2026年11月6日

【どう対応する? 園・先生へのモヤモヤ】登園拒否の子どもを休ませようとすると「子どもがかわいそう」と言われた! どうしたらいいの!?

わが子が幼稚園や保育園で、毎日楽しく、安全に過ごしてほしいというのは親の願い。でも時には、疑問や不安が湧いたりも……。「何か」あったとき、親はどう対応すべきか、日ごろからいい関係を作るにはどうしたらいいか――よりよい園との付き合い方のヒントを、保育の専門家・井桁容子さんに聞きました。

どう対応すればいい?
園・先生のモヤモヤ
ケーススタディ

kodomoeママパパアンケートで上がってきた実際にあったケースについて、井桁先生がアドバイス。

Q いつも、いじめたり噛んできたりするお友達がいて悩んでいましたが、
先生に言うと「自分で解決できるのを待ちましょう」だけ。
“子どもの力を信じる”派の先生で、全く解決せず、エスカレートするのみで辛かった。
どうしたらよかったのでしょうか?
(ねこねこねこさん/12歳女の子、8歳男の子ママ)

A 子ども任せでは解決しない問題です
「ママが先生に訴えたのは正解です。これは子ども同士で解決させるものではなく、保育者が適切に関わるべき問題です。ケガの理由と状況を保護者に説明することは園の責任ですし、危害を加えてくる子にはきちんと指導してくれないと困りますね」

Q 小規模保育園から今の園に転園。前の保育園は子どもを
「褒めて育てる」方針でしたが、新しい園は厳しくしつけされているようです。
「まずは叱る」といった指導方法に親子で戸惑っており、
転園を考えるべきでしょうか?
(のらりくらりさん/4歳女の子ママ)

A このままでも大丈夫?
年長児の親の意見も参考に
「今は、一斉に同じことをするのを強いる保育は否定されています。家での子どもの様子がおかしいなら、安心できる園に移ったほうがいいですね。でも転園が頻繁だとストレスにもなるので、上の組のママパパに『このままいくと年長児ではどんな感じになるのか』を聞いてみると、不安が少し和らぐかもしれません」

【どう対応する? 園・先生へのモヤモヤ】登園拒否の子どもを休ませようとすると「子どもがかわいそう」と言われた! どうしたらいいの!?の画像1

Q 子どもがお友達とふざけて、先生に注意されました。
帰りに先生から報告を受けたのですが、
「泣かなかったので、◎◎くん(うちの子)だけ厳しく注意しました」
と言われました。それ以降先生の言う事をしっかり守る
よい子になってしまいストレスを抱えているようです。
どうしたらよかったのでしょうか?
(あきさん/9歳男の子ママ)

A ため込みすぎないようにフォローを
「泣く・泣かないで育ちを推し量るのはNG。これでは子どもが納得いかず、大人に不信感を抱くようになってしまいます。“いい子”は気持ちを抑え込みがちなので、ふだんから『何かあったら先生に言おうね』と、自分の気持ちを言っても大丈夫なことを伝えてあげるといいですね」
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Q 登園拒否する長男を休ませようとすると、
電話口で積極的に登園させようと働きかけてこられました。
最終的に「子どもがかわいそう」と言われたのですが、
そうなのでしょうか?
(Horyさん/6歳&3歳男の子ママ)

A 子どもに無理をさせても
強くなるとは限りません
「子どものSOSに寄り添うことは甘やかしとは違います。強引に何かさせても、心を強くすることにならないことの方が多いのです。『気持ちを聞き入れてもらえた』という体験は、子どもが思春期になって困りごとが出たときなどにも、親に相談してみようと思えるベースを作ってくれるでしょう」

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Q 5月生まれでそれなりにしっかりした子であるが故に、
園では「あまり手がかからない子」という認識のよう。
結果的に放置気味となり、何か問題が起こっても先生が把握していなかった、
ということが度々ありました。
(おじさん/5歳女の子ママ)

A 子どもが不安を感じていたら後からでも言うべきです
「保育者のセンサーは、どうしても泣いたり騒いだりする子に反応しがち。放置されてしまった場合、子どもが何でもなければ様子見でもいいですが、不安を感じているようなら後からでもいいので伝えて。『子どもがどう感じているか』の視点があれば、クレームにはなりません」

「こうして園と付き合ってます」

気になることがあったら
まずは事実確認!

子どもの拙い話を鵜呑みにして、先生やお友達を一方的に悪者にすることがないよう、気になることがあったときは明るく冷静に事実確認。(のえるさん/10歳&3歳男の子ママ)

連絡事項は
複数人の先生に伝言

ノートに連絡事項を書いて半年も放置された経験が。それ以降、何人かの先生に直接お話しし、「念のため連絡帳にも記載してます」と伝えるように。(Tsさん/10歳女の子ママ)

あえて迎えに行き
先生と会話を増やす

バス登園で先生と会う機会も少なかったのですが、たまにお迎えに行くと先生と雑談して人となりが分かり、話すって大事だなと。(スニフさん/6歳男の子、1歳女の子ママ)

理解してもらえるよう
子どもの「取説」を用意

転園の際、子どもの取説(性格、苦手得意なこと)を簡潔に整理して書き出し、渡しました。担任以外の先生とも話す機会を増やしました。(これこのさん/6歳女の子、3歳男の子ママ)

教えてくれたのは
井桁容子さん
いげたようこ/東京家政大学ナーサリールームで42年間保育士として勤務。現在は非営利法人団体「コドモノミカタ」代表として、保育環境改善などを目的に多方面で活躍。

イラスト/うつみさえ(kodomoe2024年10月号掲載)

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