2019年8月21日

大量の野菜に、息子も私も狂喜乱舞!【我が家のごはん日記/良原リエさんちの食卓・3】

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忙しいママにとって、日々の家事の中で悩ましいのがごはんのこと。適度に手を抜きたいけれど、家族には栄養のあるものをバランスよく食べてもらいたい。では、食にかかわるお仕事をしているママたちは、家族のごはんをどうしているの? 

リアルな食卓を写真でレポートする連載、音楽家の良原リエさんの第3回目です。著書『まいにちの子そだてべんとう』(アノニマスタジオ)では、幼稚園に通っていた息子さんの日々のお弁当のレシピやポイントを紹介していた良原さん、この夏は、小学校の学童クラブに通う息子さんのためにお弁当づくりを再開。今回は、息子さんのお友達を交えた賑やかな食卓が続きます。

良原リエさんちの食卓 #week3

<月曜日・朝>

キュウリの味噌ドレッシングがけ(味噌、酢、オリーブオイル)。オクラの海苔和え(醤油)。納豆。茹でトウモロコシ。韓国海苔(ごま油、塩)。わかめの味噌汁。ごはん(五分づき)。

昨晩から、お友達ふたりをお預かり。お土産にと、新潟にいるお友達のおばあちゃんが作ったという、無農薬のお野菜を段ボールいっぱいにいただきました。キュウリ、オクラ、インゲン、モロッコインゲン、ナス、かぼちゃ、そして見たこともない大きな白ナス。大量の野菜に、息子も私も狂喜乱舞。たっぷりの野菜たちのおかげで、暑すぎる夏も乗り越えられそうです。

キュウリの味噌ドレッシングがけは、モデルの日登美さんの著書のレシピを参考にアレンジして作ったもの。味噌とオリーブオイルのコクで、食べ応えのある味に。子どもたちにも大好評でした。

私が朝ごはんの支度をしている間、子どもたちが興じていたトランプが写りこんでいますね。朝ごはんが終わってお皿が片付けられたら、すぐにトランプ大会が再開しましたよ。

<月曜日・昼>

インゲンとこんにゃくの炒めもの(油揚げ、醤油、米油)。ポテトフライ(米油)。キュウリの味噌ドレッシングがげ。茹でトウモロコシ。赤紫蘇入りおにぎり。

引き続き、お友達とお昼ごはん。子どもたちを外に連れて出かける予定が、あまりの暑さに断念。あり合わせでお昼ごはんを。

朝ごはんで残ったごはんをおにぎりに。いただいたインゲンで一品作り、確実に人気のあるポテトを揚げました。朝ごはんとあんまり変わりばえしませんね。ごめんなさいね。

<月曜日・夜>

パエリア(鶏ひき肉、玉ねぎ、ニンジン、トウモロコシ、エノキ、小ネギ、塩、醤油、米油)。白ナスの味噌炒め(鶏ひき肉、玉ねぎ、シメジ、醤油、酢、酒、米油)。オクラの焼き浸し(エノキ、出汁、醤油、米油)。キュウリとオクラの赤紫蘇和え。キムチ(買ってきたもの)。

お友達のお母さんがピックアップしに来たタイミングで、一緒に夕ごはん。いただいたお野菜をたっぷり使いました。

子どもたちが喜ぶと思い、ありものでパエリアを。食材の買い置きが少なかったので、地味な仕上がりですが、良い味にはなったと思います。肉または魚介+野菜+きのこ+洗った米を炒め、水を加えて炊くだけでできるわりに、なんだか特別感があるから来客時にはぴったり。パエリア鍋がなくても、フライパンでできますよ。

白ナスは、長さ60㎝、直径は15㎝もある巨大なナス。調べてみたところ、おそらく越後白ナスで、新潟県で長年栽培されている古来種とのこと。味噌炒めにしたら、どうにも止まらない美味しさになりました。

オクラは、大きくなり過ぎて、筋張っているものもあったので、多めの油でよく焼きつけました。出汁に浸せば、こちらも間違いない美味しさに。

大人数で食べるごはんほど、楽しいことはないですね。遊びに来てくれてありがとう。また、いつでもおいで。

<火曜日・夜>

野菜の天ぷら(白ナス、インゲン、ニンジン、ジャガイモ、ニンニク)。キュウリの赤紫蘇和え。キムチ。

頂いたお野菜がまだまだあるので、天ぷらに。白ナスが素晴らしく美味しい。でもまだ半分以上あります。次は何にしましょう?

