毎日のごはんやおやつに大活躍! 北海道、宮城、群馬のご当地おかず【最新号からちょっと見せ】
各地で受け継がれてきた郷土料理は、毎日のごはんやおやつにも大活躍します。旅するように、日々の献立にご当地おかずを取り入れてみてください。kodomoe4月号の「みんなのご当地おかず」から、北海道、宮城県、群馬県のご当地おかずをご紹介します!
北海道「いももち」
レンチンしたじゃがいもを潰し、丸く成形したら片栗粉をまぶす。バターを入れたフライパンで両面を焼く。そのまま食べてもおいしいし、甘じょっぱいタレをからめてみたらし風にしたり、海苔を巻いても。開拓時代に、もち米の代わりにじゃがいもやかぼちゃを使ったことがはじまり。
宮城県「笹かまぼこの磯辺揚げ」
薄力粉に卵、塩、青のり、水を混ぜて衣を作り、笹かまぼこにまとわせて、揚げる。明治・大正時代には「手のひらかまぼこ」や「木の葉かまぼこ」と呼ばれていたが、旧仙台藩主・伊達家の家紋にちなみ、昭和初期には「笹かまぼこ」という名前に。おやつやおつまみの定番。
群馬県「ぎゅうてん」
薄力粉と水を混ぜ、輪切りにした長ねぎと干しエビを加えてよく混ぜ、生地を作る。油を熱したフライパンに生地を流し、両面をよく焼く。ヘラやフライ返しで「ぎゅー」と押しつけて焼き、ソースと青のりをかけて食べる。小麦の名産地である桐生市では、昔からおやつや副菜として親しまれている。
教えてくれたのは
吉川愛歩さん
よしかわあゆみ/フードコーディネーター・フリーランスの編集・ライター。kodomoe4月号ではP.20の「私のキッチン物語」にも登場。kodomoe webにて「おうちでカンタン!郷土ごはん」を連載。kodomoe.net/serial/kyoudogohan/
イラスト/江夏潤一(kodomoe2024年4月号掲載)