昨日の晩ごはんのおかずが「ついで弁当」に大変身!忙しい朝におすすめの4つの簡単レシピ
昨日の晩ごはんのおかずをほんの少しアレンジするだけの「ついで」弁当。お弁当づくりの不安がふっとぶ4つの簡単レシピをお届けします。
後半では、冷蔵庫に入れておきたい「あると頼りになる! 便利食材リスト」をお届けします。
ついで弁当
ここがラク!
・忙しい朝でもすぐに作れる
・おかず選びに悩まなくなる
・味がなじんでさらにおいしくなる
晩ごはんのおかずを使ってついで弁当
驚きのアイディアで、昨日の晩ごはんのおかずが子どもが喜ぶお弁当おかずに早変わり!
アレンジ前の晩ごはんのレシピとともにお届けします!
カジキのチーズ焼き弁当
ほぐしたカジキにチーズをのせて香ばしくチーズの塩けでごはんが進む!
材料 (1人分)
カジキのバター焼き…1/2切れ
ピザ用チーズ…適量
じゃがいも…100g
コーン…大さじ1
マヨネーズ…大さじ1/2
牛乳…適宜
枝豆(冷凍)…適宜
梅干し(種を除いたもの)…適宜
ごはん…茶碗1杯分
作り方
1. カジキのバター焼きを食べやすい大きさにほぐしてアルミホイルケースに入れ、ピザ用チーズをのせる。オーブントースターで焼き色がつくまで焼く(約8分が目安)。
2. じゃがいもは皮をむき、ラップに包んで電子レンジで1分加熱する。やわらかくなったらラップごともみつぶす。粗熱が取れたらボウルに移し、コーン、マヨネーズを加えて混ぜる。固いようだったら牛乳を少量加え調整する。
3. 粗熱を取ったごはん、1、2を弁当箱に詰めて好みで枝豆を添える。好みでごはんの上に梅干しをのせる。
バターの香りでリッチな味わい
カジキのバター焼き
材料 (4人分)
カジキ…4切れ(厚さ約1.5cm)
酒…大さじ1
塩、こしょう…適量
バター…10g
作り方
1. カジキに酒をからめて約5分置き、さっと水洗いをして水けを拭き取る。塩、こしょうを振る。
2. フライパンにバターを入れて中火にかける。バターが溶けて泡立ってきたら1を入れ、1分半焼く。裏返してさらに1分焼く。
オムライス弁当
ボウルに食材を入れてチンするだけ! 弁当箱の蓋を利用すれば上手に包めます。
材料 (1人分)
鶏もも肉のトマト煮込みの
鶏肉…1切れ
A鶏もも肉のトマト煮込みのソース…大さじ2、ごはん…100g、ミックスベジタブル(冷凍)…大さじ2、バター…5g
卵…1個
ブロッコリー…3房
Bツナ…大さじ1、マヨネーズ…小さじ1
塩…適量
サラダ油…適量
ケチャップ…適量
作り方
1. 鶏肉を粗く刻んで耐熱ボウルに入れ、Aを加えてふんわりラップをかける。電子レンジで2分加熱して取り出し、全体を混ぜる。塩で味をととのえ、粗熱を取る。
2. ボウルに卵を割りほぐして塩少々(分量外)を振る。フライパンにサラダ油を薄くしいて中火にかけ、薄焼き卵を焼く。
