2018年10月1日

知ればもっと楽しくなる! ハロウィンの基礎知識

Q. かぼちゃちょうちんがシンボルになった由来は?

A. もともとはかぶのちょうちんがアメリカに渡ってかぼちゃに

かぼちゃをくり抜いたちょうちん=ジャック・オー・ランタンは、あの世とこの世の間をさまよい続けるジャックがかぶのランタンを持っている、というアイルランドの伝説に由来します。もとはかぶでしたが、アメリカにハロウィンが渡ったときに、かぶよりも生産量の多いかぼちゃに変わり、広まりました。

きらわれもののジャックのお話

 かぼちゃちょうちんの作り方をなどハロウィンの楽しみ方などが満載の絵本『ハロウィーンってなぁに?』、子どもと一緒に読んでみて。
 昔、アイルランドにジャックというケチでずるいおじいさんがいました。死んでも天国に入れてもらえず、地獄では悪魔にも嫌われてしまい、かぶをくり抜いたランタンに悪魔にもらった炭火を入れて天国と地獄の間をさまよい続けている、という「ジャック・オー・ランタン」のお話も収録。

『ハロウィーンってなぁに?』
クリステル・デモワノー/作 中島さおり/訳
主婦の友社 本体1300円+税

 

Q. 日本でハロウィンがはじまったのはいつ?

A. ディズニーランドでのハロウィンから人気に

ハロウィンが日本に登場したのは、1970年代に原宿のキャラクターグッズショップ「キディランド」がハロウィン商品を販売したのが始まり。そのときはまだ注目度は高くなく、1997年に東京ディズニーランドがハロウィンをテーマにしたイベントを行うようになり、一気に認知度が高まりました。最近では、原宿や川崎などでパレードが行われ、子どもがいる家庭や若者を中心にハロウィンに親しむ人が増えています。

 

Q. 本場のハロウィンの楽しみ方を知りたい!

A. 大人も子どもも仮装したり地域ぐるみで楽しみます

仮装した子どもたちが「Trick or Treat!(お菓子をくれなきゃいたずらするぞ)」と言いながら近所を訪ね歩き、その家の人は「Happy Halloween!」と言ってお菓子を渡すのが定番。街を練り歩くパレードは、子どもだけでなく大人が参加する場合も多く、ランタンを作ったり、ハロウィンにまつわる食べ物やケーキを食べたり、家族みんなで楽しむ行事として定着しているようです。

「多くの家庭では、かぼちゃを2~3個は買い、しばらく飾ってからくり抜いてランタンに。ろうそくだとかぼちゃの傷みが早いので、わが家ではライトを入れて飾ります」(アメリカ オレゴン州在住・クラーク祐子さん/4歳&1歳男の子ママ)

「この時期は農家どうしが競うようにハロウィンのイベントをたくさん企画しています。かぼちゃの重さ当てや、家畜との触れ合いなど、子どもたちが楽しめるものもたくさん」(アメリカ オレゴン州在住・クラーク祐子さん/4歳&1歳男の子ママ)

「この時期は街全体がハロウィンモード。おもちゃ屋さんなどのお店はもちろん、一般の家庭でもクリスマスと同様にイルミネーションなどの飾りつけをしています。この飾りをつけている家は、子どもたちはお菓子をもらいに行って大丈夫という合図です」(アメリカ ニューヨーク州在住・M.Iさん/2歳女の子ママ)

 

Q. 日本でハロウィンに似た行事はある?

A. 日本の「お盆」も先祖の霊を迎える行事です

先祖の霊や精霊を迎えたり、そのための迎え火をたいたりするという点では、日本のお盆とハロウィンはよく似ています。また、北海道には七夕に子どもがゆかた姿でちょうちんを持ち、歌いながら近所を回ってろうそくやお菓子をもらい歩く「ろうそくもらい」という習わしがあります。

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