小6ママのゆる育児 「やってよかった習い事、失敗談」
みなさん、こんにちは。前回までは流行の習い事を色々調べて、内容をお伝えしてきました。今回は、実際に小学生のママたち、そして20代前半の職場の若者たちに聞いた「やってよかった、失敗だった習い事」について、お伝えしようと思います。余談ですが、この聞き取り、若者たちが色々話してくれて本当に楽しかったです。おばさん、楽しんでしまいました。あはは。
東 亜衣子 ひがし あいこ
ライター・精神保健福祉士。小6男児の母。料理好きでフード関連の記事が得意。また、子育てに悩んだ経験と福祉に長くかかわる経験から、悩める子育て中のママの駆け込み寺となり、多くの相談を受ける。子育てと料理の両面から、悩めるママたちの役に立ちたいと日々奮闘中!
やってよかった習い事
小学生ママ編
・水泳
小学生ママからダントツの人気だった水泳。私は結構、意外だなと思ってしまいました。でも、理由を聞いて納得。水泳って体を丈夫にするんですね。「喘息が治った」とか「風邪をひかなくなった」とかみんな体が強くなったことを喜んでいました。今はサッカーで活躍している息子の同級生のママも、「水泳をしていたから、サッカーが上手になった」と言います。水泳は全身を使うので、体幹も鍛えられるのだとか。確かにどんなスポーツをするにも体幹は大切ですよね。
そして、ちょっとおもしろかったのが「よく寝るようになった」と喜んでいたママの話。笑ってしまった私に「笑いごとじゃないんよ! 寝るのを嫌がる子やのに、スイミングの日はすぐに寝るねん。ほんまに助かってるねん」とのこと。スイミングから帰って、ごはんを食べたらソファで白目になっているそう。ママが真似をしてくれました。なるほど、よく寝る息子を持つ私には想像のつかなかった理由でした。
・英会話
おー! 来ましたね。やっぱり英会話です。それもよかったと言っているのはネイティブの外国人が授業してくれる近所の英会話教室に通っている子のママたちでした。耳から入ってくるきれいな英語を小さいころから吸収することで、リスニングに差が出るんだそうです。最近英検も受けたそうですが、聞き取りの部分は完璧だったとか。頭の柔らかい時期に聞く英語が生きるんですね。
あとで触れますが、よかったと言っている人と意味がなかったと言っている人に極端に分かれる習い事も英会話でした。
若者編
・習字
字がきれいで得することが多いと感じているようです。「こんなにPCが普及しても?」という私に、結婚式での芳名の時にいつも褒められると言っていました。やはり字がきれいだと知的に感じるのは今も昔も変わらないようです。
・スポーツ
小さいときからずっと野球を続けてきたことがすべての自信につながっていると話してくれました。礼儀や上下関係もそこから学んだと言います。これをよかったと思えることがとてもすてきだなぁと感心しました。
失敗談
・英会話
「1年生から6年間習ったけど、日常会話も話せません」と恥ずかしそうにいう若者。そしてママの中にも子どもが外国人の先生のテンションについていけず、断念したという人がいました。そして、実はうちの息子も英語でゲーム以外の時間を楽しむことができず、志半ばでやめてしまいました。選ぶ教室によって差が出るなぁと感じた習い事です。
・バレエ
とても華やかできれいだとママ自身も憧れて習うことになったバレエですが「基本から始まるから当たり前なんだけど」と、練習は地味なもので楽しめなかったとのことでした。
たくさん話を聞いていて、その子によってよかった、失敗だったという感触はそれぞれ本当に違うんだなということがわかりました。考えてみれば当たり前のことですよね。子どもが得意なことや好きなことは違うんだから、合っている合っていないもそれぞれにあるということです。それを見つけるのが私たちママの仕事ですね。
ちなみに東は、教育ママに育てられ、小さいころからものすごくたくさんの習い事を経験しています。どれも人並みにはなりましたが、お察しの通り芽は出ていません(笑)。でも、友達はたくさーんできました。だから、どれも習ってよかったな! と思っています。子どもが大きくなったときに、習っておいてよかったなと思ってくれたら、それがいちばん嬉しいですよね。