じいじ&ばあばも喜ぶ!?子どもの作品の残し方・Vol.2
思い出として取っておきたい! という思いはあるものの、どんどん増え続ける子どもの絵や工作に、困るママパパは多いかもれません。
おもちゃ作家の佐藤蕗さんに、子どもの作品の活かし方を教えていただくVol.2(Vo.1はこちら)は、コロナ禍でなかなか会えないおじいちゃんやおばあちゃんもうれしい方法での活かし方が登場です!
※この記事は、2017年10月にウェブ掲載されたものを再編集しています。お子さんの年齢など記事内容は取材当時2017年のものです
佐藤蕗さんに教わる子どもの作品の活かし方
白い背景で撮影して
図録っぽく残していく
「どんどん増える息子の工作は、とにかく時間を作ってデジタル一眼レフでパシャパシャ撮影していきます。大きめの白い紙をバックに敷くと、まるでアート作品のようなかっこよさ。角度を揃えて撮影すると図録っぽく見えるので、スマホで撮影しても十分素敵ですよ」
じいじ&ばあばも大喜び!
絵の封筒でお手紙を
「開いた封筒をお手本に、息子の絵をカラーコピーした紙をカット。絵の配置を決めるのも楽しい作業です。カットしたらのり付けして封筒を作ります。モノクロにコピーしてもかっこいいですよ。無地の色紙を宛名の入る部分に貼れば、おしゃれだし、見やすさを確保できます」
こう収納!
絵や工作の“一時保管場所”を作っている佐藤さん。捨てたくないお気に入りたちはまずここへ。「息子作の段ボールに立体的な工作を入れ、平面の絵は年齢別にファイリングしています」
ママのアイディアで子どもの作品を実用品に!
5歳(当時)の息子さんを育てる傍ら、おもちゃ作家として活躍する佐藤蕗さん。ママの活動を横で見てきただけあり、すでに息子さんの創作意欲は日々全開。自宅にはさまざまな場所に作品があり、それがとてもアーティスティックに飾られていたのが印象的です。佐藤さんが子どもの作品を扱うポイントとして共通していたのが、実用品に昇華している点。封筒やエコバッグなど、身近なものと融合させることで、より愛着がわく品になっていました。
Q 捨てる・捨てないはどう決める?
A 「何を作ったか忘れたもの、劣化したものは廃棄します」
「まずは、ひとつずつ息子と確認します。そして、すごく劣化したものや本人が何を作ったのか忘れてしまったものは処分。捨てる際、分解して再び工作の材料にするものもあります。そうすると、息子も自分のなかで整理がつくようで、納得しています」
佐藤蕗さん
さとうふき/おもちゃ作家。育児をしながら作ったおもちゃが反響を呼び、おもちゃ作家としてさまざまな雑誌やテレビで活躍。不定期でワークショップも開催。男の子ママ。
撮影/服部希代野 編集協力/仁田ときこ(kodomoe 2017年4月号掲載 ※この記事は、2017年10月にウェブ掲載されたものを再編集しています)