの食卓 いづい」を主宰する、料理家のいづいさちこさんが、端午の節句、子どもの日のお祝いに子どもと一緒に作ってみたい、おやつを紹介してくれます。
忙しいママにとって、日々の家事の中で悩ましいのがごはんのこと。適度に手を抜きたいけれど、家族には栄養のあるものをバランスよく食べてもらいたい。では、食にかかわるお仕事をしているママたちは、家族のごはんをどうしているの? 連載「我が家のごはん日記」から、いづいさちこさんちの気になるメニューをご紹介します!
※この記事は、2020年4月にウェブ掲載されたものを再編集しています。お子さんの学年や年齢は当時のものです
いづいさちこさんちの
ある日のおやつ
毎年この時期には子どもたちと焼く、こいのぼりクッキー。心地よい時期なので、ついつい旅行やお出かけ続きで、なかなかじっくりと端午の節句を満喫できないのが例年。が、今年はこれでもか、というくらいに満喫しなくては!
今年は下2人と一緒に作ります。いつものクッキー生地を3つにわけて、1つには抹茶を、1つにはココアパウダーを加えて混ぜます。丸める作業は泥だんごのテクニックでお手のもの、いつのまにかびっくりするくらい光沢ある、まんまる生地に!
麺棒で5mm厚さに伸ばし、長方形にカットし、端を三角にカットします。カットしたあまり生地を丸めて、魚の目に見立てます。
胴体にフォークをさして模様をつければ、ずらりと並んだこいのぼり。
あとはオーブンで焼きます。最後に余った生地はお好きなかたちにどうぞ。この時間が一番楽しそうな子どもたち。毎年ながら、こいのぼりクッキーに、子どもたちの健やかな成長を願って。
ある土曜日の
おやつ
今日のおやつはいちごのフルーツサンド。フルーツサンド、難しそうなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、実は生地は食パンで手軽だし、こちらのレシピは生クリームに同量のマスカルポーネチーズを加えているので、クリームにほどよい固さがあり、カットがしやすく、作ってみると、あらできちゃった、そんな感覚がうれしい一品。今日は娘もはりきってフルーツサンド作り。
マスカルポーネにコクがあるので、スイーツとしての満足感も。おやつにすると、あっという間になくなってしまうので、1切れは自分用にキープして、はちみつたらりとブラックペッパーを利かせると、驚くほどに気の利いた大人スイーツに。
……と、子どもたち好みの日々にも、大人エッセンスを忘れないように。意地でも(笑)!
いづいさちこ
「くにたちの食卓 いづい」主宰。静岡県生まれ。オーガニックレストラン、懐石料理店、パン屋さん、料理教室のインストラクターなどさまざまな経験を生かし、2004年夏より自宅にて料理教室を始める。季節の料理教室やキッズ教室の開催、カフェのメニュー開発、料理やお菓子の注文販売など。著書に『箱詰めもてなしレシピ』、『箱詰めおやつの贈りもの』、『続けられるおべんとう』(ともに誠文堂新光社)、『箱詰め名人の持ちよりベストレシピ』(家の光協会)がある。3児の母。
Instagram :@kunitachinoshokutaku_izui
http://www.kunitachinoshokutaku.com/index.html
※この記事は2020年4月にウェブ掲載された記事を再編集しています