「これなあに?」が始まったら。言葉を引き出すコツ&遊びを紹介!【最新号からちょっと見せ】
なかなか語彙が増えないなど、多くの親御さんが悩む「言葉がゆっくり」問題。kodomoe8月号では、SNSで人気の言語聴覚士“なな先生”に、おうちで取り組めて、言葉の発達を促すアプローチ法や、お悩みへの回答をうかがいました!
kodomoe webではその中から、「言葉を引き出すコツ&遊びを紹介! ぽんぽん期(1歳6か月頃~)」をご紹介します。
発達段階別
言葉を引き出すコツ&遊びを紹介!
語彙が一気に増える
ぽんぽん期(1歳6か月頃~)
加速度的に言葉の数が増え、「語彙爆発」を迎える子も。「これなあに?」の質問攻めが始まり出したら、言葉同士のネットワークがつながり出し、会話によるコミュニケーションへの意欲が高まっているサイン。大人は、正しく答えなきゃと身構えず、まずは言葉のやりとりを楽しんで。
言葉がけ POINT
あえて待たせて、発語につなげる
頭の中でイメージする力は、言葉の発達に重要。それには「予測して待つ」練習がおすすめです。例えば子どもが好きな「高い高い」を2~3回繰り返した後、子どものほうから「もう1回」が出るまでストップ。「高い高い」のイメージ=やってほしいことを、言葉で伝えられるように。
おすすめの遊び
イメージ力を育む 宝探しゲーム
お気に入りのおもちゃに箱をかぶせて隠し、「どこかな?」と探してもらいます。最初は目の前で隠してもOK。「見えないけれど、この中に入っている?」とイメージする力が育ちます。「あったね!」など、場面に合わせた言葉をかけて。
教えてくれたのは
寺田奈々さん
てらだなな/言語聴覚士。慶應義塾大学文学部卒。病院やプライベートのクリニックなどで相談・支援に携わる傍ら、おうち療育用「コトリドリル」シリーズを制作・販売。
Instagram:@stkotori
イラスト/きどふみか(kodomoe2022年8月号掲載)