3. ブロッコリーはさっとゆでてキッチンペーパーで水けを拭き取り、食べやすい大きさに切る。ボウルにBを入れて混ぜ、ブロッコリーを加えて混ぜる。
4. 弁当箱の蓋に2をのせて1をまんべんなくのせる。ケチャップを絞り、薄焼き卵の端を折りたたみ、その上に弁当箱をかぶせてひっくり返す。3を添える。
ボウルにすべて入れてレンジにかけるだけ。野菜は冷凍ミックスベジタブルを使えば手軽。
鶏肉の旨味が染み出た煮汁が絶品
鶏もも肉のトマト煮込み
材料 (4人分)
鶏もも肉…小2枚(500g)
トマト缶(ダイスカット)…1缶
にんにく…1片
塩…小さじ2/3
こしょう…適量
オリーブオイル…大さじ1/2
粉チーズ…適宜
作り方
1. 鶏肉は1枚を8等分に切り、塩、こしょうをすり込む。にんにくは叩いてつぶし、芽を取っておく。
2. フライパンにオリーブオイルを強めの中火で熱し、鶏の皮を下にして並べる。そのままさわらず2分ほど焼き、こんがり焼き色がついたら裏返してさっと焼く。
3. 出てきた脂をキッチンペーパーで吸い取る。肉を端に寄せ、オリーブオイル大さじ2(分量外)、にんにくを入れ中火にかける。香りが立ってきたらトマト缶を加え、一煮立ちしたら弱火にし、時々混ぜながら約8分煮る。仕上げに味を見て、塩、こしょう適量(分量外)で味をととのえる。好みで粉チーズを振る。
豚の照り焼き弁当
調味料が沸いてから肉を加えて! 固くなる原因の「火の通りすぎ」を防げます。
材料 (1人分)
ポークソテー…1/2枚
Aみりん…小さじ2、しょうゆ…小さじ1
冷凍ほうれん草…50g
ベーコン…1枚
ミニトマト…適量
サラダ油…小さじ1
塩…適量
黒ごま…適宜
ごはん…茶碗1杯分
作り方
1. ポークソテーは食べやすい大きさに切る。フライパンにAを入れて中火にかける。沸いたらポークソテーを加え、照りが出るまで加熱する。
2. ベーコンは5mm幅に切る。フライパンにサラダ油をしき、冷凍ほうれん草、ベーコンを入れて中火にかける。ほうれん草が温まったら塩を振り、味をととのえる。
3. 粗熱を取ったごはん、1、2を弁当箱に詰めてミニトマトを添える。ごはんの上に好みで黒ごまを振る。
合わせ調味料が沸いてから、肉を加える。さっとからめて照りが出てきたら引き上げる。
シンプルな塩味だからアレンジしやすい
ポークソテー
材料(4人分)
豚ロース肉(とんかつ用) …4枚
塩…小さじ1/2
こしょう…適量
サラダ油…小さじ1
作り方
1. 豚肉を冷蔵庫から出して約10分置く。豚肉の筋を切り、両面に塩、こしょうを振る。
2. フライパンにサラダ油を中火で熱し、盛り付け面を下にして豚肉を並べる。蓋をして約2分半焼く。
3. 蓋を取り、肉を裏返してさらに2分半焼き、皿に盛る。
じゃがいものお焼き弁当
汁もれが心配な肉じゃがはつぶして、ぱくっとつまめるお焼きに!
