絵本の楽しみを見つける旅へ。「ニジノ絵本屋」でワクワクしよう♪
2017年10月13日

絵本の楽しみを見つける旅へ。「ニジノ絵本屋」でワクワクしよう♪

みなさんは、絵本が欲しいとき、いつもどこで購入していますか?
もしこれから絵本を「探しに行く」としたら、「ニジノ絵本屋」をちょっとのぞいてみませんか?

他にはない「発見」がある、かわいい絵本店

都立大学駅から徒歩3分。水色のトビラの奥に、その小さな絵本屋さんはあります。
店内で目をひくのは、両側に並べられたたくさんの絵本や、かわいい小物たち。
表紙を見せるように置かれている絵本が多く、子どもでなくても思わず手をのばしたくなります。
作家さんの直筆のメッセージが置かれていたり、関連の雑貨を販売していたりと、「絵本」という商品だけでなく、そこにストーリーが感じられるのが、特徴かもしれません。

「ニジノ絵本屋」のオーナーであるいしいあやさんは、「何かしらの形で作り手とつながっている絵本」を、店のラインナップに選んでいます。
「店の本は、作家さんと話をしたり、編集さんや版元さんなどとつながって、出会ったものがほとんどです。絵本の作り手と読み手をつなげたいという思いがあって、双方をつなぐ架け橋をコンセプトに、店名にも『ニジ』をつけました」
たとえば、昔から知っていた『せいめいのれきし』という本は、その監修者さんと知り合って話を聞いてから共感して、扱い始めたといいます。
最近では、昭和時代に活躍した少女漫画・叙情画家の松本かつぢさんの絵本を、その娘さんやお孫さんと一緒に、自社レーベルとして出版を手がけました。
他にも「こんな本があったんだ!」「これ、あの子にプレゼントしたら喜びそう!」「まるでインテリアみたいに素敵な表紙!」といったような、いろいろな絵本との出会いが、「ニジノ絵本屋」にはあります。
作家として有名な人もいれば、まだあまり知られていない人もいますが、どれも丁寧に作り上げられた良本ばかりが並んでいます。

いしいさんが手にしているのは、松本かつぢさんの『ふしぎの国のアリス』。色合いが美しく、日本語と英語を併記

作家の絵本棚やミニ絵本LIVEなど、子どもから大人まで楽しめる企画も

お店の一角には、「絵本作家の絵本棚」というスペースがあります。ここには、絵本作家さん自身がおすすめする絵本を置いています。そのおすすめの絵本に、なんと手描きのポップがついているのです!
10月は「しごとば」シリーズで有名な、鈴木のりたけさん。
絵本を買った人も、読み始める前に「この本は鈴木さんがね…」ともうひとつのおすすめエピソードを話せば、より絵本に親近感を持ってもらえるのではないでしょうか。
11月は、子どもに大人気のシゲタサヤカさんがセレクトします。
いまから楽しみですね。

店内では基本毎週土曜日14時からミニ絵本ライヴもしています。
雰囲気のある読み聞かせに、常連の親子の姿もちらほら。
お店のとなりのガレージや、外部イベントでは音楽をつけた読み聞かせを行うこともあります。
大型絵本を使ったり、絵本に合わせて楽器を奏でたり、踊ったり、とっても楽しいですよ!

「ニジノ絵本屋」は、子どもだけでなく、パパもママも楽しく過ごすことを、とても大事にしています。
お店自体が、とてもかわいいので、あなたもきっとファンになってしまうと思います。
何かが見つかるワクワク感を楽しみに、ふらっと寄り道してみてくださいね。

■ニジノ絵本屋
http://nijinoehonya.com/
東京都目黒区平町1-23-20
東急東横線「都立大学」駅より徒歩3分
11:00-20:00
水曜定休
https://www.facebook.com/nijinoehonya
https://twitter.com/nijinoehonya
https://instagram.com/nijinoehonya

※今後のイベントスケジュール
店内イベント:
10/21 OHISAMAチクチクワークショップ
10/28、11/4、11/11 絵本ミニライブ
11/18 ニジノ音楽会vol.3

店内企画展:
11/16-26 海を飛ぶたね ~あかつき絵本原画展~
11/30-12/26 ichico企画展

取材・文=日下淳子(編集ライター/保育士)

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