平日は私と娘たちだけなので、毎晩女子会。多い話題は「給食」!【我が家のごはん日記/八木佳奈さんちの食卓・3】
忙しいママにとって、日々の家事の中で悩ましいのがごはんのこと。適度に手を抜きたいけれど、家族には栄養のあるものをバランスよく食べてもらいたい。では、食にかかわるお仕事をしているママたちは、家族のごはんをどうしているの?
フードスタイリストで10歳と6歳の姉妹のママである八木佳奈さんの連載第3回目。日々の献立の決め方、子どもの好き嫌いにどう向き合う? など、参考になるエピソードがいっぱいです♪
八木佳奈さんちの食卓 #week3
<月曜日・夜>
豚の生姜焼き、かぼちゃサラダ、キャベツと油揚げの味噌汁。
生姜焼きは年中登場するメニューです。加えるしょうがは、しょうが汁。 そろそろ大丈夫かな、とおろししょうがやみじん切りも試し始めていますが、まだ次女には「辛い!」と言われます。 照り焼き味と同じベースにしょうが汁が入るだけの配合です。ご飯にぴったりなので、こんな風にワンプレートに盛ることが多いです。
かぼちゃサラダはきゅうりとコーン入り。これは長女の保育園で出ていた給食のメニューです。 好き過ぎて、『家でも作って!』とリクエストされました。かぼちゃサラダにきゅうりって、はじめ聞いたときは驚きました。
平日はいつも私と娘たちだけなので、毎晩女子会。なかでも、給食の話題はとても多いです(笑)。
<水曜日・朝>
納豆目玉焼きご飯、かぶと油揚げの味噌汁、なめたけ、柿。
納豆ご飯にのせる目玉焼は、黄身を半熟に。つぶして醤油をちょこっとかけて混ぜながらいただきます。 この日は作り置きのなめたけがあったので、各自好みでかけました。 長女はきのこ全般が苦手で、どれか1種類でも食べられたらいいな~と思って試しているのですが、今のところ食べてくれるのは、このなめたけだけです。
次女は目玉焼きの黄身が苦手なので納豆のみ。 卵焼きのように混ざっていれば大好きなんですけどねえ。 ガパオを作る時にものせられないので、目玉焼きも早めに克服してほしいメニューです。
<木曜日・夜>
中華丼、大豆のチョップドサラダ、豆腐と春雨のスープ。
どんぶりメニューは私の中では時短料理です。 マーボー豆腐や中華丼みたいなとろみがついたものは子どもも食べやすい(食べるのが早い)のでさらなる時短に。 中華丼は野菜がたっぷりなので、肉の量が少なくなる分、他のメニューでたんぱく質を補っています。
手抜きの時こそ子どもの好きな食材を入れておくと、「やったー! 春雨だー! ママありがとー!」と、とても感謝されます。
<土曜日・朝>
パンケーキ、オムレツ、スムージー、梨。
お休みの日の朝は、ホットケーキミックスでコインパンケーキを焼くことも多いです。 普段、食パンかご飯か、の朝ごはんの中で、変化がついて助かります。 朝ごはんには旬の果物を。このところは柿と梨ばかりです。 野菜は通年のものが増えましたが、果物はその季節だけのものがまだ多いので、移り変わりを感じつつ、ここぞとばかりに食べています。
<日曜日・夜>
ポトフ、鮭とまいたけの炊き込みご飯。
日曜日は出かけることが多い我が家。 この日は、お昼が遅めでファーストフードだったので、夜になってもいまいちお腹が空かず……。 仕込んで冷凍してあった塩豚を使ってポトフにしました。 こんな日は、冷蔵庫にある野菜によっては、せいろで蒸し野菜という選択肢も多いです。 子どもはご飯も食べるというので、これまた冷凍してあった炊き込みご飯をチン。
料理の仕事をしていると、ものすごくストイックだったり、食材にうるさかったりするイメージもあるかもしれませんが、うちはファーストフードも行けば、ファミレスも行きます。 普段ちゃんと作っているから、たまの外食は何を食べても大丈夫と、胸を張ってさぼります。
ファミレスで食べたメニューを「これおいしい~! ママ、家でこれ作って!」と言われることも多々あり、よっしゃ、ママが作ったらもっとおいしいよ! と盛り上がります(笑)。
フードスタイリスト。書籍、雑誌、WEB、広告関係で、スタイリングを手掛ける他、自身でも料理制作&スタイリングを手掛ける。企業のメニュー開発、タレントのフードコーディネートなど幅広く活動。料理が一番魅力的に見えるスタイリングを心掛け、 簡単で、見栄え良く、アイディアあるレシピが得意。 夫と娘2人の4人暮らし。
instagram @yagikana.fs
blog 『お祝いごはん』 https://simplea.exblog.jp/
これまで登場した食卓は
asacoさん(ケータリング「マフィオ」主宰)家の食卓
良原リエさん(音楽家、トイピアニスト)家の食卓
潮田彩さん(「もぐもぐ子ども調理室」主宰)家の食卓
宇藤えみさん(ファッションスタイリスト・フードスタイリスト)家の食卓