きれいな歯並び=元気な身体!「食事」が歯とお口を育てる!? 今日から始める「お口育」【最新号からちょっと見せ】
子どもの歯とお口の健やかな成長は、将来的な健康にもかかわります。kodomoe6月号では、発達過程の子どもだからこそ大事にしたい日々の習慣を、小児歯科専門医がレクチャー。その中から、子どもの歯とお口を育てる3本柱のひとつ「食事」についてお伝えします。
いい歯とお口のための
食事・歯磨き・定期検診
子どもの歯とお口を育てるには「3本柱」がポイント! 日々の習慣の見直しが、健全な口腔環境を育てます。
食事
「手づかみ食べ」で
“ほどよい量”を知る
「固形物が食べられるようになったら“手づかみ食べ”もいいですね。自分で口に入れる適量を知る練習なので、細かくしすぎなくてOK。後片づけしやすいゆでたにんじんやパンなどで試してみて」
歯とお口の発達に
合った食べ物を
「よく噛むようにと噛み応えのある食べ物を出しても、歯が生え揃っていなければ難しい。子どもの歯とお口の発達に合った硬さが大事です。汁物で流し込んだりなどしていたら、硬すぎないか確認してみても」
3食+おやつは
時間を決めよう
「糖質が口の中にある時間が長くなるほど虫歯になりやすい。朝昼晩の食事に10時と15時のおやつというように、食べる時間を決め、それ以外は飲み食べしないことが大事。1歳半以降は授乳が虫歯のリスクになるので、卒乳を考えるか、歯磨き時にフッ素を使うなどの対策を」
教えてくれたのは
坂部潤さん
さかべじゅん/キッズデンタル院長。小児歯科専門医。歯学博士(小児歯科学)。虫歯治療から矯正治療まで幅広く対応し、定期健診を含めた継続型の治療を提供する。4児のパパ。
イラスト/macco(kodomoe2024年6月号掲載)