自由研究はスイーツで! 身近な材料で実験できる「レンチンジャム」【最新号からちょっと見せ】
子どもが大好きなグミやプリン、そしてジャム。お馴染みのスイーツには自由研究のネタが豊富に詰まっています。kodomoe8月号では、「なぜこの味や食感になるのかな?」と一緒に考えながら、スイーツづくりに挑戦する「身近な材料で実験できるよ! スイーツ自由研究」をご提案。kodomoe webでは、その中から「レンチンジャム」の自由研究をお伝えします!
※電子レンジの加熱時間は600Wのものを目安にしています。
レンジでジャムが作れる!
食感の秘密はレモンにあり
「レンチンジャム」
【材料(作りやすい分量)】
イチゴ、ブルーベリー … 合わせて100g
砂糖 … 40g
レモンの搾り汁 … 小さじ1
【作り方】
下準備……バットにオーブンシートを敷いておく。
1、イチゴは洗ってへたを除き、縦4等分に切る。ブルーベリーは洗って水けを拭く。直径15cmの耐熱ボウルに入れ、砂糖をまぶして約1時間置く。
2、1を電子レンジで約5分加熱する(※)。レモンの搾り汁を加えてよく混ぜ、粗熱が取れたら冷蔵室で冷やす。
★もう一つ同様に作り、最後にレモンの搾り汁を加えないものと比較してみよう。
※コップテストをする。コップに水を入れ、ジャムを1滴落としてみて、底まで沈むようならOK。表面でジャムが散るようなら煮詰め不足なので、30秒ずつ追加加熱する。
レモンの搾り汁を入れていない方
レモンの搾り汁を入れた方
ブルーベリーに含まれるアントシアニンはpHによって色が変わる。レモンの搾り汁を加えると酸性に変化するので、色が鮮やかになる。色の変化の実験にもなる。
POINT
ペクチンという物質が加わることでジャムがとろとろに。ペクチンはレモンに多く含まれているので、レモンの搾り汁を加えたほうはよりとろりとするよ。ペクチンは砂糖に反応するから砂糖の量は控えすぎないようレシピ通りに作ってね。
教えてくれたのは
八木佳奈さん
やぎかな/フードスタイリスト。書籍や雑誌でスタイリストとして活躍するほか、自身でも料理制作を手掛ける。著書に『バムとケロのおいしい絵本』(島田ゆか/監修 文溪堂)などがある。
撮影/松村隆史 スタイリング/河野亜紀(kodomoe2024年8月号掲載)