小6ママのゆる育児「小学校の新必修科目」
2018年11月7日

小6ママのゆる育児「小学校の新必修科目」

 皆さん、こんにちは。ママたちの忙しい毎日を少しでもラクにする記事をお届けしている東です。私たちのときとはずいぶん変わってしまった小学校の授業内容。もうすぐ小学校に入学するお子さんを持つママもどんな授業をしているのか、知りたいところですよね。今日は私たちの時代にはなかった英語の授業内容について、お伝えしたいと思います。

東亜衣子プロフィール
東 亜衣子 ひがし あいこ
ライター・精神保健福祉士。小6男児の母。料理好きでフード関連の記事が得意。また、子育てに悩んだ経験と福祉に長くかかわる経験から、悩める子育て中のママの駆け込み寺となり、多くの相談を受ける。子育てと料理の両面から、悩めるママたちの役に立ちたいと日々奮闘中!

新必修科目「英語」

 2008年度から外国語活動として小学校教育に導入された英語の授業は、2011年度から「小学5年生から必修」となりました。そして、2020年度からは「小学3年生から必修化、小学5年生から科目化」されることが決定しているそうです。この必修化と科目化の違いですが、必修化は小学校で教えなければならないが、教材や教科書が決まっているわけではない、それに比べて科目化は、文科省に承認された教科書を使って授業を行い、通知表による成績もつくことになります。
 息子の学校では、息子が5年生になった頃から週に4回、お昼前の15分間に英語の授業が導入されました。低学年の頃は外国人の先生と英語を楽しむという雰囲気でしたが、5年生になると少しピリピリムードに。PTAの会議でも校長先生から、少し困ったような顔でこのことを説明されました。校長先生の困り顔の理由は「もうこの方法しか授業を増やせる余裕がないんです」ということでした。小学校の先生もやらないといけないことが多すぎて、こなしていくのがとても大変になっているようです。
 授業内容は、初めはもちろんアルファベットを覚えるところから。授業の始まりと終わりは英語で挨拶をしています。そのあとは「自分の名前を英語で書く」「数字を書く」と進んでいきます。何せ15分ですから一度にたくさんのことはできません。先生たちもカードを使ったり、CDを使ったり、色々工夫されているようです。特に今の時期は必修化から科目化への移行期と言われる期間なので、試行錯誤しているんでしょうね。

英語の授業が始まってからの息子の様子

 残念ながら、息子のぼやっとした性格のせいなのか、特段私が喜ぶような変化はありません。ただバスケットボールのトレーニング中のカウントに英語を使ってみたり、夫の誕生日を英語で言ってみたり、習ったことは親に披露したいようです。そんなときは、私も「すごいやん! もっと言うてみて~!」と持ち上げて(笑)、むかーし習った英語を脳の奥から絞り出して、英語で返事をしたり、簡単な会話をしたりしています。私の適当な英語でも、息子もそれを聞くと「お! お母さんやるやん!」となって、また英語で「great! yeah!」とか何とか言ってちょっと盛り上がります。そんなポンコツなわが家ですが、子どもが新しいことを学んで、それを親に教えてくれるのはとてもうれしいことです。

 私自身、長く英語を学んだにも関わらず、英語を話せるとは言えない大人になってしまいました。息子には英語を話せるようになってほしいと思っています。理由はコミュニケーションをとれる人数が莫大に増えるからです。コミュニケーションをとれる人が増えるとその分、色んな考え方を知ることができますよね。
 小学校で英語の授業が導入されても、大人になったときにみんなが英語を話せるような効果はすぐには期待できないと思います。でも、これをきっかけに英語を好きだ、もっと英語を勉強したいと思うかもしれない。楽しいと思って英語に親しんでくれたらうれしいですよね。そこを期待して、私はこれからも下手な英語で返事しようと思っています。

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