子どもの好奇心をどこまでも広げ、たっぷり満たす!「なぜなに?」を育てる絵本6選【最新号からちょっと見せ】
子どもの知りたい気持ちに寄り添いながら、素朴なギモンにこたえる絵本が大集合♪ kodomoe8月号では、好奇心をどこまでも広げ、たっぷり満たす「なぜなに?」を育てる絵本を特集しました。その中から6冊の絵本をご紹介します。
生きもののなぜなに
身近な動植物のこと、もっと詳しくなりたい! さらなる好奇心を引き出す絵本が集合♪
じめんのうえと
じめんのした
動植物や自然界のつながりを感じながら
5歳~
『じめんのうえと
じめんのした』
アーマ・E・ウェバー/文・絵
藤枝澪子/訳 福音館書店 1100円
親しみのある生きものを例にあげながら、動物と植物の違いや食物連鎖についてわかりやすく教えてくれます。地面の上と下が断面図で描かれ、自然界へのワクワクがふくらみます。
だんごむしの おうち
ダンゴムシと仲良くなっちゃおう♪
3歳~
『だんごむしの おうち』
澤口たまみ/文 たしろちさと/絵 福音館書店 990円
ダンゴムシの生態を子どもの視点で捉え、虫遊び感覚で楽しめる絵本。ダンゴムシにそっくりなのに、丸くならない虫もいるみたい!? 昆虫に興味を持ち始めた子どもにおすすめ。
自然・地球のふしぎ
知らなかったことを知るって、こんなに楽しい! 大人が読んでも新たな発見があるはず。
いしのはなし
きれいでふしぎでやくにたつ、
ちいさなちきゅう
石の成り立ちをたどれば地球の歩みが見えてくる
5歳~
『いしのはなし
きれいでふしぎでやくにたつ、
ちいさなちきゅう』
ダイアナ・アストン/文
シルビア・ロング/絵 千葉茂樹/訳
ほるぷ出版 1650円
地球上にさまざまな動植物が存在しているように、石にもたくさんの種類があります。成り立ちから役割、人間の生活との関係まで石にまつわるあれこれをぎゅっと凝縮した一冊。
かぜ びゅん びゅん
0歳~
『かぜ びゅん ビュン』
新井洋行/作 童心社 990円
「やさしく ぱたぱたぱた」「げんきに びゅるるーん」。いつもそばにあるけれど見えない風をたっぷりと感じられる絵本です。リズミカルなオノマトペで読み聞かせも楽しく。
わたしを
知りたい!
自分のことは、知っているようで知らないことばかり。生命の尊さに触れる絵本もご紹介。
ここは
自分が今いる場所を見つめ直してみると
1歳~
『ここは』
最果タヒ/文 及川賢治/絵
河出書房新社 1430円
お母さんの膝の上に座る僕がいるのは、空の下であり、大地の上であり、星の表面でもある。身近なところと宇宙を自由に行き来しながら、自分の居場所をあらためて捉える絵本です。
あなたがおなかのなかにいたとき
生命誕生までの10か月間の物語
5歳~
『あなたがおなかのなかにいたとき』
せきやゆうこ/文 嶽まいこ/絵
アリス館 1760円
胎児の成長を果物や野菜の大きさに例えながら、生まれるまでをクローズアップ。子どもに「赤ちゃんは、どうやって生まれてくるの?」と聞かれたときに、一緒に読みたい絵本です。
編集協力/菅原淳子(kodomoe2024年8月号掲載)