もっと楽しく! 絵本の読み聞かせQ&A 4歳〜小学生 後編
2019年3月18日

もっと楽しく! 絵本の読み聞かせQ&A 4歳〜小学生 後編

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子どもが大きくなるにつれ、絵本タイムの悩みも変わります。前号に続き、今回は
園児から小学生までの「これで大丈夫?」に、ベテランママの読書アドバイザーがお答えします。(kodomoe2015年4月号掲載)
編集協力/原陽子

答えてくれた人
JPIC読書アドバイザー 鈴木清美さん
すずききよみ/JPIC読書アドバイザーとして千葉県を中心に読み聞かせ活動を展開。千葉県船橋市を中心に民間図書館設立事業を行う「情報ステーション」(http://www.infosta.org)子どもの本担当としても活動中。

 

Question.7

しかけ絵本は読み聞かせに向かない?

「しかけ絵本、ポップアップ絵本なども大好きなのですが、読んでいても子どもはどうしても、絵やしかけばかりに集中してしまう……。読み聞かせというより、ページを一緒にめくる本と割りきって楽しめばいいのでしょうか」
satoさん/14歳女の子、10歳男の子ママ

Answer.
ストーリーを楽しめるしかけ絵本もあります

ストーリー性の高いしかけ絵本もありますので、たくさん読んでみてください。

おすすめ!

『オセアノ号、海へ!』
アヌック・ボワロベールとルイ・リゴー/作
松田素子/訳
アノニマ・スタジオ 本体2200円+税
 
ページを開けば、海の上も海の中も一緒に広がる。驚きだけでなく絵の美しさにもため息。

 

『にじをみつけたあひるのダック』
フランセス・バリー/作 おびかゆうこ/訳
主婦の友社 本体1400円+税
 
おうちに帰ろうと急ぎ足のダック。扇形のページをめくっていくと、ラストに虹が登場。

 

Question.8

もっと本好きになってほしい……

「小学2年生の長男は、ようやく読める文章を弟に読み聞かせ始めましたが、やはり積極的な読書にはつながらず。読み聞かせは、将来の読書家育成を期待して行ってはダメなのかな?」
ひーそーゲームさん/8歳&5歳男の子ママ

「本好き夫婦の娘だから勝手に本好きになるだろうと、絵本を買って置いていましたが、そうはならず。娘が4歳のときに読み聞かせをしようとすると、『先生でもないのに絵本読まないで』と断られました……。来年度入学なので、少しでも本好きになってもらいたいのですが」
こたろさん/6歳女の子ママ

Answer.
読書の芽吹きを信じて見守りましょう

本がある環境に育った子は、本があることが日常になります。なかなか親の思う通りにはいかなくても、土壌はしっかりとできています。いつ芽を出すのかは本人次第ですが、楽しみに待ちましょう。

 

Question.9

小学生への読み聞かせは?

「活字を読むのが苦手な、小学校高学年に読み聞かせをする際のポイントを教えてください。おすすめの絵本も……」
お馬さん大好きさん/10歳&6歳女の子ママ

Answer.
未知の世界への興味を引き出して

小学生の集団読み聞かせでしょうか? お話になじみのない子でしたら、高学年だからといって童話絵本をえんえんと読まれては苦痛でしょう。かといって、幼い絵本には抵抗があります。軽快で数のマジック(?)を盛り込んだ昔話や、ドキュメンタリーだけではなく想像もふくらむ「実話」の絵本で、未知の世界への興味を引き出してあげましょう。

おすすめ!

『むらの英雄』
わたなべしげお/文 にしむらしげお/絵
瑞雲舎 本体1400円+税
 
12人いたはずの男たちが、誰が数えても11人。いなくなった男は、勇敢な英雄だった?

 

『おとうさんのちず』
ユリ・シュルヴィッツ/作 さくまゆみこ/訳
あすなろ書房 本体1500円+税
 
食べ物のない戦時下、ある日お父さんが買ってきたのは、パンではなく世界地図でした。

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