おこもり時間が続くから。男女の脳の違いを知って、家事のストレスを軽減したい!
2020年5月4日

おこもり時間が続くから。男女の脳の違いを知って、家事のストレスを軽減したい!

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前回お届けした「家事をやめよう。名もなき家事を上手にシェアしてもっとラクになる!」に続いて、今回は、男女の脳の違いから、家庭内で家事を上手にシェアする方法を提案します。
「なんで気がつかないの!?」「言われなくてもやってよ~」etc.ママをイラっとさせるパパの言動、実は女性と男性の脳の違いが原因なんです。男女の脳の違いを知って、ママもパパもストレスなく家事を消化しましょう!

まずは
男性脳の特徴を知ろう

遠くのものを認識しやすく、
近くのものに気づきにくい

原野で狩りをしていた男性脳は、空間を広く見渡すのが得意。逆に、目の前のものを「ない、ない」と探すなど、すぐ近くにあるものを見つけるのが苦手。だから、身近で細々とした家事や育児に、なかなか気が付きにくいんです。

「察して動く」ことが
とっても苦手!

右脳と左脳をつなぐ「脳梁」という神経線維の束が、男性は女性よりも細く、左右の脳の連携が悪い。右脳で直感的に感じたことを、左脳で顕在意識にするのが不得意なので、相手の求めていることを察して先回りして行動するのが下手なんです。

目に見える成果や
結果がついてくることが好き

男性脳は自分の行動に結果や成果が伴うと安心するという特徴が。(重要ではあっても)ささやかで成果が分かりにくい家事よりは、「部屋がきれいになった」などハッキリと結果が分かる家事のほうが向いているのです。

手伝うことと家族への
愛情はイコールじゃない!

生死に関わる大仕事である狩りには、集中力が必要だったので、男性脳には細かなことにとらわれない「鈍感力」が備わりました。「家族のために」を常に考えて行動しているママに対し、男性脳は鈍い。決して愛情が足りないからやらないわけじゃないんです。

タスクや目標に向かって
まっしぐら!

話をしようとするとすぐ「で、結論は?」と言う男性、いませんか? 男性脳には、スタート・ゴールが決まっていないと安心できないという特徴が。裏を返せば、やるべきことやゴールが決まっていれば、そこに向かって突き進めるのです。

男性脳を理解して
スムーズに動かす5STEP

男性脳の特徴を踏まえ、ママもパパもストレスなく取り組めるようになるためのステップを提案!

STEP1
家事をフローでとらえ直し
「名もなき家事」を「名のある家事」に

パパの目には大きなこと・ものしか見えていない場合が多いので、まずは1つのカテゴリ内で「これだけやることがある」という流れをリストアップし、“見える化”してみて。タスクが目に見えると意識しやすくなります。

STEP2
分野で分けて「マネージャー」を決める

不得意なことを押し付けられるのは、脳にとって大きなストレス。ママ、パパそれぞれが得意な分野ごとに、分野の最初から最後まで「マネージャー」として責任を持つようにしてみましょう。当事者意識が芽生えます。

POINT

相手(パパ)の分野については、ダメ出しや上から目線の指示出しは控えて。
提案はOKですが、腹をくくってある程度相手のやり方やタイミングを尊重しましょう。

STEP3
やって見せ、
お手本をビジュアル化

分野を決めても始めのうちは上手にこなせない場合も。そこで「私がやるからもういい!」とあきらめると、ママの負担は減りません。めんどうでも、最初のうちはお手本を示してあげて。お手本=目に見えるゴールがあれば、男性脳は集中して仕事を処理できます。

STEP4
タスク完了したら
お互いに「ほうれんそう」

スタート、経過、ゴールが明確だと安心できるのが男性脳の特徴。やるべきことが終わったら、「あれをやったよ」「これが終わったよ」と報告しあうと◎ ママだけが言うのではなく、パパからも報告してもらうことで責任感が出てきます。

POINT

現実の空間においても概念上においても、常に自分の現在地や全体の見通しを立てたいのが男性の脳。
急な提案は受け入れづらいので、例えば網戸洗いなど一緒にやりたいことがある場合は「週末にやろう」など、早めに伝えてあげるのが◎

STEP5
できばえをチェックし、お礼の後に注文を

報酬(獲物)を喜ぶ男性脳には、「ありがとう」「さすがだね」など、お礼の言葉がとっても有効。褒めれば褒めるほど伸びるのも特徴です。ひとまずこなしたらまずはお礼を言い、その後に「もっとこうして」という提案や指示を伝えるのが正解。

男性脳を理解して
うまく利用しよう

日々の細かな「名もなき家事」が減らないのは、パパの脳=男性の脳がそれを認知していないから。

「男女の脳のつくりには大きな違いがあり、得意・不得意が全く異なります。最も大きな差は、男性は遠くにある動くものに対して目が行くのに対し、女性は目の前にあるものをじっくり見ることが得意ということ。これは大平原に出て家族のために狩りをしていた男性と、物言わぬ赤ちゃんをつぶさに観察しながら子育てをする女性、という太古からの役割の名残りなんです。家事って、身の回り半径3m以内で行うものがほとんど。男性が気付きにくいのは、脳の特徴としてある程度はしかたがないことなんですね。
 とは言え、日々大変なママからしたら、そこはどうにかがんばってほしいところ。脳に無理をさせず、特徴を上手に利用しながら向き不向きを見極められたら、今よりももっとうまくいくはずですよ」

 

教えてくれたのは
黒川伊保子さん
くろかわいほこ/AI研究に携わる中で男女の脳の違いによる感性の差に着目。脳科学に基づいた独自のマーケティング論や、夫婦論、子育て論を展開。『母脳 母と子のための脳科学』(ポプラ社)など著書多数。

 

イラスト/松元まり子(kodomoe2018年8月掲載)

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