感染予防のために、加湿器&暖房の上手な使い方【最新号からちょっと見せ】
冬はインフルエンザやノロ、かぜなど感染症の心配が増す季節。今年は新型コロナもあって、より大きな不安を感じているママもいることでしょう。kodomoe2020年12月号では、楽観視し過ぎず、でも過敏になり過ぎず家族でできる対策を、小児科専門医の森戸やすみさんがレクチャーします。
kodomoe webでは、その中から一部をご紹介します。
加湿器&暖房で
病原体の繁殖を防ごう
100%確実に防げる方法はないけれど、リスクを減らすことは大事。家庭内感染を広げないためにも、家族みんなで習慣化したい。
ウイルスは乾燥して気温が低い状態が好き。活性化を防ぐために湿度40〜50%を維持するように加湿器を活用して。空気を加湿することで、ウイルスなどの病原体を含んだホコリの舞い上がりも防げるので一石二鳥。
結露によるカビに注意!
スチームを炊き過ぎたり家の壁の性質によっては、加湿器の使用で室内にカビが発生することも。
カビの胞子を吸い込むと鼻炎や気管支喘息などのアレルギーが出る恐れもあるので、気をつけて。
森戸やすみさん
もりとやすみ/小児科専門医。NICUや小児科クリニック勤務を経て現在は東京・谷中のどうかん山こどもクリニック勤務。診療のかたわら、著作やメディアでママの子育ての不安をやわらげる情報を発信。
イラスト/山田美津子