2024年6月10日

子どもの歯列矯正、何歳から始める? どのようなものがある? 矯正した方がいいケースとは?【最新号からちょっと見せ】

子どもの歯とお口の健やかな成長は、将来的な健康にもかかわります。kodomoe6月号では、発達過程の子どもだからこそ大事にしたい日々の習慣を、小児歯科専門医がレクチャー。今回は、痛い、高い、大変……などのイメージもある子どもの歯科矯正から、一部をご紹介します。

何歳から? 歯列の戻りはないの?
歯列矯正、基本のキ

Q 何歳から始めるのがベスト?

A 小学1~2年生から始める子が多いけれど
幼児から始めたほうがいいケースも

「あごの骨にも問題がある場合は、骨のやわらかい成長時期に治療する必要があるため、叢生の場合は小学1~2年生で始める子が多いです。ですが、受け口などは3歳くらいで直した方がよく、状態によって適した開始時期は異なります」

Q 矯正方法はどのようなものがある?

A 固定式やマウスピースなど
歯の状態で決めます

「矯正の器具はバネで固定するタイプ、マウスピースのタイプなどがあり、何を使うかは歯の状態や、虫歯になりやすいかなど歯質などを見て決めます。夜だけ着用して昼間は外せるものもあります」

子どもの歯列矯正、何歳から始める? どのようなものがある? 矯正した方がいいケースとは?【最新号からちょっと見せ】の画像1

歯列矯正したほうがいいケース

子どもの歯列矯正、何歳から始める? どのようなものがある? 矯正した方がいいケースとは?【最新号からちょっと見せ】の画像2歯がデコボコに生えている
子どもの歯列矯正、何歳から始める? どのようなものがある? 矯正した方がいいケースとは?【最新号からちょっと見せ】の画像3上の歯が下の歯にかぶさっていない(受け口)
子どもの歯列矯正、何歳から始める? どのようなものがある? 矯正した方がいいケースとは?【最新号からちょっと見せ】の画像4出っ歯になっている

子どもの歯列矯正、何歳から始める? どのようなものがある? 矯正した方がいいケースとは?【最新号からちょっと見せ】の画像5歯並びが悪い背景には上下のあごの骨のバランス、口腔機能のクセなどの要因が。矯正に対するスタンスや知識は歯科医院によってさまざまなので、即断せず何か所か説明を聞いてみるのがおすすめ。

教えてくれたのは
坂部潤さん
さかべじゅん/キッズデンタル院長。小児歯科専門医。歯学博士(小児歯科学)。虫歯治療から矯正治療まで幅広く対応し、定期健診を含めた継続型の治療を提供する。4児のパパ。

イラスト/macco(kodomoe2024年6月号掲載)

kodomoe6月号では他にも、「これだけは意識したい 歯とお口に大事なこと」や「いい歯とお口のための 食事・歯磨き・定期健診」などをご紹介。

「きれいな歯並び=元気な体! 今日から始める『お口育』」kodomoe4月号でお楽しみください。

子どもの歯列矯正、何歳から始める? どのようなものがある? 矯正した方がいいケースとは?【最新号からちょっと見せ】の画像6

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