「周りの人に理解してもらいにくい」HSCを育てるkodomoeママパパのお悩みにHSCママカウンセラーがこたえます!
2025年2月21日

「周りの人に理解してもらいにくい」HSCを育てるkodomoeママパパのお悩みにHSCママカウンセラーがこたえます!

周りの人の気持ちやささいな刺激にとても敏感で、「気が付き過ぎる」ゆえに疲れやすかったり不安になったり……。わが子の繊細さや敏感さが心配なママパパ、そんなわが子を理解し、伸び伸び育てるポイントを一緒に学んでいきましょう。今回は「繊細、大げさ、気が付き過ぎる『ひといちばい敏感な子』の育て方」を特集。
周囲の無理解や、見通しが立たないことの不安etc. HSCを育てるkodomoeママパパのお悩みに、同じくHSCママであるカウンセラーが、考え方や現実的な対処法をアドバイス!

HSCとは

Highly Sensitive Childの略。感覚がとても敏感で、思慮深い性質を持つ子どものことで、1996年にアメリカの心理学者エイレン・アーロン博士が提唱した概念です。

その子の力を信じれば
きっといい方向に

「今小学2年の長女がHSCです。園への行き渋りをきっかけにHSCを知り、そこから私もいろいろ情報を集めたり、たくさん勉強しました。今回みなさんのお悩みを拝見して、どれも『分かります!』と手を取りたい気持ちになりました(笑)。

HSCを育てていると『このままで大丈夫かな?』と、見通せないだけに見通しがほしい。わが家もみなさんのほんの半歩先を行く程度ですが、時間をかけていろいろ試行錯誤してきてうまくいったことなどがヒントになると嬉しいです。素晴らしい力を持つHSC、その子の自ら育つ力を信じて、一緒に子育てを楽しみましょう!」(カウンセラー高野さん)

「周りの人に理解してもらいにくい」

HSCを育てるkodomoeママパパのお悩み

まだ起きていないことを予想して不安になることがよくありますが、夫は理解できず「甘えるな!」と叱ってしまうので困っています。(ayachanさん/5歳女の子ママ)

息子は大きな音に敏感で、新しい環境には、観察して安心してから少しずつ慣らしていきます。それに対して「男らしくない」「親が慎重過ぎる」と言う人が……。(にどねさん/4歳男の子ママ)

娘は特に味に敏感で、いつもと違うメーカーのケチャップに変えたら、ひとくち食べただけで気づかれることも。偏食とはまた違うこだわりなので、ママ友には理解してもらえないこともありモヤモヤ。(ゆいママさん/5歳女の子、2歳男の子ママ)

Answer
知識としてHSCを知ってもらうのが◎

「周りの人に理解してもらいにくい」HSCを育てるkodomoeママパパのお悩みにHSCママカウンセラーがこたえます!の画像1

「特に共に子育てする夫がそうだと辛いですよね。男性は論理的に説明すると理解しやすい場合が多く、HSCの本や記事などを提示してあげるのもおすすめです。ママ友などの場合は『うちの子はこうなんだ』と言えるとすごくラクになります。お互いの違いを受け入れられると、とてもいい関係が作れますよ」

「周りの人に理解してもらいにくい」HSCを育てるkodomoeママパパのお悩みにHSCママカウンセラーがこたえます!の画像2

教えてくれたのは
高野あゆみさん
たかのあゆみ/心理カウンセラー。2018年に「HSC子育てサロン」を立ち上げ、HSCに関する情報発信、個別相談、HSCママのオンラインお茶会などを通して、HSCが育ちやすい社会を目指す。

イラスト/入江めぐみ(kodomoe2022年2月号掲載)

シェア
ツイート
ブックマーク
トピックス

ページトップへ