<水曜日・朝>

茹で鶏。焼きソーセージ。キュウリ。ニンジン。鶏スープ(小ネギ、塩)。パン。

キュウリの消費のために久しぶりのパン食。私が材料を用意する間に、息子がテーブルセッティングをしてくれました。不思議なパンの並べ方も、息子によるものです。

我が家ではいつも、各自が好きな具をのせ、好きな味付けで食べるオープンサンドスタイルです。息子は大好きなソーセージとキュウリをメインに、夫は全てをてんこ盛り、私はひたすらにキュウリばかりを食べました。

鶏を茹でた汁でスープも。エアコンをつけていないと、どうにも乗り越えられない暑さですが、つけっぱなしだと体がだるくなってしまいます。スープでからだをあたためて、調子を整えたいところです。

<水曜日・昼>

キャベツ炒め(鶏ひき肉。エノキ。醤油。米油)。キュウリとニンジンのサラダ(オリーブオイル、塩、醤油、酢、白胡麻)。ごはん(五分づき)。しじみ汁(お湯を注いで作るタイプのもの)。

私は仕事のため、外出。作り置きをして出かけ、夫に撮影してもらいました。こちらもテーブルセッティングは息子によるものとのこと。メインのキャベツの炒めものは、もっと大きなお皿にのせて欲しかったなあ。ごはんの盛り方も、なんて雑なんだろう。

ところで、我が家では鶏ひき肉は山口県の秋川牧園のものを取り寄せて愛用しています。パラパラとほぐれた状態で冷凍されているので、解凍不要。量も調節しやすい。夏場の保存も安心です。野菜をメインに食べたいけれど、野菜だけではちょっと物足りない、といったことが我が家ではよくあるので、とても重宝しています。

<水曜日・夜>

焼き高野豆腐(出汁。中力粉。醤油。米油)。夏野菜の揚げ浸し(ピーマン、ナス、白ナス、オクラ、シメジ)。キュウリのたまり味噌がけ。

息子の大好物である焼き高野豆腐を。出汁を含ませた高野豆腐に粉をはたき、フライパンで焼いた後、出汁+醤油を絡めるというもの。高野豆腐をもっと食べ応えのあるメイン料理に格上げしたく、試行錯誤するうちにできあがったレシピです。これさえあれば、息子は上機嫌。もくもくと食べ続けます。

まだまだある夏野菜は揚げ浸しに。

キュウリにかけた「たまり味噌」とは、手前味噌を作る際に底にたまる美味し~い液体のこと。味噌ドレッシングを再び作ろうと思い、手前味噌の入った容器をあけたらたまりができていたので、すくってかけてみたら大好評。かけるだけで美味しいなんて最高です。たまりが尽きるまで、キュウリの味付けはこれでいきます。

<木曜日・朝>

野菜の天ぷらと揚げ浸し。キュウリのたまり味噌がけ。唐辛子味噌。わかめの味噌汁。ごはん(五分づき)。

昨晩の残りの揚げ浸しに、一昨日の天ぷらも一緒に浸して。キュウリのたまり味噌がけは大好評につき、朝にも。

唐辛子味噌は、先日お預かりしたお友達のお母さんからの新潟土産。唐辛子と麹を合わせて熟成させたもので、ごはんのおともにぴったり。これがあるとごはんが何杯でもおかわりできてしまいます。嬉しいけれど危険な一品です。

<木曜日・おやつ>

梅ゼリー(梅シロップ、寒天)。と黒豆(アガヴェシロップ)。

仕事で来客。暑い中、足を運んでいただいたお礼に、おやつを用意。梅ゼリーは、梅仕事の季節に仕込んでおいた梅シロップを寒天ゼリーにしたもの。黒豆は、炊飯器の玄米モードで炊き、アガヴェシロップを加えたもの。さっぱりした夏のおやつになりました。

