家計にもやさしいリサイクル野菜の育て方【今日からはじめる、おうち菜園・2】
根の付いた野菜を使った後、その根っこはどうしていますか? もし捨てているならもったいない! お水に入れてお世話してあげれば、立派な葉が育ってくるんです。残りのお野菜があれば準備OK。お財布にも優しくて、子どもと一緒に楽しめる「リサイクル野菜」。今日からすぐに始められますよ。では、さっそく挑戦してみましょう。
クレソン(Watercress)
肉料理の付け合わせなどによく使うクレソン。残ったひと枝からたくさんの根が出て、いきいきと育ちます。買ってきたものより味はマイルドで、葉は柔らかく小さめ。緑が鮮やかです。
育てる環境 | 直射日光を避けて、窓辺などの風通しのよい明るい場所で。 |
発根までの日数 | 約3日 |
必要なもの | 残ったクレソンの枝 |
1. なるべく太い8〜10cmの枝を使います。芽先でも根に近い部分でもOK。水につかる部分の葉を除きます。
2. 水に挿します。遮光した方が発根しやすいのでマグカップなどがおすすめ。水は1日1回交換します。
3. 約3日で根が出て、次々と新しい葉が伸びます。摘み取りながら、しばらく収穫できます。
バジル(Basil)
ハーブの王様・バジル。残ったバジルを水に挿しておくと、根がたくさん生えてきます。さわやかな香りですくすく育ち、土に植えるとどんどん葉が伸びます。
育てる環境 | 窓辺などの、風通しのよい明るい場所で。寒さに弱い。 |
発根までの日数 | 約7日 |
必要なもの | 残ったバジルの葉。下の方の葉はあらかじめハサミで取り除いておく。 |
1. 水に挿します。遮光した方が発根しやすいのでマグカップを使うのがおすすめ。葉が水につかると黒く腐るので量を調節する。水は1日1回交換する。
2. 約7日で根が出ます。根がたくさん出たら、土に植えます。葉が増えてきたら、大きな葉を少しずつ摘んで収穫します。
ミント(Mint)
飾ったり、味わったり使いやすいミント。残った枝から育てれば、欲しいときにさっと使えて便利です。とても丈夫なので初めてでも育てやすいハーブです。
育てる環境 | 窓辺などの、風通しのよい明るい場所で。夏の直射日光は避ける。寒さに強い。 |
発根までの日数 | 約3日 |
必要なもの | 残ったミントの枝 |
1. 水に挿します。茎の長いものがいいが、短くてもOK。茎の先1cmほどを水につけ、葉は水につけないこと。あらかじめ下葉は取り除きます。水は1日1回交換します。
2. 約3日で根が出ます。水をよく吸うので水を切らさないように。根がたくさん出たら土に植え替えをします。
みつば(Mitsuba)
お吸い物や添えものに使える便利なみつば。いつも使った後は捨ててしまう葉みつばのスポンジから再収穫します。これからできるの?というくらいよく育ちますよ。
育てる環境 | 窓辺などの、風通しのよい明るい場所で。 |
発根までの日数 | 約10日 |
必要なもの | 葉みつばのスポンジ |
1. スポンジを器に入れ、スポンジがつかる程度の水を入れます。たくさん水を吸うので、切らさないように注意。水は1日1回交換します。
2. 1つのスポンジから2〜3枚の葉を再収穫できます。スポンジごと土に植えると、長く収穫できます。
すくすく上手に栽培する方法
Q 家の中での栽培場所はどこがいいの?
A 基本は風通しのよい、明るい場所で。育てる環境は目安ですので、様子を見て元気がない場合は、置く場所を変えてみてください。
風通しがよいと病気にかかりにくい!
ときどきベランダに出してあげて
Q 水だけでずっと育てられないの?
A 植物の根が最も求めているのは酸素。容器の中で根が増えるとカビや雑菌が繁殖しやすくなり酸素が減少し、病気にかかりやすくなります。
ある程度育ったら土に植え替えを