園や学校の読み聞かせ会で人気!みんなが夢中になる絵本【最新号からちょっと見せ】
昔話からちょっぴり不思議で笑えるお話まで、テンポのいい文章やインパクトのある絵に、子どもたちも夢中! kodomoe6月号では、園や学校の読み聞かせ会で人気! 「みんなが夢中になる12冊」として、読み聞かせ会にぴったりの絵本を、待ちよみ®絵本講師の内田早苗さんがセレクト&アドバイスしてくれます。
kodomoe webでは、その中から5冊をご紹介します!
※「待ちよみ」とは「待つ」と「読む」を合わせた造語です。
まるまるまるのほん
0歳~ 「まる」の動きに興味津々
『まるまるまるのほん』
エルヴェ・テュレ/作
谷川俊太郎/訳 ポプラ社 1430円
黄色いまるを押したら3つになりました。右のまるをこすると赤に、左は青に。クリックすると? 本をゆすると? まるがどんどん動き出す!
内田さんコメント
手を叩いてどんどん大きな音を出してみると、どうなるかな?
おおやまさん
3歳~ ぼくらはみてしまったのです
『おおやまさん』
川之上英子・川之上健/作・絵
岩崎書店 1430円
おおやまさんは、幼稚園バスの運転手さん。いつも怖い顔をしているけれど、ぼくらは知っているよ。本当は、すごく優しい人なんだ。
内田さんコメント
お話の舞台は幼稚園。よく知っているシチュエーションに大盛り上がり。
ほげちゃん
3歳~ すねて、いたずら。子どもみたい
『ほげちゃん』
やぎたみこ/作
偕成社 1100円
ゆうちゃんはぬいぐるみのほげちゃんといつも一緒。ゆうちゃんが家族とお出かけする日、おうちにおいてけぼりになったほげちゃんは……。
内田さんコメント
子ども自身が大切にしているぬいぐるみを持ってきてもらうのも◎♪
わらしべちょうじゃ
4歳~ わらから始まる不思議な出来事
『わらしべちょうじゃ』
杉山亮/文 高畠那生/絵
小学館 1100円
貧しいけれど心優しい若者が観音様の夢を見ました。明くる日、不思議な出来事が起きて……。じっくりと味わいたい日本の昔話。
内田さんコメント
日本の昔の描写が子どもには新鮮。これを機にほかの昔話も読んでみては?
おおかみのおなかのなかで
5歳~ 食べられちゃっても平気だよ
『おおかみのおなかのなかで』
マック・バーネット/文 ジョン・クラッセン/絵 なかがわちひろ/訳
徳間書店 1870円
おおかみに食べられたねずみ。おおかみのおなかの中で泣いていると、あひると出会いました。あひるは言います、「ようこそ わがやへ」。
内田さんコメント
おおかみのおなかの中に入ったら何をする? みんなで想像してみよう!
選書
内田早苗さん
うちださなえ/待ちよみ®絵本講師。講演活動を中心に「マツコの知らない世界」などメディア出演も多数。「待ちよみ®」の考え方を反映した農園「きいろいおうちfarm」の運営も。
編集協力/菅原淳子(kodomoe2023年6月掲載)