<金曜日・昼>

トマトカレー(玉ねぎ、インゲン、パプリカ、シメジ、緑豆、鶏ひき肉、カレーの壺)。

夫用の昼ごはん。息子と私は午前中からおでかけ、夫はお昼ごはんを食べてから仕事へ向かうとのことで、カレーを作りました。

夫にカレーを作り置いて出かける、といったことがよくあるので、「カレーの壺」というカレーペーストを常備しています。これさえあれば材料はどうであれ、確実に美味しいカレーが仕上がります。カレー好きの夫のために、市販のカレー粉やペーストはほぼ試したと自負していますが、「カレーの壺」の右に出るものはないと思います。ちょっと余った野菜の消費はもちろん、残ったスープや煮物など、全く違う料理さえも美味しいカレーに早変わり。こうして少しずつ余ったいろいろなものは、カレーとなり、夫の胃袋の中へと消えていきます。

と書いてしまうと、残り物消費係の夫がかわいそうな気もしますが、断じてそんなことはありません。確実に美味しいのですから!

<金曜日・夜>

豚しゃぶサラダ(キュウリ、トウモロコシ、トマト、アボカド)。ゴマダレ(出汁、花生醬、醤油、白すりゴマ)。味噌ダレ(たまり味噌、出汁)。

てんこ盛りのキュウリです。豚肉の下にもキュウリが隠れています。今日ほどキュウリが美味しいと思ったことはないです。それほどの暑さでした。体が水分を欲しているから、水分たっぷりのキュウリがたまらなく美味しく感じるのだと思います。

でも暑いからこそ、あたたかいものを食べたほうが良いとも思います。特にこの日は、息子が外気温と電車の冷房との温度差にやられてしまったようでした。だから、あたたかいスープにするべきかと迷ったのです。

そして予感は的中。夕飯を食べた後に「寒い。気持ち悪い」と息子。このあと見事に体調悪化。手痛い選択ミスです。

<土曜日・昼>

ポトフ(鶏手羽元、レンズ豆、玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、シメジ、ニンニク、ショウガ)。キュウリとカブのサラダ(醤油、オリーブオイル)。トマト。ごはん(五分づき)。

昨晩に作るべきだったスープを作りました。体をあたためて、少しでも息子の体調が上向きになるように。元気な大人には、自然に体を冷やすためにもキュウリやトマトが欲しいところです。

<日曜日・昼>

野菜ぶつぎりサラダ(キュウリ、カブ、トマト、ミニトマト、醤油、オリーブオイル)。焼きソーセージ。インゲンとシメジのソテー。フライドポテト。手作りケーキ(豆乳生クリーム。薄力粉。豆乳。アガヴェシロップ)。

息子、7歳の誕生日です。誕生日前後には楽しみなおでかけや旅も予定していたのですが、とても遊びにいける体調ではなく、自宅でのんびり過ごすことに。

せっかくの誕生日なんだし、せめて豪華な料理をとも思いますが、体調が悪いときに食べすぎると、悪化することを何度も経験済み。息子に食べたいもの(実際には食べられそうなもの)を聞いて、少しの品数にとどめました。大好きなソーセージはマストアイテム。誕生日にしてはささやかすぎますが、喜んでくれたようです。

手作りのケーキは、クリームやトッピングを息子が担当。製菓材料店でトッピング材料を自由に選んでもらい、好きに作ってもらうことに。息子が選んだのは、カラフルなチョコスプレーやトッピングシュガー。私なら着色料などが心配で、決して買わない類のものです。でも誕生日には解禁します。年に1度のことですから、この日ばかりは目を瞑ります。

この7年間、息子の体調を見ながら料理を作ってきました。丈夫な体になってほしい。ただそれだけが願いです。何においても体が資本ですから、親の一番大切な仕事だと思っています。体調が悪い状態で迎えた誕生日に、あらためて思うのでした。 お誕生日おめでとう。早く良くなりますように。 

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久しぶりのお弁当。とても嬉しい【我が家のごはん日記/良原リエさんちの食卓・1】の画像14良原リエ
よしはらりえ/音楽家。アコーディオニスト、トイピアニスト、トイ楽器奏者として、映画をはじめ、TV、アニメ、CM、ミュージカルなどの演奏、制作に関わる。トイ楽器を用いた子ども向けコンサート、ワークショップなども行っている。著書に『まいにちの子そだてべんとう』『たのしい手づくり子そだて』(アノニマ・スタジオ)『トイ楽器の本』(DU BOOKS)など。

instagram @rieaccordion

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