誰かが自分と「同い年」や「同世代」とわかると、ぐっと親しみを感じませんか?
長く愛され続ける絵本の中にも、あなたと同い年が見つかるかもしれません。
読みきかせ経験豊富な読書アドバイザーのおすすめコメントで、定番絵本を紹介します。（kodomoe2015年8月号掲載）
撮影／岡森大輔　編集協力／原陽子（JPIC読書アドバイザー）　読者モデル／浅水星恩くん、川名結麻ちゃん、高麗凛音ちゃん、志賀旭くん、中村瑛斗くん、三上さくらちゃん・明道くん、若林優愛ちゃん　コメント／【JPIC読書アドバイザー】井出ひかる、鈴木清美、原陽子

20代の絵本

1989（29歳）

4歳〜
ぬいぐるみのこんとあきの旅
『こんとあき』
林明子／作　福音館書店　本体1300円＋税

「『だいじょうぶ、だいじょうぶ』がこんなに素敵な言葉と知った絵本です。『だいじょうぶ』と応援してもらった子は、お友達にも『だいじょうぶ』って言えるのです」（井出）

1994（24歳）

2歳〜
カラフルなふたりのかくれんぼ
『うずらちゃんのかくれんぼ』
きもとももこ／作　福音館書店　本体900円＋税

仲良しのうずらちゃんとひよこちゃんが、野原でかくれんぼ。「『知ってるよ！』『見つけたよ！』と教えてくれる子どもたちの、得意気な顔を見るのが楽しみな一冊です」（井出）

1994（24歳）

3歳〜
雨降りの日は、こんな過ごし方
『バムとケロのにちようび』
島田ゆか／作　文溪堂　本体1500円＋税

「読むたびに発見のある楽しい作品。でも虫の苦手なママは辛そうなことも……。そんなママは『これはパパに読んでもらう絵本！』とパパも絵本好きにしちゃいましょう♪」（井出）

1997（21歳）

3歳〜
ふわふわベッドがなくなって?
『そらまめくんのベッド』
なかやみわ／作・絵　福音館書店　本体743円＋税

「誰にも貸したくない、そらまめくんの宝物のベッド。ひとり占めしたい気持ちとお友達と仲良くしたい気持ち。両方自分の気持ちだから、どうするかは自分で決めます」（鈴木）