「だし」で野菜を食べやすく。子どもの苦手なピーマンがおいしく大変身!
2019年11月1日

「だし」で野菜を食べやすく。子どもの苦手なピーマンがおいしく大変身!

野菜嫌いの子どもに少しでも野菜を食べてもらおうと、毎日あの手この手で奮闘するママは多いかもしれません。さまざまな工夫がある中から今回注目したのは「だし」です。
野菜と合わせると思わぬチカラを発揮するだしの効果で、野菜嫌いがなくなるかも? 野菜とだしの意外な関係をお届けします。

だし+野菜=おいしくて、食べやすい!

子どもたちが野菜を苦手とする理由に「苦み」や「青臭さ」があります。野菜の特徴でもあるこの苦みや青臭さは、「だし」を合わせることで食べやすくなるのだそう。
その理由は、だしのうま味と野菜のうま味が相乗効果を生み、苦みや青臭さを和らげてくれるから。

「だし」で野菜を食べやすく。子どもの苦手なピーマンがおいしく大変身!の画像1

だしにはうま味成分のグルタミン酸などが含まれていることは知られていますが、実はこのうま味成分は野菜にも含まれています。この野菜のうま味とだしのうま味が合わさることで野菜特有の味がおさえられ、さらにおいしさがアップすることで食べやすくなるというわけです。

また、だしは野菜と合わさることで野菜本来のうま味を引き出し、そのうま味を何倍にも高めるチカラがあります。野菜とだしの相性の良さを使えば、苦手な野菜が食べられるようになるかもしれません!

だしを使ってピーマン入り料理に挑戦!
子どもの反応は?

野菜の中でも苦手な子どもが多いピーマン。だしを使ってお料理すれば、ピーマンは子ども達がパクパクと食べてくれる野菜に大変身、のはず!? さっそく挑戦してみました!

「だし」で野菜を食べやすく。子どもの苦手なピーマンがおいしく大変身!の画像2

「ピーマン入りタラモサラダ」の味付けは、白だし、マヨネーズ、塩コショウのみ。たらこがアクセントのポテトサラダには、ピーマン、玉ねぎ、ニンジンとお野菜もしっかり入っています。ピーマンの特徴である苦みがほのかに残る程度のせいか、子どもはモグモグと食べてくれました。

「だし」で野菜を食べやすく。子どもの苦手なピーマンがおいしく大変身!の画像3

こちらは「ピーマン入りの炊き込みご飯」。ピーマン、ニンジン、しめじのほか、子どもたちにも人気のツナやコーン入り。ピーマンがたっぷり入っていますが苦みは程よく消え去り、細かく切ったこともあり、子どもはピーマンの存在を気にすることなく完食しました!

パラッとふりかけてうま味をプラス

さらに簡単でおススメなのが、お料理の上にそのままカツオ節をパラパラとふりかけるだけの食べ方です。ほうれん草に、ゴーヤに、サラダにも、パラパラとふりかけるだけで、実は充分にだしの風味を発揮してくれて、野菜が食べやすくなります。

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料理の幅を広げる
心強い味方の「だし」

野菜を食べやすくしてくれる効果のある「だし」は、ほかにもうれしい効果が。たとえば、味がぼんやりして決まらないときには、さまざまな素材をひとつにまとめる働きをしてくれ、「しょっぱ過ぎた!」というような味の修正が難しい場面でも味をグッと引き締めてくれるんです。料理の幅を広げる、強い味方になりそうですね。

ちなみに、だしを世界中に広める活動をおこなっている「ヤマキのだし活プロジェクト」では、だしの良いところとして7つあげています。
1、おいしく減塩できる
2、野菜がおいしくなる
3、ヘルシーな和食(低糖・低脂肪)が作れる
4、いろんな素材の味がひとつにまとまる
5、どんな料理も簡単に味付けできる
6、素材のうま味や風味を引き出す
7、身体にやさしく心を落ち着かせる

子どもの野菜嫌いはもちろん、ダイエットや健康にも一役買ってくれる「だし」。自分に合った活用法を見つけて、だしのある生活をスタートしてみるのはいかがでしょうか。

※レシピは全て「ヤマキのだし活プロジェクト」(https://www.yamaki.co.jp/dashikatsu/)を参照。

取材・文/木村一実
協力/ヤマキ株式会社 https://www.yamaki.co.jp/

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