運動会に遠足、おでかけ。サクサクの唐揚げたっぷりの「手まりおにぎり弁当」
行楽の秋。運動会に遠足、そして連休には家族でおでかけと、イベントが目白押しです。簡単なのに華やか、開けた瞬間心躍る行楽弁当で、秋を楽しく過ごしませんか?
※電子レンジの加熱時間は600Wのものを目安にしています。材料はすべて3~4人分です。
サクサクの唐揚げをたっぷりと
「手まりおにぎり弁当」
行楽弁当は前日に準備を進めておけば、当日は慌てません。時間が経ってもおいしさをキープするコツ、お教えします! 今回は、サクサクの唐揚げをたっぷりと「手まりおにぎり弁当」の作り方をご紹介します。
手まりおにぎり
ふりかけでカラフルに。
【材料】
温かいごはん…270g×3
市販のふりかけ3種(鮭や青菜など)…各適量
海苔…適量
【前日】
ボウルにそれぞれごはん、ふりかけを入れて混ぜ、冷蔵室に一晩置く。
【当日】
1、冷蔵室に入れておいたごはんを電子レンジで約1分30秒加熱する。
2、ラップにごはんを約90gずつのせて丸く握り、約1cm幅に切った海苔を放射線状に巻きつける。
おせんべい唐揚げ
衣におせんべいを入れるとサクサクに。
【材料】
鶏むね肉…350g
A にんにく(すりおろし)、しょうが(すりおろし)…各小さじ1/2
みりん…大さじ1と1/2
しょうゆ…大さじ1
片栗粉…大さじ1/2
B 片栗粉…大さじ2
小麦粉…大さじ1
せんべい(しょうゆ、塩)…各40g
揚げ油…適量
【前日】
1、鶏肉はキッチンペーパーで水けを押さえ、食べやすい大きさにそぎ切りにする。ポリ袋に入れてAを加え軽く揉み込み、冷蔵室に一晩置く。
2、せんべいは細かく砕く。
【当日】
1、鶏肉の入った袋にBを加えてよく揉み込み、2等分する。せんべいをそれぞれにまぶす。
2、フライパンに高さ1.5cmまで油を注いで、170度に熱し、1を重ならないように入れて触らずに約1分30秒揚げる。上下を返してさらに約1分30秒揚げてバットにあげ、油を切る。
おせんべいは甘くないものなら何でもOK。しょうゆ、塩のどちらか一つでも。
魚肉ソーセージの
卵焼き
ソーセージを軸にすると巻きやすい。
【材料】
魚肉ソーセージ…2本
サラダ油…小さじ1
A 卵…3個
はちみつ(※)…大さじ1/2
塩…小さじ1/4
水溶き片栗粉…大さじ1
サラダ油…適量
※はちみつは1歳未満のお子さんには与えないでください。
【前日】
1、魚肉ソーセージはフライパン(または卵焼き器)の大きさに合わせて切る。
2、フライパンに油を中火で熱し、混ぜ合わせたAの半量を入れゆるめのスクランブルエッグ状態にする。1の半量をのせて弱火で底が固まるまで焼いて巻き、転がしながら中まで火が入るまで焼く。残りも同様に作る。粗熱が取れたらラップに包んで冷蔵室に一晩置く。
【当日】
ラップに巻いたまま電子レンジで約2分加熱し、粗熱が取れたら4等分に切る。
カラフル
ロールキャベツ
チーズの塩けがアクセント。
【材料】
キャベツ…4枚
にんじん(せん切り)…1/2本
冷凍ほうれん草…100g
スティックチーズ…4本
オリーブオイル…小さじ1
塩…小さじ1/3
こしょう…少々
【前日】
1、ポリ袋ににんじん、塩の半量を入れて揉み込み、しんなりしたら水けを絞ってオリーブオイルの半量、こしょうの半量を加えて和える。
2、耐熱ボウルに冷凍ほうれん草を入れ、ふんわりとラップをかけ電子レンジで約3分加熱する。水けをしっかり絞り、残りの塩とオリーブオイル、こしょうを加えて和える。
3、キャベツは芯を取り除いて縦半分に切り、ふんわりラップをかけて電子レンジで約3分加熱する。野菜はすべて冷蔵室に一晩置く。
【当日】
3のキャベツを2枚重ね、1、2、チーズをのせてきつめに巻き、ラップで包む。残りも同様に作る。冷蔵室で10分以上冷やし、弁当箱の大きさに合わせて切る。
POINT
ごはんは握る前にレンチンすればいいので、前日から仕込んでおけます。時間が経ってもしんなりしないよう、唐揚げは衣におせんべいを。
教えてくれたのは
上島亜紀さん
かみしまあき/料理研究家。自宅にて料理教室を主宰。息子さんの大学卒業まで約10年、弁当を作り続けた経験を活かした、子どもウケ抜群のレシピに定評がある。著書多数。新刊は『丸ごと野菜の使い切りレシピ』( Gakken )。
撮影/砂原文 スタイリング/阿部まゆこ(kodomoe2023年10月号掲載)