材料 (1人分)
肉じゃが…約70g
※じゃがいも2個と食材各少量が目安
パプリカ…30g
きゅうり…1/4本
かつお節…少々
片栗粉…小さじ1
サラダ油…小さじ1
Aみりん…小さじ1、しょうゆ…小さじ1/2
塩…少々
海苔…適宜
ごはん…茶碗1杯分
作り方
1. 肉じゃがのじゃがいもはふんわりラップで包んで約1分加熱する。フォークでつぶす。肉じゃがの他の食材は細かく刻む。
2. ボウルに1、片栗粉を入れてしっかりと混ぜ、一口大に成形する。
3. フライパンにサラダ油を弱めの中火で熱し、2をのせ両面にこんがりと焼き色がつくまで約4分焼く。
4. パプリカは5mm幅に切る。フライパンにサラダ油少々(分量外)を中火で熱し、パプリカを約1分炒める。火を止め、Aを加えて再度中火にし、さっと煮からめる。
5. きゅうりは食べやすい太さの輪切りにして塩を振り約5分置く。水けを拭き取り、かつお節を和える。
6. 粗熱を取ったごはん、3、4、5を弁当箱に詰める。ごはんの上に好みで小さく切った海苔をのせる。
肉じゃがをつぶして混ぜ合わせたら、子どもが食べやすいよう小さな一口大に成形する。
だしいらずのお手軽肉じゃが
肉じゃが
材料(4人分)
牛肉切り落とし…100g
Aしょうゆ、砂糖…各大さじ1、みりん…大さじ1/2
じゃがいも…中3個
にんじん…1/2本
玉ねぎ…1個
サラダ油…大さじ1/2
Bしょうゆ…大さじ1、みりん、酒…各大さじ1/2
作り方
1. 肉は食べやすい大きさに切り、Aをもみ込む。
2. じゃがいもは皮をむき一口大に切る。にんじんは厚さ7mmの半月切りにし、玉ねぎは1cm幅に切る。
3. 鍋にサラダ油を中火で熱し、2を加えてさっと炒める。Bを加えて全体を混ぜ、1を表面に広げるようにして加える。水70mℓを加えて一煮立ちしたら、蓋をして弱火で約8分煮る。
4. 蓋を取って全体をよく混ぜ、煮汁を煮詰めながらじゃがいもがやわらかくなるまで約5分煮る。
※電子レンジは600W、オーブントースターは1000Wの場合の目安です。
これだけ冷蔵庫に入れておいて!
あると頼りになる! 便利食材リスト
便利な食材が冷蔵庫にひとつあるだけで、寝坊したって、
やる気が出なくたって、毎日のお弁当づくりはなんとかなります!
メイン食材
大切な栄養・タンパク質の宝庫。
さっと焼くだけでいいものを。
ウィンナー
子どもが大好きな味。細かく切ってごはんと混ぜるとボリュームアップ。
鮭の切り身
一年中手に入る甘塩鮭が便利。塩けがきいているので調味料いらずです。
卵
形がきれいな卵焼きにしなくてもOK。ゆでたり、炒ったり活用して。
鶏肉
焼く、蒸す、揚げる、どんな調理法でも子どもウケする食材です。
ちくわ
加熱せずに食べられるので、時間がないときに重宝します。
野菜
冷凍のものも上手に活用すれば時短に。
お弁当の差し色としても活躍。
ほうれん草
栄養豊富なほうれん草は、冷凍のものをストックしておくと便利。
ブロッコリー
お弁当野菜の定番。あらかじめ小房に分けてから保存しておきましょう。
ミニトマト
ちょっとしたすき間に詰めて。赤が差し色になってお弁当が華やかに。
じゃがいも
電子レンジで下ごしらえできるので意外と便利。サラダにして副菜に。
冷凍ミックスベジタブル
ちょっとおかずが地味すぎたかしらというときに投入。食欲をそそる彩りに。
冷凍枝豆
ごはんやサラダ、様々なものに混ぜて彩りに。さやのまま詰めても。
缶詰め・乾物
今日のお弁当何か物足りないかも?
というときの救世主。
ツナ缶
旨味があるので味が決まりやすくて◎ 汁は切ってから使って。
コーン缶
子どもウケNO.1野菜。いつものおかずに混ぜてあげると喜びます。
ごま
ごまを使うとコクがプラスされるので、薄味でもおいしくなります。
海苔
磯の香りにごはんがすすみます。細かく切って、ふりかけがわりに。
教えてくれたのは
上田淳子さん
うえだじゅんこ/料理家。双子の男の子の母としての経験を活かしたレシピが大人気。著書に『3歳からのお弁当』、『あたらしい一汁三菜』(ともに文化出版局)など多数。
撮影/邑口京一郎 スタイリング/池水陽子 イラスト/おいたまい デザイン/高橋朱里(kodomoe2018年6月号掲載)
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