2020年10月13日

『だいずさんちはだいかぞく』【今日の絵本だより 第162回】

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kodomoe本誌連載の「季節の絵本ノート」では、毎回2か月分のおすすめ絵本を15冊、ぎゅぎゅっとコンパクトにご紹介しています。
こちらのweb版では毎週、ちょうど今読むのにいいタイミングの絵本をおすすめしていきます。おやすみ前や週末に、親子で一緒にこんな絵本はいかがですか

『だいずさんちはだいかぞく』【今日の絵本だより 第162回】の画像1『だいずさんちはだいかぞく』
まつくらくみこ/絵 こくぶんまきえ/監修 少年写真新聞社 本体1800円+税

10月13日は、豆の日。
昔から旧暦8月15日の十五夜と9月13日の十三夜には、月を愛でる月見の風習がありました。
十五夜には里芋を、十三夜には豆をお供えして食べる習わしがあり、「豆の日」はそれにちなんで、年ごとに日付が変わる旧暦9月13日ではなく、新暦の10月13日に制定されたそうです。
発売中のkodomoe10月号「季節の絵本ノート」でも、豆にちなんだ絵本を5冊紹介していますが、さらにこちらでもう1冊。
『だいずさんちはだいかぞく』をご紹介します。

だいずのおじいさんがさんぽに行こうとしたら、玄関先でおばあさんに呼び止められました。
「おじいさん! まってください
 きょうは だいじな ひだから
 さんぽに いかないでください」
大事な日?
おじいさんが「はて……?」と首をかしげると、家の前に長―いバスがやってきました。
プシューとドアが開いて、バスからニコニコと降りてきたのは、兄さんのだいずもやしと、妹のえだまめ。
次に現れたのは、息子のいりだいず。
「おじいちゃん ひさしぶり きなこよ」と、孫のきなこも一緒です。
同じく息子のにまめは今日は来られませんでしたが、孫のみそ、しょうゆ、なっとうがやってきました。
だいずあぶら、とうにゅう、おから、とうふ……、子どもに孫に、さらにはひ孫まで、だいず一族が大集合。
さあ、今日は一体、何の日なのでしょう?

どれもこれもおなじみの食材ですが、大豆の仲間、大豆からできる食べものって、改めて並ばれると壮観、こんなにあるんですね。
巻末の家系図に並んだ一族のメンバーは、20人近く!
小学校に入ると授業で大豆を勉強するところも多いと思うのですが、その時の調べ学習にも役立ちそう。
シンプルな物語ですがなんだかほのぼの、滋味深い読後感は、やはり大豆ならではの後味?
一族みんながそろった、大豆づくしのメニューを食べてみたくなりますよ。

 

選書・文 原陽子さん
はらようこ/フリー編集者、JPIC読書アドバイザー。kodomoeでは連載「季節の絵本ノート」をはじめ主に絵本関連の記事を、MOEでは絵本作家インタビューなどを担当。3児の母。

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